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ホタテの矢印 Go to fisterra#14森を抜けて、街を抜け、待っていたのは...

2019年 10月22日 今日はsorde l`abbaye (ソルド ラベイ)と言う町まで25kmの道のり...

森を抜けて街を抜けて、待っていたのは山でした...

山手前でヤル気をチャージする為に、黒くなりかけのバナナを日二本頬張って、これで今日もがんばれると、「活」を入れました。

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山道

朝から霧が濃く天気が悪かった、山道はアップダウンが激しく膝への負担が強くて、膝が痛くなっってくる。

滑りやすい道路、車が通るたびに雨でぬかるんだ地面に避ける。横を通る時に水を撥ねないように、気を使ってくれる人に感謝して、優しくしてもらったのを歩く力に変える。

何度も何度も雨が降ったり止んだりする天気を疎ましく思いながらも、道に垂れ下がる大きな木にも感謝しながら、気休め程度の「立ったままの休憩」を何度も繰り返し、ひたすら歩いた。

しんどいな~ってタイミングで、結構良いことって起こりやすい。

後半に差し掛かってくると、まともに休憩を取れてない身体は、かなり重くなってくる。

そんな時に子供を乗せたママさんが車を停めて、凄い心配そうに大丈夫?と声をかけてくれた。

乗ってくか聞いてくれたが、巡礼をしていることを伝えると納得して、いい笑顔で応援してくれた。とても嬉しくてやる気が漲ってきた。

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霧はこんな感じです。

山の上の町

到着した町は電波の届かない山の上にあって、雨の影響か人っ子一人居ない、物静かな町だった。

ALBERGUEはまた開いてないんだろうなと思いながらも、ホタテマークを付けた建物のチャイムを鳴らした。

人が普通に出てきたことに喜びつつ泊まれるか聞いたところ、ここは高いから無料で泊まれる場所を紹介してあげると言ってくれて、その宿までわざわざ雨の中を案内してくれた。とても優しい人だなと僕は思った。

とてもありがたいことに、僕は優しい人にばかり会う

その宿ではwifi無しの圏外だったが、とても優しいオーナーさん夫婦が歓迎してくくれて、donatiboだけど君がここにお金を入れる必要は無いと言ってくださるだけでなく、夜と朝のご飯も用意してくれた。

その老夫婦の旦那さんのジョイヴさんはとても陽気な人で、奥さんのダニさんは、知的な人だった。旦那さんが尻に敷かれてる感があって、とても仲の良い夫婦だった。

ジョイヴさんにたくさんフランス語を教えてもらった。僕が上手く発音できる度にジョイヴさんは大はしゃぎしてくれて、こっちもとても楽しい時間を過ごせた。

言語を教えてもらうだけで会話が成立することは新しい発見だ。

ただ歩いてるだけで、こんなにも立て続けて人に優しくしてもらえるのは、とても凄いなと、本当に恵まれてると感じた。

二人はキャンピングカーで生活?寝泊りするので、あとは気楽に過ごしてくれと、久しぶりに開放的なシングルベットで寝ることもできて、疲れも大分取れたと思う。

今日も優しいひとにめぐり合えたことに感謝です。

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