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STAR/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。

第104弾は

STAR

2011年9月21日発売のアルバム
STARに収録され、

後に2019年8月28日発売の
プレイリストアルバム
FAB LIST2にも収録されている曲。


出だしからバーンと始まる
バンドサウンドに心奪われ、
曲が進むに連れて曲調も変わり、
疾走感溢れる曲となっています。

MVもキラキラとした光の中で
3人の演奏シーンにも魅了されます。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。

僕は、印象の強い曲ばかりですけど、強いて挙げれば 「STAR」 と 「理想型」かな。今の自分たちはバンドの一体感を見せたいという想いが強くあって、それを形にできた2曲なので。 (山内総一郎)

GiGS 2011年11月号より

ーー例えば「STAR」のように、曲の中でリズム が目まぐるしく変わっていくような曲は、どのように出来上がっていくのでしょうか?【インタビュア】

ああいう曲って、家でアイディアが思い浮かんでも、打ち込みで作り込んでいくのって大変じゃないですか(笑)。なので、頭の中でイメージしたものをメンバーに弾き語りで伝えてその場で作っていきましたね。それが一番手っ取り早い(笑)。(山内総一郎)

ーー制作中、特に印象に残っていることはありましたか?【インタビュア】

今回は「その場で起きたハプニングは積極的に取り入れていこう」という姿勢で作業を続けていたんです。例えば、「STAR」 や 「cosmos」では、ニーヴの卓のガリが出てしまった時のノイズをそのまま入れているんですよ(笑)。そういう遊び心が、もの作りには大事なんじゃないかなって思うんです。(山内総一郎)

ーーミックスダウンの際に、エンジニアさんに何かリクエストしたことはありましたか?【インタビュア】

「STAR」のボーカルにかかっているディレイは、かかりの深さとかをセクションごとに変えているんです。そうすることで音像の立体感を際立たせたかったんですよね。あと、歌がちゃんと聴こえるように、ボーカルをどれだけ出すかにもこだわりました。(山内総一郎)

SOUND DESIGNER 2011年11月号より


ーー1曲目の 「Intro」 と2曲目の 「STAR」 は、つながってひとつの曲になっていますが、この流れは始めからイメージしていたものなのですか?【インタビュア】

そうですね。 プリプロをやっている時にそれを試そ うと思って。 まず 「STAR」のイントロが先にできたんです。 この曲のイメージというのが、再出発じゃないですけど、ドンっとバンドで大きな音を鳴らしたいと思ってたので。 全体で攻めるというか。 でも、一番頭からこのリフで行くのもな〜と思ってプリプロ中に頭を付けたって感じですね。(山内総一郎)


ーー「Intro」は不思議な宇宙的サウンドが鳴っていますが、これはどういったイメージで?【インタビュア】

メロトロンのストリングスっぽい音と、 シンセの音っていうのをイメージしていて。 コードもF#m7あたりからちょっと開けてくる感じで、どんどん光が差していく、明かりが照らしていく。 その流れで「STAR」 という曲を始めたかったんですよね。(山内総一郎)

ーー 「STAR」のイントロは、歪んでいますが、実はソロ・ ギターのような繊細な音使いをしていますよね。これはアコースティック・ギターから作ったフレーズですか?【インタビュア】

ガットギターです。 確かにガットのほうがキレイに聴こえる旋律ですよね。 だから、アコースティック・ ライブとかも予定していて、そういうところでは細かいギターのメロディを聴いてもらいたいなって思ってますけど。(山内総一郎)

ーー3拍子のイントロから、徐々に4拍子になって歌へとつながっていきますが、 その流れも印象的ですよね。【インタビュア】

ガットで作っている時から、拍子が変わって8ビー トにしたいっていうのがあって。 そのほうが突進していくイメージが湧くかなと。 最初は宅録で作ってたんですけど、なかなか回りくどくなっていっちゃったんです。でも、プリプロのスタジオでみんなに口で説明したら すごくスムーズにいきました。 このアルバム自体は東京事変の刄田綴色さんに叩いてもらったんですけどプリプロの時はいろいろなドラマーの人に来てもらったんですよ。 スウェーデン人のフレドリックだったり、Detroit 7の美代ちゃん (山口美代子) だったり、 あらきゆうこさんだったりに手伝ってもらいました。(山内総一郎)

ギターマガジン 2011年10月号より


ーー「STAR」は制作の順番的にもほぼ最初の曲ですね。【インタビュア】

そうです。この曲は、バンドで最初に合わせた時に“いいんじゃない!”みたいな(笑)。音楽をつくる喜びをすごく感じた曲ですね。(山内総一郎)

ーー歌詞に♪星を目指そう 猿と目指そう♪とありますが、なぜ猿と一緒に目指すんですか。【インタビュア】

再出発というか、僕らはイチからなんで、それを表現したかったんです。 猿から進化していくっていう。(山内総一郎)

CD&DLでーた 2011年9月〜10月号より


アルバムに向けてのプリプロ作業を始めていた今年の2月頃に生まれた曲。「ライブのオープニングにふさわしい、ドーンと始まる曲を作りたい」というソウ君の思いをそのままぶつけて出てきたインパクトのあるギターリフやメロディを、プリプロのスタジオで曲に仕上げていきました。この曲が出来てからアルバムの方向性がどんどん見えてきた、という象徴的な曲で、タイトルトラックとしてもアルバムの幕開けを飾るポジションとしても、全員の意見が一致した曲でもあります。曲中で拍子とテンポが変化する、フジファブリックらしいユニークな展開を見せますが、これにより加速する疾走感がより効果的に伝わっていると思います。冒頭の「星を目指そう 猿と目指そう」というフレーズには、最初にソウ君が持って来た仮歌段階からほぼ近い形で詞が乗っていました。「“猿”というのは人間の祖先というか、その言葉が表すようなプリミティブな存在感や感情を曲に込めたかったんです」とソウ君。ジャケットやアー写に使われている写真では、その言葉にインスパイアされたデザイナー北山さんのアイデアで、メンバーが白いバナナをシュールに保持しております。

フジファブリック STAR ライナーノーツより


レコーディングで起きたハプニングも
味方につけてできた
STARの曲作りも伺える
貴重なインタビューになっています✨

フジファブリックの
再出発の曲ということもあり、
色んな楽器を使用したり、
色んなドラマーさんに
レコーディング参加してもらったりと
試行錯誤したことが伺えますね✨


歌詞について

ここからは個人的な歌詞解釈になります。
上記の歌詞リンクを見ながら、
温かい目が見ていただけると幸いです。


この曲の歌詞に出てくる“猿”は祖先だったり、
人の原型だったりとも捉えられますが、
”曲について“紹介したインタビューで中で、
山内さんはバンドの再出発を
人間の始まりとかけているようでした。

“星を目指そう”の“星(STAR)”は
志村さんのことと捉えれば
なんとなく歌詞の内容に
一致するような気がします。

”こんなに近いのに遠くもあるのだな“
“君の声はこだましてる”

今までずっと一緒にバンドを続けてきた
志村正彦というメンバーが目の前から
いなくなってしまった。

今だに信じられなくて、
残った3人は
色んな思いが巡っていたはず。

でも大事なことは
バンドをなくしてはいけない。
だから今は…再出発のために…

“巡る思いは置いといて さあ行きますか”
と歌い、メンバーは前に進んで行く。

そうバンドの再出発を
イチから始まりに変えて、
歌詞に込めたのではないでしょうか。


個人的な話

STARは3人体勢になってから
初のアルバムリード曲。

フジファブリックが再始動する
決意表明の曲ということもあり、
発売された日から、
今に至るまで節目のライブで
必ず演奏される大切な曲になりました。

なので、過去のライブ映像が
沢山残っているので、
紹介させていただきます。


徒然モノクローム/流線形【初回生産限定盤】

初回限定盤のDVDに
ホシデサルトパレードツアーで披露された
STARが収録されています。


Light Flight【初回生産限定盤】

初回限定盤のDVDに
徒然流線ツアーで披露された
STARが収録されています。


FAB LIVE ~Special Limited Edition~【完全生産限定盤DVD】

2011年のホシデサルトパレードツアーと
2012年の徒然流線ツアー、
Light Flightツアーの3公演で披露された
STARが収録されています。


FAB LIVE II【DVD】

2013年のVOYAGERツアー、
FAB STEPツアーの2公演で披露された
STARが収録されています。


Live at 日本武道館

2014年デビュー10周年記念ライブ
日本武道館で披露された
STARが収録されています。


フジファブリック 15th anniversary SPECIAL LIVE at 大阪城ホール2019 「IN MY TOWN」

2019年デビュー15周年記念ライブ
大阪城ホールで披露された
STARが収録されています。


”フジファブリック LIVE TOUR 2022 ~From here~” at 日比谷野音 

2022年のFrom hereツアーで披露された
STARが収録されています。

・・・

以上、7作品紹介させていただきました✨
是非とも手に入れてみてはどうでしょうか✨


いかがだったでしょうか✨
STARを紹介させていただきました。

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨


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