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cosmos/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。

第81弾は

cosmos

2011年9月21日発売のアルバム
STARに収録されている曲。

浮遊感のある曲調と、ファルセットの効いた歌声に
宇宙空間を思わせるような曲になっています。
作詞作曲はキーボードの金澤ダイスケさん。
発売された当初、
金澤さんがフジファブリックの曲で
この曲が初の作詞作曲を手掛けた曲になります。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。

自分が作った曲で一番印象が強いのは、 「cosmos」かな。この曲はシンセが前面に出ている曲があってもいいかなと思って作ったんですけど、レコーディングするときにエンジニアの高山さんのアイディアで、さらにもう一歩進んだアレンジになりました。 ドラムとベースを倍のテンポで録って、 半分の速度で再生したトラックを使ったりとか。あとは、イントロに入っているノイズは、レコーディング中にニーブの卓から出たノイズがカッコよかったから使うことにしたりとか(笑)。そういうところで、 楽曲的にもサウンド的にも気に入っています。(金澤ダイスケ)

ベースは、さっき話が出た 「cosmos」が面白かったです。 最初に倍速録りでチューニングを変えて1本弾いて、普通のテンポに戻してから、さらにもう1本入れて。 だから、ベースが2本入っているんです。 すごく低いところで、ベー スが鳴っているという。(加藤慎一)

GiGS 2011年11月号より


ーー制作中、特に印象に残っていることはありましたか?【インタビュア】

「cosmos」という曲では、ドラムを倍のテンポで叩いてから半分のスピードに落として、ずっしりと重たいサウンドにしたのが面白かったですね。あと、今回は「その場で起きたハプニングは積極的に取り入れていこう」という姿勢で作業を続けていたんです。例えば、「STAR」 や 「cosmos」では、ニーヴの卓のガリが出てしまった時のノイズをそのまま入れているんですよ(笑)。そういう遊び心が、もの作りには大事なんじゃないかなって思うんです。(山内総一郎)

SOUND DESIGNER 2011年11月号より


ーー全員がソングライティングに参加しているため、 各曲が独立しながらもトータリティに溢れていますよね。 ラストを飾る 「cosmos」 と冒頭 「Intro」の ギター音色やテンポが似ているのも要因のように思うのですが。【インタビュア】

確かに。 このアルバムの全体像が見えた段階でそこは共通性を持たせても良いんじゃないかなってエンジニアさんとも相談していたんです。「Intro」の最初と 「cosmos」のラストには似たようなノイズを乗せてみたり。 ただギターの音色に関しては意識的に似せたわけではないんです。 曲の世界感に合う音を探っていったら結果的にそこにも共通性が生まれたというだけで。まあミラクルですね (笑)。(山内総一郎)

Player 2011年11月号より

ーーラストがスローソングの「cosmos」です。これはダイちゃんの作詞曲で。 最初の「STAR」が山内君で、 中盤に加藤君の「アイランド」があって、最後にダイちゃんという並びもバランスがいいなと思いつつ。「STAR」に対して「cosmos」というタイトルもステキだなと思いました。【インタビュア】

タイトルは最後の最後に決めたんですけど、やはり既に 「STAR」があって、この曲の雰囲気もどこか少し宇宙っぽさがあるので「cosmos」という言葉にすると、いい感じに締まるかなと。(金澤ダイスケ)

Talking Rock! 2011年10月号より


ーー「cosmos」は、このアルバム の物語を見事に完結させていますね。【インタビュア】

アルバムの全体像が見えてきたところで、無意識ですけど、こういう曲があるといいかなと思ってつくったんじゃないかと思います。(金澤ダイスケ)

CD&DLでーた 2011年9月〜10月号より

いかにもダイちゃん作詞作曲ということが伝わるロマンチックな作品。レコーディングの際、エンジニア高山さんから、ドラムとベースを倍速で録ってみて半分のスピードに落としたらどうかな?という提案を頂き試してみたところ、重低音の不思議な残響が空間を支配する、時空を超えたような感触の仕上がりとなりました。イントロやエンディングに入っているノイズも、1曲目の「Intro」と呼応する、宇宙空間を意識したような作りとなっていて、この曲のミックスが上がったときに、アルバムの締めくくりにふさわしい曲になりそうだと全員が確信したのでした。タイトルは、宇宙の”cosmos”と花のコスモス、両方の意味が込められているのではないかと思います。
ボーカルはあえて張らずにファルセットの柔らかい響きを生かし、この曲の持つ浮遊感やドリーミーな世界観と寄り添う仕上がりとなっています。

フジファブリック STAR ライナーノーツより

金澤さんとエンジニアの高山さんの
試行錯誤の末にできた作品ということが
インタビューで伺えますね✨

イントロとアウトロのノイズも
偶然できたレコーディングアクシデント。
それを採用したことによって、
不思議な浮遊感が生まれた奇跡の曲。

タイトルのこだわりも
素敵なエピソードになっていますね✨


歌詞について

ここからは個人的な歌詞解釈になります。
上記の歌詞リンクを見ながら、
温かい目で見ていただけると幸いです。


cosmos サビの歌詞解釈

起きたら隣に一夜を共にした君がいた。
窓の外を見ると夜が明けようとしている。
空に見えていた星座も日が昇るとともに
溶けていくように消えていく。
「ねえ夜がもう明けるよ」と君を起こす僕。
寝ぼけた君は「ねえ未来になったのかな?」と呟く。
その様子を見て、「寝ぼけてるのかな?」と
君の頬をつねってみる。
「痛いよ」と君も僕の頬をつねる。
夢かどうかは
つねり合えば分かるはずだから。


cosmos Aメロ、Bメロの歌詞解釈


次第に窓の外は薄明かりに照らされる。
蒔いた種の花が咲いているのが見えてきた。
こうして過ごしている幸せな時間は
傾いた砂時計のように元に戻さない。
いや、元に戻せないんだ。


・・・

…みたいな感じでしょうか。
最後に本当はサビ歌詞がもう一度来ますが、
同じ内容なので割愛します。

ちょっと妄想チックになってしまいましたが、
誰かと一緒に一夜を過ごして
夜明けを迎えた一時みたいな解釈をしました。
実際は歌詞には二人称はなく、
「頬をつねり合う」という
キーワードだけを頼りに
誰かと過ごしてるのかなと思いました。
もしかしたら、
自分と心の中の自分でやり取りしてたりして(笑)

幸せな一時は元に戻せない。
それを分かっているから、
思い出は大事にしていきたいし、
思い出にすがりたい時もある。
でも明日が来る。
未来がやってきてしまう。

最初の出だしのサビ歌詞では、
一緒に過ごしてる時間は現実だけど、
間にAメロ、Bメロの歌詞を挟むだけで、
最後のサビ歌詞では同じ歌詞でも
過去になっているように解釈してしまう。

短い歌詞の中で色々と
想像してしまう歌詞になっています♪


個人的な話


cosmos
は実はライブで
演奏されてないんです。
STARのアルバムが発売されてから、
結構経ちます。

厳密に言うと、
2012年のLight Flightツアーのライブの
オープニングSEとエンディングのSEで
使われたくらいで、
生の演奏は行われていないのです。
めちゃくちゃいい曲なのに、
勿体ないですよね😭
SEとして使われてる様子は下記DVDにて!↓

もし聴けるのならば、
個人的にライブで聴きたい曲。
次の金澤さんの
誕生日のライブがあるならば、
やっていただきたいですね😂

そう願っています!
そして映像に残してください😂(切実!)
お願いします🙏


いかがだったでしょうか✨
cosmos
紹介させていただきました。

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨


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