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Mystery Tour/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。

第105弾は

Mystery Tour

2013年10月2日発売のEP
FAB STEPに収録されている曲。

打ち込みドラムと
小気味よいベースラインに
異色なキーボードやピアノの音色が混ざる
ダンスミュージックになっています。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。

─続く2曲目の「バタアシParty Night」と3曲目の「Mystery Tour」は山内くん作。この2曲では共同プロデュースに電気グルーヴほかを手掛ける渡部高士さんを迎えていますね。【インタビュア】

「フラッシュダンス」と4曲目の「しかたがないね」は『STAR』や『VOYAGER』同様、エンジニアは高山(徹)さんにお願いしたんですけど、高山さんはバンド・メンバーに近い存在で、フジファブリックに対する愛情を感じるし、安心して一緒に音楽を作れる人なんですよね。そういう2曲があるからこそ、「バタアシParty Night」と「Mystery Tour」では新たな挑戦に踏み出してみよう、と。この2曲では、これまでのように曲に延々と手を加えていく作り方ではなく、その場で曲を作りながら完成形を構築して、出来たものをそのまま作品としてリリースしたかったんです。その点、渡部高士さんはダンス・ミュージックのプロダクションに秀でているし、ご自宅がスタジオになっているので、自分たちがやってみたかったこととも合致するし、フジファブリッックの新機軸として渡部さんにお願いしようということになったんです。(山内総一郎)


──渡部さんは過去に電気グルーヴや石野卓球さんの作品を手掛けてきたプロデューサーであり、エンジニアでもある方ですよね。【インタビュア】

そうですね。ただ、まぁ、僕らが電気グルーヴのような音楽をやりたくて、渡部さんにお願いしたわけではなく、過去手掛けてきた作品で発揮されている面白い発想を今回のレコーディングで活かしてもらいたかったんですよ。(山内総一郎)

実際、渡部さんは僕らが普段使わないような機材を感覚的に、そして、巧みに操って、思ったことがすぐに形になるんです。(金澤ダイスケ)

しかも、踊りながら作業してましたからね(笑)。あと、ダンス・ミュージックを作る人って、4小節のループの細部を延々と詰めながら作業することが多いんですけど、渡部さんも一端スイッチが入ると作業が止まらないんですよ(笑)。まぁ、それは高山さんにも当てはまることなんですけど、録音した素材をミックスする作業にその人の色が出るタイプのエンジニアさんなので、今回もサポートでドラムを叩いてもらったBOBOさん含め、フジファブリックにとっては第4のメンバー的な存在ですよね。(山内総一郎)


──3曲目の「Mystery Tour」はディスコティックなベースライン、ループするドラムが相当にファンキーですよね。【インタビュア】

この曲のリズム・トラックはそのままつるっと演奏したわけではなく、『STAR』の制作時にワン・コーラスぶん作った状態でストックされていた曲の断片が今回のダンス・ミュージックというテーマにぴったりだったので、「これを1曲に発展させてみよう」ということになって、ドラムの音素材を切り刻んで、ループを組みました。ただ、そのループにしても、ただ反復しているわけではなく、人生と同じくつんのめるような瞬間もあって、そういう部分にフジファブリックらしさがある曲だと思います。(山内総一郎)

──この曲の歌詞も悩みを抱えながら、進んでいく主人公が登場していますね。【インタビュア】

そう。だからこそ、この曲は大味のディスコではなく、渡部さんを交えて、もっとシャープな曲にしたかったんです。ちなみに元の素材となるドラムの素材を叩いてくれたのが俺の同級生、Sawagiというインスト・バンドのドラマー、nico。彼はダンス・ミュージックのリズムに長けているので、曲のプリプロダクションで叩いてもらったんです。(山内総一郎)

型破リヰナ インタビューより

共同プロデュースに電気グルーヴ他を手掛ける
渡部高士さんを迎えていたり、
STARを制作していた時には
ワンコーラス分作っていたという
貴重なインタビューになっています。


歌詞について

ここからは個人的な歌詞解釈になります。
上記の歌詞リンクを見ながら、
温かい目で見ていただけると幸いです。


Mystery Tour 1番の歌詞解釈


人から言われた冷たい言葉。
物理的に溶かしてなくすことができたら、
どれだけ良かったことだろう。
そういうことを言う人は
かまわない方がいい…
そう分かっているけど、
何度も面と向かって言われると
こちらも身が持たなくなりそうだ。

悲しいことは嫌なほど続く。
そんなループは止めたい。
どんなことがあっても
駆け出していったし、
転がってでも進んでいった。
誰かが願う歌がここにあるかぎり。

どうすれば僕らは
何も言わなくても心が通じ合うんだろう。
いつかは笑い合えるのかな。
そんな夢をずっと見ている。

いつもこのステージに立つと
緊張や不安はギリギリ。
だけどすべて背負って行くぜ!
だからついて来いよ!
今見てる姿が違うとは思うのは当たり前だ。
そもそも今の僕らは前とは全然違うからだ。
そう思われてもいい。
今この瞬間、披露する情熱だけ持って行くぜ!
だからついて来いよ!
食い違ったままでも行こう。
語るよりも見せるほうが早い、
いざライブの始まりだ!


Mystery Tour Cメロ、ラストサビの歌詞解釈


そう今も信じてきた
過程やものはなくしていない。
夢中になりすぎて
気づいたら傷だらけだけど平気さ。

いつもこのステージに立つと
緊張や不安はギリギリ。
だけどすべて背負って行くぜ!
だからついて来いよ!
ここで歌うことを諦めることほど
つまらないことはない。
今この瞬間、
披露する情熱だけ持って行くぜ!
だからついて来いよ!
楽しい時間はあっという間に過ぎるから
この時を大切にしよう。
理想の居場所を求めて。

・・・

…みたいな感じでしょうか。
小気味よいリズムなのに歌詞は
めちゃくちゃ覚悟や葛藤が
目に見えて分かる感じですね😭

Mystery Tourの意味は
“行き先が伝えられていない旅”、
”先の見えない旅“
という意味があるそうですが、
山内さんがフジファブリックとして
歌うことの覚悟や葛藤は
先の長い人生の旅の中で続いていくけど、
その覚悟も含めて背負っていく決意。
そしてその先の未来が
理想郷(桃源郷)なら良いなという
願いが伺える歌詞だなと解釈しました。


個人的な話


FAB STEP
発売時は
ダンスナンバーで固めたということで、
テンション上がる曲ばかりだと
思っていました。

だけど、曲のノリとは裏腹に
Mystery Tourも含め、
反骨精神があったり、
切なく感じたりする内容の歌詞で
言い方悪いかもですが、
パーリーピーポーには
なりきれない所が
フジファブリックらしいなと思いました(笑)

当時のライブでどんな感じになるのかなと
思っていましたが、
個人的には結構
ノリノリになれたライブでした✨

Mystery Tourが披露された
FAB STEPツアーのライブ映像作品は
下記にリンクしておきます。
是非手に入れてみてはどうでしょうか✨


いかがだったでしょうか✨
Mystery Tour
紹介させていただきました。

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨


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