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【vol.2】韓国が常に "旬"な理由

韓国視察レポート第二弾は、それぞれの店舗を回りながらアテンドしてくれたみずきさんや韓国マーケに詳しいCoogeeの鈴木さんに伺った話を中心にmなぜ韓国は常に "旬"であり続けられるのか?を解説したいと思います。

文化や国民性の要素も大きいのですべてを真似できるわけではありませんが、韓国のエンタメ産業やアパレル、コスメブランドが世界的にも注目され、ダイナミックに成長している理由を学んでいただければと思います!

▼vol.1 現地の「売らない店舗」レポートはこちら

まず、『韓国のスピード感ってそんなにすごいの?』という話について。

例えば韓国でもっとも成功しているアパレル/コスメ企業といえば、「スタイルナンダ」や「3CE」を手がけるNANDA社。

2005年のブランド設立からたった10年ちょっとで年商約200億円のビジネスに育て上げ、MAISON KITSUNEとのコラボレーションで日本でも有名になり、今年5月にはロレアルによる大型買収が話題になりました。

たった10年ちょっとで世界的ブランドになった事例はこれだけではなく、vol.1で紹介したADER ERRORやGENTLE MONSTORなどもはじめから海外展開を意識し、年商100億円規模のアパレルブランドが次々と生まれています。

また、韓国が面白いのは、こうした成長の速さだけではなく街自体の移り変わりも早いこと。

視察中にもいくつか流行りのカフェに連れて行ってもらったのですが、『来年きた時にはもう別のお店になっているかもしれません』とさらりと言われてびっくりしました。

それ以外にも、お店を視察していても閑古鳥が鳴いているお店もちらほら。

私たち日本人が注目して足を運ぶ頃には韓国ではブームが過ぎ去り、彼らの注目は別のところに動いているのだと痛感しました。

ではなぜ韓国は常に新しい流行を作り出し、 "旬"であり続けるのか。視察中のヒアリングから、その理由を3つピックアップしてみました。

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