【私のおでかけ帖】ユニークな個人店舗が集まる街・西荻窪(2017.4)
実際に行くかどうかはさておき、毎週末に私が行きたいなと思うおでかけプランを勝手に発表するシリーズです。
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最近、個人的に気になっているのが西荻窪。
好きな歌人である穂村弘が「整形前夜」の中で、西荻窪の街をこんな風に紹介していたことが、興味をもったきっかけです。
夜ご飯を食べたあとで、散歩しながら何軒もの古本屋を回れる町が全国にいくつあるだろう。
それを考えると、住む場所に関する選択の余地というか迷いはほとんどなかった。
何度通っても行き尽くせなさそうなほど、たくさんの魅力的な店舗がひしめき合う西荻窪の街で、私が行きたいと思う場所をピックアップしてみました。
地元の人たちに愛されるお店で、ゆったりしたランチタイムを
(Photo by Re:gendo HP)
・Re:gendo(りげんどう)
昭和初期の古民家を、職人さんたちの手で改修して作られた落ち着く空間。
毎週メニューが変わる「むすび膳」や季節の野菜寿司が楽しめる「にぎり膳」など、体に優しい食事を楽しめます。
雑貨などのショップも併設されており、食事だけではなく空間全体を楽しむことができます。
・Chill mie cafe
世にも珍らしい、うどんがメインのカフェ。
一般的なうどん屋さんとは異なり、メインのうどんとは別に手作りのデリ3種も楽しめます。
店内もうどんの盛り付けもおしゃれな雰囲気で、女性同士の週末ランチにぴったりです。
・サジロクローブ
まるで海外の街角にあるカフェのような、おしゃれなネパールカレー屋さん。
店内はビンテージのインテリアで統一されており、Instagramもおしゃれな写真がずらり。
本格的なおいしいカレーを楽しめるのはもちろん、フォトジェニックな空間で日常を忘れて過ごすことができそうです。
店主の個性がキラリと光る、ここにしかないショップたち。
(Photo by 田螺堂 HP)
・田螺堂
江戸期から戦後まで、様々な時代の "古いモノ"を扱うお店。
布や器など、昔ながらの生活を感じられる魅力的なアイテムが揃います。
田螺堂オリジナルの便箋や手ぬぐいなどの「新しいモノ」も扱っており、宝探しのような気分を味わえます。
・Mesica
路地裏にある、乙女心をくすぐるアイテムがいっぱい詰まった小さな雑貨屋さん。
ぬいぐるみや食器、キッチンクロスなど、生活に彩りを添えるアイテムが揃っています。
ショップ内では、不定期で企画展も開催されています。
・ルーペ(loupe)
キッチン雑貨やハンドメイド作品など、ユニークで遊び心のあるものをセレクトしている雑貨店。
他では見つからないような、個性的なアイテムが揃います。
こちらも店内で企画展やポップアップショップが開催されており、いつ行っても飽きないお店です。
(Photo by khanam HP)
・khanamとtrim
卵、乳製品、白砂糖、動物性食品を使わず、植物性の材料を使った「体に安心」で「おいしい」お菓子にこだわる焼き菓子店(khanam)とカフェ(trim)。
アイコンである、女の子と男の子のイラストもチャーミングです。
マフィンやスコーン、クッキーなど、素朴な焼き菓子をテイクアウトorカフェで楽しめます。
・アテスウェイ
都内No.1ケーキ店として人気が高いアテスウェイは、西荻窪に行ったことがなくても名前を聞いたことはあるという人も多いのでは?
2年連続食べログNo.1を獲得するなど、超人気の店内はいつも混み合っていますが、西荻窪に来たら一度は立ち寄りたいものです。
特に絶品と賞賛されるモンブランは、早めにゲットしにいきましょう。
・越後鶴屋
地元で愛されるおもちやさん。
特に、特大の苺がごろっと入った苺大福は地元でも人気の一品。
リーズナブルで、普段のおやつとしても重宝します。
西荻ならでは!?夜まで楽しめる本屋さん。
私が西荻窪に興味をもったきっかけでもある、夜遅くまで営業している本屋さんがたくさんあるのも、西荻窪の特徴です。
たくさんある本屋さんの中でも、個人的に行ってみたいところをピックアップ!
(Photo by 信愛書店 en=gawa HP)
・信愛書店 en=gawa
創業80年を誇る老舗の本屋さん。
本だけではなく、雑貨も扱うセレクトショップです。
また「まちのえんがわ」をコンセプトにしたフリースペースも併設。
読書はもちろん、思い思いにのんびり過ごせる空間です。
・月よみ堂
古本を読みながら、お酒を飲むことができる古本バル。
深夜0時まで営業しているので、食事した帰りの2軒目にも使えそうです。
小説だけではなく漫画や絵本も取り揃えており、様々な趣味にマッチしそうなお店です。
・旅の本屋 のまど
22時までオープンしている、「旅」をテーマにした本が揃う本屋さん。
ガイドブックや地図、旅行記といった本はもちろん、文学や音楽、映画、思想、料理など、一見「旅」と関係ないように思えるジャンルの中からも「旅」を感じさせてくれる本をセレクトし、「旅」への好奇心を抱けるような陳列、展示がなされています。
旅人もそうでない人も、思わず旅に出かけたくなること間違いなしです。
西荻窪で夜を過ごすなら、やっぱりはしご酒!
チェーン店ではない個人店が多い西荻窪では、はしご酒にぴったりの魅力的な飲み屋が軒を連ねています。
たくさんあるお店の中でも、個人的にここは必ず行きたい!と思うお店をピックしてご紹介します!
・焼とりよね田
魅力的な飲食店がひしめく西荻窪の中でも、特に人気が高い飲み屋。
特大メニューやシンプルな銀色のお皿など、せんべろの雰囲気ごと楽しめるお店です。
3,000円程度で、おいしいものをお腹いっぱい食べられるコスパのよさが人気の秘訣。
・たべごと屋のらぼう
生産者の顔が見えるこだわりの野菜をたっぷり使った、シンプルながら満足度の高い和食がいただけるお店。
多摩の農場で育ち、野菜を知り尽くした店主が作り上げる野菜づくしのメニューが人気です。
予約で満席になってしまうことも多いので、事前に席の確認をしておくのがおすすめ。
・しんぽ
おいしい魚料理が楽しめる、西荻窪でも人気の飲み屋。
新鮮な素材をシンプルな調理で楽しむことができ、旬の食材に合う日本酒もズラリと揃っています。
本店の近くに立ち飲みスタイルの「スタンドしんぽ」もあり、満席のときはそちらに立ち寄ってみても。
・ラグー
フレンチテイストを取り入れたビストロ風のメニューが楽しめる、カジュアルテイストなバル。
女性ウケもいい落ち着いた店内で、コスパよくおいしいものを楽しめます。
店名にもなっている、「ラグー」やリエットなどの煮込み料理がおすすめ。
・山下食堂
雑居ビル2F、探していかなければなかなかたどり着かないような立地にあるイタリアン。
もともとスナックだった店舗をそのまま居抜きで使っているので、カウンターメイン。
本格的なイタリアンを、3,000円程度で食べられるコスパのいいお店です。
深夜2時までやっているので、2軒目にもおすすめ。
この街で、着たい服。
西荻窪の街のよさは、等身大でいられる雰囲気。
そんな西荻窪で過ごすなら、自分らしくのびのびいられるカジュアルスタイルで。
パーカーの上にオーバーサイズのデニムジャケットを羽織れば、トレンド感のあるカジュアルを楽しむことができます。
こんなゆるっとスタイルが似合うのも西荻窪ならでは。
シンプルなコーディネートに、民俗調のターバンやかごバックといった遊び心をプラスするだけで、大人の休日カジュアルが完成します。
今年トレンドの花柄ガウンも、西荻で着るならレトロな色調のアイテムをチョイス。
ウエストの太ベルトが、よりレトロ感を強調します。
足元はシンプルなヒールで女性らしく。
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吉祥寺や高円寺に比べると住宅街のイメージが強い西荻窪ですが、地元に住んで地元の人向けに個性的なアイテムや食を提供する、ユニークなお店が軒を連ねるエリアでもあります。
地元に帰ってきたような安心感と、東京らしい刺激のバランスがちょうどいい街。
自分だけの「これ、いいな」を探しに、そんな西荻窪へおでかけしてみませんか?
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