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オンラインコミュニティを楽しく続けていくために #noteお茶会

先月からはじまったnoteのサークル機能。
早速はじめてくださったクリエイターさんも多いものの、まだまだ使い方に悩んでいる人も多い様子。

ということで、3月13日(金)に深津さんと一緒に「サークルオーナーmeetup」と題して、サークルの運営方法やこれからの機能開発についてお話しました。

トーク内容はYoutubeにもあがっているので、ラジオ代わりにぜひ聞いてみてください。

今回のトークでは、3名のサークルオーナーさんにサークルをご紹介いただきつつ、お悩みや機能の要望について伺いました。

Q. 参加者を増やすには?

まずはじめに登場していただいたのは、元日本代表マラソン選手の加納由理さん。
ご自身のランニング日誌をベースに、参加者同士で練習をシェアしあう場としてサークルを運営されています。

ゲリラ的に参加者とのランニングイベントを開催するなど、サークルならではの楽しみ方を実践しつつ、これから参加者の人数ももっと増やしていきたい、とお話してくださった加納さん。

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深津さんの回答はシンプルに、「楽しいサークルにすること」その上で「その楽しそうな雰囲気を外にも見せること」。

これは私も実体験として思うのですが、中でやっていることって想像以上に外の人からは見えていないんですよね。

「こんなことをした」「こんな投稿で盛り上がっている」といった中の動きは、定期的にオーナー自身でシェアしていくのがおすすめです。

もちろん、まずは参加してくださっている方々がシェアしたくなるくらい楽しいコミュニティにすることが「発信」の第一歩。
今はイベント開催が難しい時期ですが、ZOOMやYoutubeライブを使ったオンライン配信などを絡めながら、みんなで楽しめる企画をいれていくのが重要です。

また、私がこれまで3年近くオンラインコミュニティを続けてきて思うのは、ひとつのコンテンツを複数のラインで展開する方法を考えることの重要性。

たとえば私は毎日2本ずつピックしている海外記事を週末にnoteでまとめたり、

コミュニティSlackに投稿しているまなびのダイジェストを毎月末にまとめてコンテンツにしたりしています。

もちろん日々の投稿に触発されてnoteを書くこともありますし、コミュニティのみんなと行った店舗ツアーのレポートを書いたりもしています。

もちろん有料のコミュニティ内のコンテンツを無料で出す場合は参加者が不公平を感じないようにバランスを考える必要はありますが、たとえば「今週のサークル日誌」のようなかたちでサークル内の動きを簡易的にレポートするのも面白いかなと思います。

noteのよいところは、こうした発信とサークル活動が一気通貫でできることなので、ぜひ利点を生かしてたくさん発信していただければと!

Q. プランは複数あった方がよい?

これは事前にいただいた質問ですが、前述の加納さんのパートでもちらっとプランについての話題が出ました。

私は今のところ1つのプランだけを設定しているのですが、深津さんは学生、社会人、社長プランの3つを設定。(ちなみにプランは3つまで設定できます)

プランを複数つくるなら、学割のような割引プランはわかりやすくていいかも。

たとえば私のコミュニティだったら、「お店運営者は500円引き」のようなかたちで、「こういう人にたくさん入って欲しい」ベースでプランを作るのもありだなと思いました。

また、サービス内容で分けることで参加の間口が広くなるという点もあります。

前述の加納さんの例で言えば、プラス数千円で加納さんがランニングフォームを見てフィードバックしてくれるとか、ランニングの悩みに答えてくれるといったプランがあったら入りたいという人もいそうだよね、という話をしました。

noteのサークル機能はどのプランでも掲示板は同じように見られる仕様なので、掲示板の閲覧をベーシックなプランにしつつ、専門性がある人の場合はそれを活用して相談にのったりフィードバックをするといったプランがあると、興味を持つ人が増えるんじゃないかと思います。

その上で、ときどきフィードバックの内容や参加者インタビューをnoteで無料公開するといったサイクルが回していけると、楽しみ方をわかって入ってくれる人が増えるので、よりサークル活動を楽しんでいけるんじゃないかと思います。

Q.更新を見逃さないようにするには?

今回2人めのサークルオーナーは、写真家の保井さん。
撮影場所のシェアや、保井さんの写真を使ったレタッチ課題など、写真家ならではのサークル運営をされていて、私も勉強になりました。

お話を伺った中で保井さんが課題に感じていたのは、サークルが活発であるがゆえのコメントの見落とし。
特に参加者同士は自分がコメントしたスレッドに返信がきていても気づかないことが多く、前の投稿へのレスだとサークルオーナーでも気づけないことが多いという意見をいただきました。

この課題に対しては、サークルチームが鋭意改善中なので、これからどんどん使いやすくなっていくと思います!

が、もし現時点でサークルが盛り上がりすぎて使い勝手が悪くなってきた…!という場合は、FacebookグループやSlackなど他のプラットフォームに移行するのもひとつの手です。

他にもサークルを使う中で「ここが使いづらい!」というご意見があれば、ぜひぜひカイゼン目安箱から意見を送っていただければ。
一緒に「ここが使いやすい」という意見もいただけると、サークルカイゼンチームが喜びます!

Q. サークルの全体像を把握してもらいやすくするには?

最後はチョコレートを語る「カカオの沼」を運営する仰かおるさん。

仰さんのコミュニティも活発に運営されているようで、同時進行で複数のスレッドが動いている状態なのだそう。
保井さんと同じく通知を見落としたり、目当てのスレッドにたどり着くのに何スクロールもしなければならない点が悩みだと教えてくれました。

これもいろんな方法で改善を検討中なのですが、今すぐの改善方法としては、トップに固定している投稿にスレッド全体を整理してリンクを貼るのがおすすめ、と深津さん。

私もFacebookグループやSlackで同様の手を使ってきたのですが、「はじめに」を読めばなんでもわかるくらい情報を詰め込んでおくとはじめて入ってきた人にとってもわかりやすいし、自分も遡りやすいのでおすすめです。

仰さんが最後におっしゃっていた「チョコレビュー会」、めちゃくちゃ楽しそうなので今の状況が落ち着いたらnoteのイベントスペースで開催できたらいいな〜!

あと、仰さんの推しチョコが渋谷スクランブルスクエアにあるとのことだったので近いうちに行ってみる所存!笑

コミュニティのポイントはオーナー自身が「一緒に楽しむ」こと

今回3人のサークルオーナーさんのお話を伺って印象的だったのは、全員「一緒にまなぶ/楽しむ」というスタンスだったこと。

知識や経験で言えば、3人とも自分が「教える」というスタンスでも運営できそうなところを、あえて先生としてではなく同志のような立ち位置で運営しているところが、サークルがちゃんと盛り上がっているポイントなのかもしれないと思いました。

これは有料マガジンでも言えることですが、「教えます」スタンスの方がはじめの集客は楽だし、数ヶ月程度はコンスタントに更新できます。

しかし、教える前提のコンテンツやコミュニティは、自分の中のストックが切れた瞬間に「苦行」になってしまいます。

もちろん長期間やるつもりはないという方もいるとは思いますが、長く続けたいのであれば自分が一緒に楽しむことを大事にした方がよいと私は思っています。

一方的なギブ&テイクではなく、お互いが知識や経験をシェアしあったり、応援し合う場所になること。

そうやって楽しい場所ができていけば、自ずと人も集まり、熱量も高まり、みんなが「参加してよかった」と思える場になっていくのではないかと思います。

まだまだはじまったばかりのサークル機能ですが、私も運営してみて気づいたことがあればnoteやTwitterで引き続き発信していきたいと思います!

★noteの記事にする前のネタを、Twitterでつぶやいたりしています。


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