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今こそきちんと、「土日」を作る。

完全在宅ワークに切り替えてから、早くも10日ほどが経過した。
以前は家の中でなかなか仕事モードに切り替えられないのが悩みだったけれど、必要に迫られれば人間は適応していくものなのだなと思う。

タイムラインを眺めていても、みんなそれぞれに在宅ワークに適応しようとあの手この手で工夫をしている。

朝起きてからきちんと身支度をするとか、意識的に休憩時間を作るとか、みんなでラジオ体操をやってみるとか。

「外出する」ということが、私たちの生活にいかにメリハリを与えていたかを思い知る。

そしてメリハリのない生活が、いかに人を疲れさせるかということも。

家で仕事ができるようになると、週末もつい仕事をしてしまいがちになる。
どうせ家からは出られないし、経済の先行きも不安だし、できる限り仕事をしようという気持ちにもなる。

しかし、こういう時期だからこそ一週間にもちゃんとメリハリをつけるべきだと私は思う。

家の中が「オン」の空間になってしまった今、私たちは知らず知らずのうちに「オフ」の時間を蝕まれている。

1、2週間はいつもと違う環境に暮らす興奮からアドレナリンで乗り切れたとしても、同じような生活が3週間、1ヶ月と続くと少しずつ精神が磨耗していく。

今の状況が1週間やそこらで収束するなんてことはありえないので、私たちは長くこの状況を続けるための技術を身につけなければならない。

そのためには、「意志をもって休む」ことが必要不可欠だと思うのだ。

疲れてから休めばいいじゃないか、と思うかもしれないけれど、休むというのが高等技術である。

特にほとんどの人にとってこれまでの一週間のメリハリは、会社に行くという制限によって形作られてきた。
自分の意志で「ここからは休み」と決めることに、私たちはあまり慣れていないのだ。

だからこそ私は、今週末はこれからの長期戦に備えて少しずつ「休む練習」をするべきときなのではないかと思っている。

仕事のこともコロナのことも一旦忘れて、自分自身に戻る時間。
外出以外で楽しめることを見つけるために、いろんなことをやってみるタイミングなのだと思う。

ちょっと手の込んだ料理を作ってみるのもいいし、ゲームに没頭してみるのもいい。
家の近所を散歩しながら春の空気を感じたり、友人たちとオンラインで雑談するのも気晴らしになるかもしれない。
いつか観ようと思っていた映画や読もうと思っていた漫画に時間を使うのもいい。

ちなみにEnglishChallengeでも、英語学習の息抜きのためのおすすめ番組のまとめを公開した。

やらなければならないことに日々追われながら、見えないウィルスへの恐怖や未来への不安と闘うのはとても大変なことだ。

それを自覚しながら、ちゃんと自分を労って暮らすこと。

今こそ、「休む力」が私たちに求められている。

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