私が「フライング告知」をする理由。
普段からイベントを開催する機会が多いのですが、最近は「フライング告知」を積極的に行なっています。
フライング告知とは、具体的にやることやテーマが決まっていない段階でも、なんとなく固まった段階で「いつごろこういうことやるよ!」という粗い告知をしてしまう、ということです。
フライング告知をはじめたのは、告知から実施日まで日数が足りなくて焦ったことがきっかけだったのですが、こうして情報を小分けにだしていく手法は、これからの時代にあったやり方のように思います。
人の心を動かす発信のベストタイミングは、自分の心が動いたとき。
先に少しずつ情報をだしていくことで、単純接触の頻度があがったり、「あのとき言っていたあれか!」というちょっとした秘密の共有につながるという利点ももちろんあります。
でも、個人的にはそれ以上に「熱量が高まっているタイミングでの発信」に大きな意味があると思っています。
▲上記のツイートはこちらのイベントのことでした。まだ若干空き枠あるのでご興味のある方はぜひ!
イベントやプロジェクトが動く瞬間というのは、誰かと対面で「一緒にこれやったら楽しそうじゃない!?」と盛り上がったときがほとんどです。
そのあと綿密にプランを練った上で、満を持して告知するよりも、盛り上がった熱量そのままに「○月中旬頃にこういうことやろうと思う!!」とお知らせする方が、実は人の心を動かしやすいのではないかと思います。
もちろんこれはイベントに限ったことではなく、記事の公開や新しいプロジェクトの立ち上げでも言えることです。
▲上記のツイートは先日公開していただいたこちらの記事。こちらもたくさんの人に読んでいただきました。
「透明なものしか、生き残れない時代へ。」でも書いたとおり、今後はますます情報を隠すことが難しくなっていきます。
また、少しずつ情報をだしていくことで人を巻き込み、当事者にしていくという動きも加速していくはずです。
だからこそ、ギリギリまで情報をひた隠してドーンと発表するこれまでのマスメディア的なやり方ではなく、SNSを通して新しいものが出来上がっていく過程を見せ、ライブ感を演出していくことが必要なのではないかと思います。
私たちはつい、すべてを完璧にしてから世に出したいと思ってしまうけれど。
実は完璧じゃない状態でも少しずつフライング告知していく方が、よりたくさんの人に想いを届けられるのかもしれません。
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(Photo by tomoko morishige)
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