安くておいしいごはんの穴場・サンクトペテルブルクで食べたものリスト
『ロシア』と聞いて、みなさんどんなイメージをお持ちでしょうか?
私は正直ピロシキとボルシチ、それからみんなひたすらウォッカを飲んでるのかな…という雑なイメージしか持っていませんでした…!(失礼)
今回は街並みと美術館を見るのがメインの目的だったのもあって、たいした期待もせずに訪れたサンクトペテルブルク。
が、実際に行ってみて驚いたのがそのごはんレベルの高さ!
高級店からスーパーのお惣菜まで、安くておいしいごはんの聖地・サンクトペテルブルク滞在中に私が食べたものをご紹介したいと思います。
高級レストランのコスパ、世界最強説
今回、個人的に行って一番よかったのはこの「dam」というお店。
ガイドブックでは『高級店』という紹介だったのですが、日本円で1人あたり5,000円も払えば一通りおなかいっぱい食べられるので、感覚としては日本で外食するのと同じくらいだと思います。
それなのに店内はこの豪華さ!
見てお分かりの通り、客席以外の無駄な空間もふんだんにとってある上にサービスレベルも高く、ザ・高級店という感じです。
今回写真には撮れなかったのですが、土地が広いのと寒い時期が長くてコートを預ける機会が多いからか、入り口にかなり広いクロークがあるのもユニークなポイント。
入った瞬間のレストランっぽさのなさに、思わず『Is this a restaurant...?』と聞いてしまったレベル。笑
雰囲気としては高級ホテルのレセプションのような感じです。
ちなみにここで食べた料理はこちらの3つ。まずはロシアといえばのボルシチ!
牛肉のダシがきいていて、今まで食べたボルシチはなんやったんや…という味がしました…!
そしてこれもロシア名物?のようだったのですが、オイルサーディンがのったパイ?ビスケット?のような料理。サーディンんの塩気が絶妙で、ぺろっと食べてしまいました。
そしてこれはロシアの伝統料理・ペリメニ!水餃子みたいな料理です。これもめちゃおいしかった…!
ちなみに右端に写っている鍵はクロークの番号札。こういう遊び心も素敵なお店でした。
そしてお会計のレシートが入ってきた器がマトリョーシカ風ですごくかわいかった〜〜〜!日本でもこういう遊び心のあるお会計があると増えるといいなと思いました!
ここでのお会計は2500ルーブル(=4000円)くらいでした。
サンクトペテルブルクのレストランはどこもランチとディナーが共通メニューになっているところが多くて、アイドルタイムも特にないのでいつ行っても同じメニューが食べられるのも魅力。
私は適当にふらふらしていたので16時くらいにお腹が空いてランチ兼ディナーを食べることが多かったのですが、それでも不自由なく楽しめたのが嬉しいポイントでした。
あとおいしかったものはグルジア料理!サンクトで有名らしい『スリコ』というお店に行きました。
ここでおいしかったのが牛肉ナッツソース煮!そしてごはんとして伝統的な主食の『ママリガ』を食べました。味としてはおかゆっぽくて、そこに厚くスライスしたチーズが2切れ入っている、というようなものです。
本当はグルジア風ミートパイの『カブダリ』と水餃子の『ヒンカリ』が食べたかったのですが、さすがに1人で食べられる量ではなさそうだったので残念…。
今度はみんなでわいわい来てあれこれ食べてみたい…!
そしてデザートに食べたのがロシアの伝統ケーキ『ナポレオン』!
サクサクのミルフィーユ記事が何層にも重なっていて、見た目よりも軽くぺろっと食べられるケーキでした。
(でも実際はこの写真で見るよりもすごい大きい)
ここでのお会計もたしか3000ルーブルくらいでした。
あと女子にぜひ行って欲しいお店が『カチューシャ』!
カントリー調の店内は何から何までかわいくて、店員さんの服装もぴったりでテンションが上がります。
ここで食べたのはラムのケバブと、ロシア風クレープ。
ロシアはクレープがよく食べられてるみたいなのですが、↑こんな感じでちょっと小さめに具が包まれているものが主流で、主食にもデザートにも食べられていた印象でした。
ここでは本場のロシアンティーも飲めて満足!
お会計は2000ルーブル(=3300円)くらいでした。
あと、素敵な空間のカフェといえば観光名所でもある『文学カフェ』が素敵でした!
これは名物のパブロワ。写真以上に大きくてひとりで食べるのはだいぶきつかった…笑
2人で分けて食べてちょうどいいくらいです。
他の料理もおいしそうだったのはもちろん、ロシア文学の巨匠もよく通ったという店内はまるで美術館のよう。
あとロシアは美術館もお店もレストランも写真撮影OKなので、写真好きにはたまらないと思います。(でも現地人で写真を撮ってる人はほぼいないので浮くといえば浮きます笑)
ちなみにここでもお会計はこんなかわいい本に入ってきます!
ここでのお会計はたしか1000ルーブル(=1600円)くらい。
ロシアではほとんどのお店でクレカが使えるのですが、ここだけはキャッシュオンリーなのでご注意を。
庶民の味方・ロシア式食堂!
ロシアは普通のレストランでも十分コスパがいいのですが、長期滞在で安く済ませたい場合は食堂がおすすめ。
このお店は24時間営業ですが、それ以外のお店もほとんどは朝から23時くらいまでやっているのでいつでも食べられるのも魅力。
食堂はこんな感じでショーケースの中から好きに選ぶ形式なので、言葉が通じなくても『これ!これ!』というだけで通じるのもありがたい。笑
私のチョイス、すごい色気ない感じで恥ずかしいのですがこれでだいたい300ルーブル(=500円)くらいだったはず。
名もなきスープもおいしかったし、シナモンロールが特にめちゃおいしかった…!
しばらく滞在するとしたら毎日でも食堂に通いたい…!
あと現地で人気だったのは『マーケットプレイス』という食堂。
サラダを好きに注文できるエリアや、お肉をその場で焼いて渡してくれるエリアなどをはしごして好きに定食プレートを作って、集合レジでお会計します。
ここで食べたプレートの写真は撮り忘れちゃったのですが、お腹いっぱい食べても5、600ルーブル(900円〜1000円)くらい。
他の食堂よりも内装もごはんもちょっとおしゃれなので、観光客にも大人気のお店でした。
そして今回何度でも食べたーい!と思ったのがロシア風クレープの『ブリヌイ』専門店・テレモーク。ロシアではマックやケンタッキーよりメジャーなファストフード店なのだそう。
私が食べたのはマッシュルームと牛肉のブリヌイとロシア風ミニチーズケーキ。
ロシアのクレープはもっちもちで中の具も凝ったものが多くて、本当は何回でもここのブリヌイが食べたかった〜!
でもこれもかなりひとつひとつが大きいので笑、日本人の胃袋なら2人で1つで十分かも…。
ちなみにブリヌイ1つで250ルーブル(450円)前後です。
あとこれは名物でもなんでもないのですが、ドーナツ型の寿司?みたいなのがあって、気になりすぎて食べてみました笑
これは1人で食べてちょうどよかったです◎
パン&デザート天国・サンクトペテルブルク
サンクトペテルブルクはなんでも安くておいしいのですが、甘党の私としてはケーキや焼き菓子のバリエーションに、目がハートになりっぱなしでした。
特においしかったのが、お土産やさんとして人気の『ドム・クニーギ』というショップの正面にあるこちらのカフェ&ブラッスリー。
っそいてずらりと並ぶケーキ&パン!!!金額をみてもらうとわかるのですが、どれも100ルーブル(170円)もしない衝撃の安さ…!
このお店はスタンディングで食べる形式なのですが、曜日をとわずティータイムには現地の人たちで賑わっていました。
そして今回私が食べたのはロシアでも人気のキャロットケーキ。ロシアのケーキ味は見た目よりもふわふわで軽いので、ぺろっと食べられちゃいます。
日本の技巧を凝らした繊細なケーキも大好きなのですが、こういう素朴なケーキもいいなあ、と思いました。
ちなみにどのカフェでもケーキはだいたい60〜100ルーブルくらい。うっかり毎日食べてしまいそうで、自制するのが大変でした…笑
食堂にも必ずケーキのショーケースがあって、タルトや焼き菓子がずらりと並んでいます。
あとサンクトペテルブルクのお菓子屋さんで印象的だったのは、ショーケースに入れて売る形式が多かったこと。
ロシアはチョコレート屋さんが多いのですが、こういう量り売り形式のお店がほとんどでした。
個人の店舗だけでなく、スーパーでもこういう量り売り形式がメインだったのも印象的でした。
ちなみにこれは私が泊まっていた家の近くのパン屋さん。パン一つが50ルーブル前後で、夜になるとものすごい行列!
私は小麦があまりたくさん食べられないのでこのサイズのパンを食べきれる自信がなくて泣く泣く断念しましたが、一回くらい食べてみたかったなあ。
ロシアに行ったらスーパーを楽しむべし!
ロシアに行って意外だったのは、異様にスーパーレベルが高かったこと!
特にサンクトペテルブルクの街中にある大型スーパー『ピリクリオストック』はカウンター式の惣菜コーナーもあって本格的。
ホテルだと朝食ビュッフェがついているところも多いと思いますが、サンクトペテルブルクのスーパーはお惣菜のレベルが高いので、近くのスーパーで買って朝ごはんを食べるのもおすすめです。
何より、ロシアのスーパーが圧巻なのは一面のヨーグルト棚!!!
この写真、なんと左端から右端までぜーーーーんぶヨーグルトなんです…!
しかもプレーンなヨーグルトだけではなく、ピスタチオ味やマンゴー味などの変わった味が揃っているのはもちろん、ショートケーキ風やティラミス風などスイーツ系のものも豊富で、毎日片っ端からいろんなヨーグルトを食べていました。
あとこういう家族用ホールケーキもひとつ600ルーブル(1000円)以下とかなりのリーズナブルさ!なんでロシアはこんなに甘いものが安いんだ…!
こちらは私がロシア滞在時に一番気に入って食べていたビーツのポテトサラダ。なんと1つ120円くらいの安さなのに、これで3日は持つボリューム!
午前は家で働いて、午後からでかけていたので毎朝ブランチを家で食べていたのですが、かなり充実した朝ごはんライフを送っていました。
これは飲むヨーグルトとボルチーニのスープ、冷凍ペリメニ、きのこのクレープ。
これはお惣菜三種盛りと飲むヨーグルトとティラミス風ヨーグルト。どんだけ乳酸菌とるねん。
これはお惣菜三種盛りとヨーグルトに加えて、黒パン+チーズのあさごはん。ロシアは黒パン文化なので、私も食べられるパンが多くて嬉しかった〜!しかもいわゆるドイツパンっぽい黒パンではなく、ちょっとふかふかした感じのパンやナッツがふんだんにはいったパンも多くて充実の黒パンライフ?でした。
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写真を撮り忘れたごはんやカフェもいくつかあるのですが、サンクトペテルブルクは本当に色が充実していて、どこに入っても失敗のない素敵な街でした。
もちろんごはんだけではなくてどこもかしこもフォトジェニックで、治安もよく過ごしやすくて(めっちゃ寒いことを除けば)最高の旅行先だったので、ごはんが好きな人、写真が好きな人にはぜひ行ってみてほしい街です。
と言いつつ、ロシアは入国するまでが大変な国なので、その注意点についても後日改めてまとめたいと思います。
サンクトペテルブルク、また行きたいなあ。
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