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【キャリア】泥臭さの美学

泥臭さについて。泥より臭いものなんてのは世の中にたくさんあります。泥はまだ自然物で悪臭をはなっていないので、無害って意味でいい香りに近い気がしますね。

綺麗な薔薇には棘があると言う言葉がありますが、きっといつかの時代にあった美学の名残みたいなものなのでしょう。泥臭いって言うのもある種そうした言葉に近い美学です。生き方みたいなものですね。

多分戦後の時代の美学かもしれません。昭和の終わり頃、平成、令和の時代に生まれた今を生きる私たちは、泥と無縁の世界で生きてきたから厄介なものに見えるでしょう。泥臭いってのはあまりいい意味では使われない言葉ですし。

私たちの日々は、雨風をしのぐ家もあれば、コンビニやスーパーもあり、空腹に困ることもありません。義務教育があり教育を受ける期間も設けられています。

そういう社会をつくったのは、戦後、焼け野原で何もなくなったさら地で人が泥と汗にまみれながら、今をつくってきたからなんだろうなと想います。その人たちが頑張ったので、私たちは労働の面で戦後の頃より苦労はしていないはずですし、快適に日々、過ごせるはずです。

普通に泥臭い生き方って素敵な生き方ですよ。絶滅危惧種な生き方だなあと思います。いずれは、無くなっていく生き方です。