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「qutori」ってどういう意味?実は知らない社名の由来をCEOに聞いてみた

なかなか見慣れない「qutori」という社名。はじめましての方から「すみません、読み方を教えてもらえますか?」と聞かれてしまうこともしばしば。みなさん、なんて読むと思いますか?

答えは「キュトリ」、海外の言葉ではなく造語です。なんとなく響きがよくて決まったわけではなく、実はきちんとした由来があるのですが、私自身その事実を知ったのは関わり始めて半年が経過した後でした…。

ということで今回は、意外と知らない「qutori」に込められた意味を、コミュニケーション担当の高越がCEOに直接インタビューしたいと思います!

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株式会社qutori   CEO  加藤 翼(かとう つばさ)
1990年千葉県柏市出身。コミュニティ型「共創」をテーマにクリエイティブディレクションを多数手がける。早稲田大学で哲学と社会科学を専攻、ボストン大学への留学後に外資系ファームに勤務。デザインスクールを経て、ロフトワークへ転職し100BANCHとSHIBUYA QWSの立ち上げに携わる。2017年に株式会社qutoriを創業「BUFFコミュニティマネージャーの学校」「ポップアップメディアPOPAP」などの事業を運営する。

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株式会社qutori  コミュニケーション担当  高越 温子(たかこし あつこ)
2015年に株式会社リクルートキャリアへ入社。人材紹介営業、新規事業立ち上げに従事した後、フリーランスとして独立。2020年3月にnote株式会社へ入社、マーケティング担当として「note」「note pro」の拡大に関わる。2021年6月より株式会社qutori コミュニケーション担当も兼任。

この世代だからこそできることを

高越:今日はよろしくお願いします!早速ですが、「qutori」という社名にはどんな意味が込められているんですか?

加藤:いくつか意味があるんだけど、最初は「ゆとり世代をキュレーションする」から始まったんだ。”yutori”はそのままゆとり世代を、最初のQは"キュレーション"を意味していて。

高越:この"yutori"って、ゆとり世代のことだったんですね!どうしてそこに注目したんですか?

加藤:自分自身もゆとり世代なんだけど、この世代ってどちらかというとポジティブじゃなくネガティブに捉えられることが多いんだよね。「これだからゆとりは」みたいな。

だけど、ゆとり世代だからこそ生み出せるものがきっとあるはず。ゆとりだからこそできることや、同世代の間で起きている面白いことを世の中に伝えていきたいと思ったんだ。

高越:なるほど。この世代であることをむしろ価値にしようと考えたんですね。

加藤:そう。ただ、色々とやっていく中で、自分たちよりも若い世代とか、上の世代とコラボするからこそ、できることもたくさんあるという気づきもあって。

今となってはゆとり世代だけにこだわっているわけではないんだけど、自分たちだからこそ提供できる価値を届けたいという想いは変わらないかな。

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ハレとケを循環する場づくり

高越:ほかにはどんな意味があるんですか?

加藤:もう一つは、"quantum company"

高越:quantum company?どういう意味ですか?

加藤:直訳すると「量子組織」。量子は、物質やエネルギーを表すものすごく小さな単位のこと。他の単位では併せ持つことができないとされている「粒子」と「波」の両方の性質を持っていると言われているんだ。

高越:粒子と波、ですか。

加藤:つまりはね、qutoriも二律背反する場所を同時に生み出している存在でありたいんだよね。コミュニティデザインとポップアップデザインの2事業を展開しているのは、実はそのため。日々の関係性を築くコミュニティと、花火を打ち上げるポップアップと、その両方を生み出していきたい。

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高越:日常と特別な日、そのどちらかだけでなく、両方とも大事だということなんですね。

加藤:そう、まさにハレとケの循環。ポップアップイベントでハレ(非日常)の場を作ることも、その裏側でケ(日常)を良いものにしていくこともどちらも大事。一見共存しなさそうで実は絡みあっている両者を提供することで、新しい価値につなげていきたいんだ。

全員副業、既成概念に囚われない組織へ

高越:そんな想いで生まれた「qutori」、これからどんな組織にしていきたいですか?

加藤:そうだね、これまでのやり方や概念に囚われず、この世代、この時代だからこそできる組織のあり方を探っていきたいな。現に、自分も含めて関わっているメンバーは全員副業だしね。

高越:たしかに、コアで関わっているメンバーも全員複数の仕事を掛け持ちしていますよね。

加藤:そう。一社で縛る必要はないと思うし、いろいろやれた方がみんな楽しいと思うんだよね。この流れは今後加速していくだろうから、その先駆けとなるような組織になっていきたいな。

高越:今後qutoriがどうなっていくのか楽しみです。今日はありがとうございました!


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