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本のD2Cサービスをはじめます📚

オタ活応援メディアのQUNは、今春から新しい取り組みとして紙の本の出版をはじめます!

Instagramを起点に第1弾の企画がすでにスタートしているのですが、noteでは「なぜ本を作ろうと思ったのか?」といった裏側のストーリーをお届け出来ればと思います。

なぜ新しい取り組みをはじめるのか?

まず最初に、新しい取り組みをはじめようと思った理由が2つあります。

①「フォロワーを集めて何をするか?」のフェーズに入ったから
②継続するための資金集めをする必要があるから

QUNは2020年4月17日で1周年を迎えるのですが、ありがたいことに当初の予定を遥かに超えるスピードでフォロワーが増加しました。

正直な話、ただフォロワーを増やすだけのノウハウや知見はこれまでの運営で大体は把握出来てしまったんですね。

「じゃあ、フォロワーを集めて何をするの?」

今のQUNは、この問いを改めて考えなければいけないフェーズに入ったと感じています。フォロワーは集めただけだと、ただの数字なので。

あとはシンプルに、運営を続けるためにはお金が必要だよねっていう😂

収益化を考えた時に、企業と消費者どちらからお金を集めるのかで方法が変わって来るじゃないですか。

QUNのフォロワーさんは若年層のオタク女性がほとんどなので、貴重なおこづかいは推しの為になるべく使って欲しいという思いがあり、最初は企業向けの事業を考えていました。

でも企業からお金を集めるには、説得する材料をいろいろと用意しなきゃいけないんですよね。その準備をひとりでやるのめっちゃ大変やん…🥺

その点、消費者がお金を出す時の判断材料は「欲しい・欲しくない」の1点だけなのでシンプルで良いです。

小規模でもまずは商品を作って市場に出してみた方が、経験値と結果が得られて良いだろうと考え直し、D2C領域で新しい取り組みをすることにしました。

ファッションD2Cをやらない理由

インスタ発のメディアや個人アカウントが収益化するとなると、今1番相性が良いとされているのはファッション領域のD2Cだと思います。

実はQUNも1度企業さんとコラボしてオリジナルのトートバッグを制作・販売した経験があるのですが、実際にやってみてかなり無理ゲーだなと感じました。

その理由は以下の2つです。

①すぐパクられる
②製造ラインが海外に依存している

ファッション業界はとにかく流行に敏感なので、売れた商品はすぐにパクられます。「これってあそこのブランドのパクりじゃない?」みたいなの、インスタ見てるとめっちゃありますよね?

今は低価格でも割と高品質な商品が作れてしまいますし、コスパを重視されやすい傾向があります。

ファッションD2Cは、パクり問題と消費者のコスパ重視による価格競争が激しすぎて、商品を作る側のメンタルを健全に保つのがめっちゃむずいなと…。

QUNがオリジナルトートバッグを制作・販売した時も、コラボ先の企業さんはパクり対策や価格設定にかなり気を揉まれていました。

また小規模でファッションD2Cをはじめようとすると、一般的に製造ラインは中国や韓国など海外に置くことになると思います。

そうなると全くの素人が手を出すのはかなりハードモードだし、今のようなご時世だと商品を作っても日本まで運べないとか、運べはするけどめっちゃ遅延するとかそういうリスクがあるじゃないですか。

なので先行優位のボーナスタイムもない今からファッションD2Cに手を出すのは、完全に無理ゲーです。

あと本気でアパレルをやろうと思ったら、ユニクロ・GUよりも選ばれるブランドを作らないと厳しくないですか?

その為には、コスパ重視ではなく思想でファッションを選ぶように消費者を教育し直す必要があります。

が、QUNはそこに労力をかけるほどファッションに対する使命感はないのでやりません!

なぜ紙の本なのか?

D2Cというと海外やファッション系の事例が取り上げられることが多いですが、日本の同人文化こそ最強のD2CだとQUNは思っています。

思想や理念に基づいたものづくり、制作・販売・PRなどを一気通貫で行うスタイルなどなど…これって完全に同人活動と同じじゃん💡っていう。

同人活動ならわたしも以前やっていたので、自費で本を作って売る方法は心得ていました。

本には著作権が発生するのでパクり問題への対処が法的に整備されていますし、同人文化のお陰で「小ロット・低価格・高クオリティ」な製造ラインが国内にたくさんあります。

こういった状況から、前述のファッションD2Cにおける問題点も紙の本であればクリア出来ます。

また、コミティアや文学フリマのような一次創作向けの同人誌即売会がPOP UPイベントの役割を果たしてくれるので、商品を実際に手に取ってもらえる機会も作りやすいです。

みたいなそれっぽい理由は後付けでいくらでも考えられるんですが、実は「やってみたかった!」というのが本音だったりします😘

自分の思想を本という形にして他者に見てもらえるのはシンプルに楽しいですし、即売会に参加するのもお祭りみたいでワクワクしました。

コンテンツを消費するだけのオタ活は、運営する企業=他人の都合に振り回されて疲弊してしまうリスクがあるので、創作活動を並行して行うのは「一生、楽しくオタクを続ける」ための有効な手段になり得るのではないかと思っています。

いろんなオタクが書いたファンレターを全文公開する本を作ります

前置きが長くなりましたが、そんなこんなでQUNは新たに本のD2Cサービスをはじめます。

その第1段として「いろんなオタクが書いたファンレターを全文公開する本」を作ります!

本に掲載させてもらうファンレターは、Instagramのフォロワーさんからご提供いただきました。

応募総数は…なんと93通👏

前代未聞の企画にこれだけの方が賛同し、力を貸して下さるのは大変ありがたいです。QUNのフォロワーさんが、ただの数字ではないという証明にもなりますね。

ページ数などの都合で全ては掲載出来ませんが、なるべく多くの方のファンレターを読者にお届けすべく、諸々の準備を進めています。

今春中の販売開始を目標にがんばって編集しているので、ぜひ楽しみにお待ち下さい✨

制作過程はInstagramのハイライト「ファンレター」にもまとめているので、そちらも併せてご覧いただけるとうれしいです!

さいごに

この活動には、東京オリンピックや新型コロナウイルスの感染拡大による影響で同人誌即売会が開催出来ない=同人誌の発行部数が減少し、損益が見込まれる印刷所さんのお力になれれば…という思いも込めています。

日本の優れた印刷技術を守る為にも、楽しい本を作ります💪


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