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#15 もしも、志村けんがクイズ番組の解答者になったら…その2

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 12月1日放送の『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(日本テレビ、以下『小5クイズ』)にモノマネ芸人、レッツゴーよしまさが出演しました。
 よしまさといえば、素の志村けんのしゃべりモノマネで今年ブレークしたお笑い芸人の一人ですが、彼は今年5月に同番組に出演。10問目で不正解となっていました。
 そのリベンジに向けて、今回は強力な助っ人を招聘。その人物はタモリ、のモノマネでこちらも今年ブレークを果たした芸人、ジョニー志村です。誇張を一切しないその芸風は見た目、喋り方、佇まいや貫禄でさえ「リアルすぎる」との声が多くあがっています。

ジョニー志村(そっくり館キサラのHPより)
『小5クイズ』に挑戦するレッツゴーよしまさ(画像左)とジョニー志村(同右)(日本テレビより)

 そんな2人は序盤から息の合ったコンビネーションを見せます。互いの意見を出しつつ、笑いを交えた掛け合いを忘れません。ジョニーは日本の城、地層、楽器など、タモリ本人が得意としているであろうジャンルの問題を難なく正解していきます。ひとつ悔やまれるのは、新幹線の問題で小学5年生に解答を尋ねる「救済」を消費したことでしょうか。3つの救済をすべて使ったあとの9問目の問題で不正解となりました。

ジョニー志村とは

 1972年生まれ。28歳の時に、亡くなった父の「好きなことをやっていきなさい」という言葉を胸にモノマネ芸人の道に。当初はGACKT、氣志團の綾小路翔、XJAPANのYOSHIKIなどがレパートリーの中心でした。タモリのモノマネを始めたのは30歳を過ぎてから。しかしその時は、井上陽水や浜田省吾、松山千春などの「サングラス芸能人」のモノマネメドレーのつなぎでしかありませんでした。転機は2018年頃、所属事務所の社長の進言で、タモリのモノマネをブラッシュアップすることを決意。細かい表情や仕草、口調を徹底的に研究した末、2022年12月17日の『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ)に出演。この時は『笑っていいとも!』(フジテレビ)の1コーナー、「テレフォンショッキング」に出演したとんねるずのモノマネがメインであり、ジョニーは脇役的ポジションでしたが、これが業界の注目を集めたことで、露出増加のきっかけを掴み、スターダムへとのし上がっていったのです。

 なお、『小5クイズ』のなかで、「地層のこととか知らないと、タモリさんを汚すことになる」と知識まで本人に寄せていることを語ったジョニー。タモリへの、この上ない尊敬と畏怖の念が窺えます。

 令和の時代に彗星のごとく現れた究極の“なりすまし芸”。今後どのような輝きを放つでしょうか。

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 参考記事
『ものまね芸人ジョニー志村「リアルタモリ」は事務所との二人三脚でつかんだ汗と涙の結晶』 日刊ゲンダイDIGITAL 2023年6月22日
『似過ぎる“タモリ”で大ブレイク!50歳芸人の挑戦 父の遺言を胸に…遅咲き「ジョニー志村」の半生』 東洋経済ONLINE 2023年11月17日
 また、そっくり館キサラ、TV LIFE WEBのHPを参考にしました。

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