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大きな大きな母の愛 #2

お母さんへ

いつもありがとう。
言葉にして伝えることの大切さは理解しているからつど伝えているけど、
本当は言葉にできないほど「ありがとう」なんだよ。

どうしてお母さんは私のことをこんなにも愛してくれるんだろう?

時に不器用さを感じる母の愛。
思春期の頃はそれが本当にうざったくて毎日イライラしていた。
ごめん。いっぱいいっぱい泣かせてしまった。
お母さんは私のことだけじゃなくて、家のことでもつらいこと
いっぱいあったのにね。

お母さんなりに精一杯わたしを守ってくれていたんだ。
そして今も見守ってくれている。大きな愛で。

私が年齢を重ねるにつれて、「死んでしまいたい」だなんて
思うようにもなったけど、頭に浮かぶのはまず母の顔だった。
どうしても死にきれなかった。

「あなたが苦しい思いをしているのはずっと知っていた。」
「一人で逝ってしまわないか、本当はずっとずっと怖かった。」
「一人で逝かないで。死ぬなら帰ってきてお母さんと一緒に死のう。」

今いる苦痛な環境を変えるために人生の進む道を変える決意を伝えたとき
母に泣きながら言われた。

お母さんを置いていくわけないじゃないか。
そんなん言われなくても、伝わっているよ。
伝わっていたから、どんなに苦しくても生きる選択を毎回選んできたんだ。

でも今いるところは私の心が先に死んでしまうから、環境を変えるね。
いつまでも心配させてごめん。

「お母さんは心配しかできん。なんも手伝ってあげられない。」
「無理しないで。お母さんは、あなたが元気で生きてさえいてくれればいいの。」

わたしもお母さんが、元気で長生きしてくれたらそれだけでいい。
お母さんがいてくれたらそれだけでじゅうぶんなの。
心配しないでといっても、口にしないだけで毎日心配してくれているのはわかっているよ。
でもわたしにとっても、お母さんがいてさえくれればいいから。

何度も「生きるか死ぬか」の選択をした。
生きてよかった。
私は生きていてよかったんだ。

ありがとう。
お母さん今までいっぱい愛してくれてありがとう。
お母さんの愛で、私は人生で大きな過ちをおかさずにすみました。

私は生き方が不器用だから、これから先もきっと心配させてしまうかもしれない。
親が先にいなくなるのはわかっている。嫌だけど、道理だ。
お母さんがその時を迎えるまでに、ちゃんと安心させるからね。
不器用な娘で本当にごめんね。
それでもずっとずっと愛してくれてありがとう。

私もお母さんを愛しています。





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