「『通過点』自己理解プログラムのゴールはゴールではなくスタート」

人生のスタート地点に立つこと。
「本当にやりたいこと」が見つかった時、人はどんな感情になるのか。八木さんはこれを「恋愛相手」に例え、説明してくれています。本当に心から大切にしたいと思える人に出会った時、相手に気持ちを伝えることが怖いと感じるように、自分の中にある本当にやりたい事を見つけた時の気持ちはこれまで感じたことのない特別な感情だったように思います。

例えば人は、好きな人が見つかったら、「この人と付き合う」というゴールの旗を立て、そこに向かって努力をするのかもしれません。でも、現実は「付き合ったのだから」と相手の気持ちをコントロールすることが出来るはずもなく、それは本当に一つの「スタート地点」に過ぎないのだと思います。そして、「結婚した」と言っても、それが人生のゴールであるはずはなく、人生はその先もずっと続いていきました。

幼稚園i受験、小学校受験、中学校受験、高校受験、大学受験、就職活動......。最近は特に過熱しているように思える日本の学校受験熱。目標を持ち、そこに向かって小さな旗を立て、努力をすることは大切なことだと思います。でも同時に、受験や就職活動が終わっても、その先の人生はずっと続いていくという意識を持つことは本当に大切な事だなあと感じています。そして、私たちは日本の教育や社会の中で、余りにも沢山、人にジャッジをされ過ぎてきたのだなあということに気づかされました。

「自己理解をすることが難しい理由」

私にとって、子育てをする上で、一番難しかったことは「自分自身と向き合う」という事でした。例えば、自分の子供が悪いことをしてしまって帰ってきた。その時、その場面ですぐに子供と向き合い一緒に反省をするという作業は、本当にとても大きなエネルギーがいる作業でした。なぜなら、子供と本気で向き合う為には、同時に自分自身と真剣に向き合うという作業が必要だったからでした。

これまでは、自分が関わる人との距離感や、関わっていきたい人の環境を自分で選ぶことが出来ました。でも、「子育て」となるとそうはいかない場面が沢山ありました。その時、相手を変えることや環境のせいにすることはとてもとても苦しいことなのだということを知りました。なぜなら、人は人をコントロールすることは出来ないからでした。「自分自身だけが変わることが可能である」と気付けた時、私はこの「自己理解プログラム」と出会うことが出来ました。ずっと環境のせいや誰かのせいにしていたら、もしかしたら今も出会えていなかったのかもしれないなあと感じています。それ程「自分自身を知る事」=「自己理解」は誰もが最強に幸せになれる方法なのではないかと思っています。

子供と本気で向き合う為には、自分と本気で向き合うことが必要であるように、「自己理解」をする為には、「自己理解が出来る状態」に自分を持っていかなければいけない。だからこそ、自己理解は難しくて面白い!!そう感じています。もしかしたら、人は本当に良いもの(本物)ほど簡単に受け入れることが出来ないのかもしれないなあと思います。でも、日本が変わっていく為には、「本物」はやっぱり広がっていく事が大切だなあと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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