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「魚の皮で傷を治す」とは、意外に思えて自然な発想かも…?

ティラピアの皮はコラーゲンを豊富に含んでいることから、火傷の治療に有効だと言うらしい。
簡単に言えば、火傷で損傷した皮膚を魚の皮膚を当てることで損傷した人間の皮膚を再生してくれるのだそうだ。

何と突飛なことを!

自然に反しそんなことをするもんじゃない。
或いは、気持ち悪いので自分はしたくない!
という人は多いかもしれない。
でも、火傷に対する魚の皮膚をあてること以外でも我々の病気や怪我に対し、実は知らないだけで実用化されている他の例も既にあるのだ。
つまり、動物さんの身体の一部を利用させていただき、我々の治療に役立たせてもらう例が。

その一つが心臓の弁置換手術の際の代表例、生体弁だ。牛と豚がある。
損傷した心臓の弁に対し改良した「牛・豚」の心臓弁を取り付けるというものだ。
心臓弁置換手術には人工弁という選択肢もあるのだが、人工弁と生体弁それぞれにメリットデメリットがある。患者はそれぞれに応じ選択するわけだ。
ここでは詳しくは書かない。後ほど書こう。

実は、ボクが牛さんの生体弁歴20年選手なのだ。
だから、ティラピアの話を聞いても抵抗は感じないし、むしろこう言ったことに対する促進派なのだ。
人間のために無理やり殺傷するのは如何とは思うが、無駄に捨てられる部位なく利用できるなら利用する方が理想ではある。実際はどうなっているかはブラックボックスではあるが。

言いたいのは、理想はボクの生体弁の牛さんが美味しく食べて頂けているなら、尚のこと流通的に理想形であるということ。ティラピアもそうであってほしい。

さて話はズレたが、

時代は「異種移植」だそうだ。
皮くらいで怯んでいてはいけない。iPS細胞とキメラ動物に対する倫理的な考え方を個人個人で考えておかなければならない。


心構えがいるゾ。
もうそんな時代なんだ。

でも、云わばボクは既にローテクな「キメラ人間」なんじゃないのかい!
わっしょい!

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