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十三「しょんべんフェス」いいね! また来年会おうゼ。

つい先日小さめの街音楽フェスが好きだと書いた。
思い通りのフェスに出合えた。
大阪十三(じゅうそう)での「しょんべんフェス」だ。十三と言えば「しょんべん横丁」が有名。

ボクはしょんべんフェスのことは知らなかったのだが、コロナで中止期間があったようだ。しょんべんフェスは、2日間2会場、ライブハウスと“キャバレー”での開催だ。何と魅力的なんだろう。キャバレーだって!
キャバレーを使ったライブと言えば、心斎橋の味園ユニバース(廃業)が有名だが今回は、グランドサロン十三を借り切って会場トス。いいじゃん。

もう一会場はライブハウスGABU。こちらも初めての訪れるがミニシアターの第七芸術劇場と同じビルのため人が頻繁に入る姿をよく見ている。貸しスタジオとしても普段は賑わっているようだ。今回ライブハウスの方に行ってみて分かったのは音響、照明が素晴らしいこと。今やこれが基準?
しばらくライブハウスも行ってないので浦島状態なのかもしれない。いや、GABUさんが素晴らしいと素直に信じよう。
一日参加で前売り4500円ワンドリンク。安いね。
お目当てが日曜日だけだったのと元々都合がつかなかったので、日曜日だけ参加にした。
少年ナイフ、ヨニゲ。王道って感じ。
あと、グランドサロン十三の見学。w
neco眠る、これも聞いてみたかった。

昭和感溢れる雰囲気は素敵だった、グランドサロン十三
GABUの爆音だけど五月蠅くない音響

さて、フェスの魅力は未知のバンドに出会い、その魅力に直に触れること。
一日で見られる数は限りあるが印象に残ったバンドは、KING BROTHERS、夏生(赤いくらげ)、アウトドアホームレス、neco眠る

西宮から来たKING BROTHERSは爪痕を残したね。ハッキリ言って独創性という意味では過去からのパンクバンドでの勢い系との中で区別をつけることができないが、ここ最近自分の中でここまで振り切った勢い系を見ていないので逆に新鮮に見えた。思いっ切り振り切ってほしい。(何の上から目線?)
彼らの場合、勢いはいいがどことなく謙虚さが見え隠れしていて好感がもてる。

アウトドアホームレスは、たまに見る実力派コミックバンド。数曲キャッチ―なメロディーの曲があり、あの曲を有名な編曲者に託すと売れる曲に変身しそうな気がする、そんな曲がある。油断ができない。

neco眠る。ボクにとって未知のバンドで今回の一番の収穫かもしれない。インストバンドなのだが、他の音楽での形容を許さない突出した独特の音楽世界観を持っている。ヨーロッパ辺りに行くと受けると思う。実力もある。服装、彼らの外観の世界観も独特。つまり、いい味。
具体的にどんな音楽か知りたいなら今の時代、軽くYouTubeでもくぐった方が速いだろ。くぐれ。

元々のお目当てで行った少年ナイフ
王道でした。流石でした。格の違いを見せつけましたね。
つい先日単独ライブもあったところですので、ライブでは先頭バッターでしたが既に出来上がっていました。迫力も安定感も全バンド振り返ってみて、けた違いに良かったです。安定感あり過ぎです。むしろ、ライブハウスで横綱相撲をとってるのが、音楽業界いかがなものか!と言いたいくらいです。

ちょっと批判的な書き方をしてしまうとヨニゲさん。
疲れてた?
曲も変化がないように感じたし、サポートメンバーにもパワーが感じられなかった。
常に100%を出し続けて舞台に立つのは難しいだろうけど、楽曲構成だとかは工夫できるんじゃないかと思うし、3人構成でももっとパワーを感じさせてくれたバンドもいた。ヨニゲはそういうバンドじゃないよ、というならそれなりの見せ方も提示してくれてもよかったのに。

あとTVで有名だけどパフォーマンスに全く魅力を感じなかった人もいるし、ライブは実力の場だとつくづく。
皆さん、こういう場を経てのし上がっていくのだろうなと。でも、その先が本当の実力の先か虚構の果ての先かはそれぞれ求めるものが異なっていくんだろうな。




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