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東京出身の私が出会った喜界島の日常③

7月も後半になり、喜界島は夏真っ盛り!!
毎日いい天気すぎる日々が続いています。
たまーに気まぐれにスコールのような雨が降る時がありますが、その前後にふと漂ってくる雨のニオイがなぜか小さい頃を思い出します(笑)

縁もゆかりも無い喜界時に移住して4年目がスタート。
今回は島でのコミュニティや交友関係についてお話させて下さい。

家族単位で動くことがとても多い。

結婚して10年以上が経つのですが、共通の友達、知人というのがあまりない夫婦でした。
地元も、学校も、会社も違うので「人と会う」となると、行動は別が当たり前。つまり、コミュニティが全く別ということ。

島に来て最初の1ヶ月は歓迎会続きで、1週間毎日歓迎会という時もありました。旦那さんの職場関係の歓迎会にも一緒に参加。
その他、様々な会に2人で参加。
同じ飲み会に参加すること自体ほぼなかったので、最初はそれに慣れなくて旦那さんがいるのが気になって仕方なかったです・・・。

友達家族と一緒にBBQなど、とにかく家族単位で動くことが多い。

東京などの生活では、友達、知人の姿=個人の姿しか見たことない場合も多いのですが、島にいると、友達の夫、妻であり、父、母であり、仕事の姿であり、家庭の姿であり、と様々な面を見ることができ、とても新鮮です。

子どもと大人、みんなで遊ぶ。
友人宅の庭でBBQ


広い広い、友達の範囲。

コミュニティが広い分、たくさんの人と知り合う機会がとても多いです。
様々な年齢、職業。集落の方々。
同い年(同窓)の友達はもちろん、その家族。
旦那さんの同窓の家族。旦那さんの職場の方やその家族。
職場の方やその家族・・・。とどんどん広がっていきます。

中でも私が一番ビックリしたのは小学生、中学生、高校生の友達や知り合いができたこと。

東京で普通に暮らしていて、小、中、高校生と友達になりません。
友達の子どもと会う機会もとても多いので、食事会で一緒に遊ぶことも。
車の運転中に見かけて大きく手を振ってくれる時は本当に嬉しいです。
気軽に名前で呼んでくれて、こちらも自然と名前を覚えて、こうやって島の中でたくさんの人に見守られながら、子どもたちは育っていくんだなと思います。
みんなが自分を知ってくれて、自分の成長を一緒に喜んでもらえるのはとてもすごいこと。

まさに「子は宝」であって、
宝はみんなで守っていくもの。

ただ、それが裏目に出ることも。
あまりにもみんなが自分を知っているのは時には辛いもの。

どこの家の誰の子かをみんな知っていることに特に思春期は嫌な思いをすることもあるようです。
その気持ちもきちんと受け止めて、近所のおばさんとしてこれからも仲良くしたいものです。

友達の娘さんが島外の学校に行くので
見送りへ。
高校生と海でクレープ
中学生の友達からの差し入れ。
みんなで花火

移住者は目立つのか。

移住して最初の頃は本当にいろいろな人が声をかけてきてくれました。
言い方は悪いですが、近づいてこようとする人もいました。
本当に歓迎してくれて、仲間に入れてくれる人がたくさんいてよかったなと思う反面、近づこうとする気持ちに何かよくないものを感じる人もいて、警戒しているとそのうち全く近づいて来ない人もいました。
悲しいこともいくつかありました。

移住者への興味関心が強いのは当たり前だと思います。
何をしてる、どんな人なのかわかんないし、どこの誰?っと思うのは普通のことです。だからこそ、自分はどういう人で、今までどんなことを
してきたのかを知ってもらえるようにしています。

それで判断してもらって離れていく人に関しては仕方ないと思えるからです。

移住者はいつまで経っても「移住者」のくくりで見られています。
変なことをして目立ってしまうと、他の移住者の人も「あの人も移住者だし。」となってしまうのです。

住まわせてもらっている自分ということをいつも頭に置きながら、自然体の自分を入れてくれるコミュニティを大事に、大切に暮らしていきたいものです。

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