木村直人

文章は過去少し雑誌に書いたり本数冊の中に載っていたり程度。「Foo release m…

木村直人

文章は過去少し雑誌に書いたり本数冊の中に載っていたり程度。「Foo release me ,girl?」フー・リリース・ミー,ガール(彼女の説明)というお話しを公開してみようと「note」を始めました。抜粋。説明書(その物語の始まりよりも以前の)。仮想の目次。背景。だったりも。

最近の記事

「フー・リリース・ミー,ガール」 とはこんな話。

「フー・リリース・ミー,ガール」 とはこんな話。 女の子との間に友情は成立するのか? というよく聞かれる疑問は、 別に友情でも愛情でもいいじゃないかと思うし、 それにこの話の自分の方の登場人物は、 僕が男だとは書いてはいないし、 「彼女」が女の子だという事だけが 確かなコトで話は成立している感じ。 そんなお話です。 18歳からの10年弱くらいの間の、 変わっていって、別の人になるまでの ある興味深い女の子との関係性や、 時代や環境の中の、移り変わりとのお話で、 ひとつ

    • 「Foo release me ,girl?」一部*

      ■ 「湾岸」の倉庫の様なビル。 海の見える側にそのまま車を停める。 外側の鉄の階段は錆びていた。 初めて車を持った時、 彼女と彼女の友達の住んでいた最上階の、 グランドピアノとウッドベースと、 それからまだとても高価だった グラフィック用のMacのある、 ハウススタジオに遊びに行った。 ウッドベースは誰かのもので、 ピアノは彼女の所有のもので、それらが置いてあり 友達が使っている大きな鉄のロールが付いた 版画のプレス機も片隅にあったけれど、 その部屋はまるでそれらの存在を

      • 補足「Foo release me ,girl?」以後の世界

        それが自分の答えであるなら。 自分の答えをヒトの所為にしなければ。 答えは自分の答えなのだから。 それでひとつの答えはすべての答えではない。 僕は毎週新しい、以前とは異なるイメージをただ探した。 それが自分が20代にやるべき事であって、 一年ぶりに待ち合わせた友達は会社を作っていた。 イケブクロアメヨコアキハバラシンジュクハラジュクカラ ハラジュクロッポンギギンザカスミチョウアオヤマヒロオ エビスハマハルミシブヤダイカンヤマジューバンノギザカ ニシアザブカラウェイブシネビ

        • 「Foo release me ,girl?」 フー・リリース・ミー,ガール(彼女の説明)

          「Foo release me ,girl?」 フー・リリース・ミー,ガール(彼女の説明) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 子供のままで街をでた。 彼女にはじめて逢った時、 彼女はまだ10代の終わりだった。 「こんな話聞きたくないでしょ?」 「これはだいじな話なの。」 少し乱暴な言葉使い。 「彼女」に会った。 ■ 僕の初めての予備校の夏期講習の期間、 一緒の部屋で暮らした。      暮らしたと言っても、 隣の部屋も廊下の向こう側もその他の部屋も

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        「フー・リリース・ミー,ガール」 とはこんな話。

          目次「Foo release me ,girl?」

          101の話。(これは完全な目次ではない。) 目次「Foo release me ,girl?」 ■ラブとピース ■あの時が今だとか、思わないで。 ■本当の自由 ■ふと目が合ったその日に、もう一度会った。 ■次の朝、卒業式だった。 ■気持ちと純粋 ■彼女に逢ったことのなかには、いいこともわるいこともあった。 ■何事も、それが実現されている奇跡的なバランスがある。 ■もしもそうなれるのならどんなにか良いのだろう、と思っていた。 ■「Foo release me

          目次「Foo release me ,girl?」