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神経発達症(発達障害)息子の母になる〜母の入院と息子の幼稚園⑤


◯なぜか逆ギレ◯

そして次の日。
お迎えの時、奴(加配O)がやってきた。

昨日の今日で、園長から指導が入ったはずだが
どう出るんだろうか。


すると

加配O
「あの、朝〜園長に
園での息子さんの様子をお母さんに教えてあげてって言われたんですが、
あの〜

あんなかんじです。」

は?

え、なに?デジャヴ?
まだ言う?

わざと怒らせようとしているのだろうか。


あんな感じって

ずっと泣いているということですか?
そんなわけないですよね。

他の先生からもそんな説明を受けたことないですよ。

失礼ですけど、Oさんは
こういった子供に携わる仕事をされたことがあります?初めてですか?

すると
Oの顔つきと口調が変わった
明らかにムッとしている。
なめられたとでも思ったのだろうか。


加配O
「いや…それは
そ、う、で、す、ね。


こういう仕事は、
わたし自身はじめてではあります、はい。」

一言一言にスタッカートがついたような妙な口調だ。
そして何故だか睨んできた。
そんなもので怯みはしないし

睨まれるようなことを聞いたつもりもないが。

「そうですよね。
対応を見ていて、そうだろうなと思いました。

息子は自分の意思を話すことは苦手ですが
エコラリアはするんです。
最近は、「はいー謝って、謝って」という叱り言葉ばかりを繰り返してます。
幼稚園で叱責を受けているんだなとは思って見ていました。

叱られるべきことをして
叱られているのであれば構いませんが
どのような経緯で
叱られることになったのか
多少の説明もないまま
こんな感じ〜、あんなかんじ〜と
返されているのでは、
親としては、ただただ不安です。」


するとOは突然饒舌になり
息子への愚痴が噴出しました。

(この辺は思い返すのが辛くて、書くまでに根気が要りました…)

「わたしは教育においては管轄外です〜。
わたしの仕事は息子さんが危ないことをしないように見守ることです。ほかは管轄外です。
息子さんは自分から教室に向かって行っても
くれませんし、

わたしは彼についていって、
見ているだけです。
彼がその気(教室に入ってくれる気)になってくれないなら 
私も何もできないんですよねぇ〜(笑)


人に危ないことをしないようにはしてますが
たまに他の子をドンと押したりしてます。


そのときは、
はい謝ってーと言ってますけど?笑

何か言うとしたら
そのくらいですかねー(笑)

そういうことですから
心配ごとをわたしに言われても困りますので
他の先生なり、園長先生なりに言ってくださいね(笑)。」


面白そうに、まるで園サイドは自分の味方なんでと言いたげにOは言ったが

こっちはもうOの問題言動については報告済みである。

「はい、もう既に
園長先生に電話して言いましたよ。
要はあなたの加配では不安だと。」


Oは私のこの返答で
バカにしたように細めて(歪めてか)いた目と口を開いて絶句しました。



「あなたは、
自分は教育は管轄外と仰いますが、
それでは、何ら教育ができないあなたのほかに
息子に生活の指導をして下さる先生がついていらっしゃるんでしょうか。」

これは園長の話が本当かの擦り合わせの質問だ。
加配に加配をつけるという馬鹿げた対応を
本当にしているのかという疑問があったから。


「え…いや、あの…基本的に
手が空いていれば
わたしの他に誰かつくことはありますが
付きっきりということはないです」



(へぇ。
園長は誰かしらOに付いて
見てるようなこと言ってた気がするけど
やっぱりそんなことはなかったか…)




「じゃあ基本的に
教育は管轄外の、
対話ができない
あなただけが息子についてるんですか。
息子が何をしても、基本的に、ただ見てるだけで。



加配O
「あ、一応、はい。
…わたしが息子さんの担当ではありますので」

何が一応、はい。だ。


「では、一応息子担当のあなたは
息子が大なり小なり、どなたかに他害をした場合
はい、謝ってーとだけしか言わないんですか。
それで終わらせるんですか?」


加配O
「あ、はい。基本的にそう言って謝らせて終わらせていますね」



「それだけではダメではないですか?
なぜ謝らなければならないか、しっかり
説明すべきじゃないですか?
言ってもわからない獣か何かだと思ってますか。人に痛い思いをさせてはダメだよ、くらい言えないんですか?」


加配O
「いや、あのー当然そういう話もすることはあります。
話の流れでそういう感じで言ったりもします(意味不明)


ところで、園長とはどういう話をしたんですか?」


なんだ?そういう感じって。
ところでって更に何?

息子の対応の仕方をどうにかしてほしいという話をしていたのに。
この男は、それより
わたしが園長に自分の何を話したか詳細が気になって
今までの話が耳に入っていないようだった。

「ですから、あなたが不安だという話をしただけですが。」


加配O
「いや、それはわたしはまだ聞いてないから
わからないですけどー?
それじゃあ、今後の教育方針は園長や他の先生が決めることなので、他の方に聞いてください。
わたしは管轄外なので〜(めんどくさそうに)」

そう言うとお疲れ様です、と
去っていった。

(はぁ?何…?なんだこいつ…)


いやいやいやいやと、
頭から否定語多発で不快極まりない男の後ろ姿にデカイ岩か何かをぶん投げてやりたいと思ったのは言うまでもないでしょう。

そして彼に対して指導すると言っていた園長は
Oの話の中で

全く指導していない

ということがわかった。

(前日とデジャヴって目擦ったぞ。
最終的に逆ギレして去っていくし、あいつはなんなんだ。反抗期の子供か?)

帰り道は髪の毛が逆立っているんじゃないかと錯覚するほど
むしゃくしゃしていたけれど
チャイルドシートの前のドリンクホルダーに準備しておいたメロンカルピスを指さして
嬉しそうに「緑飲む♪」と言っている息子に
少し癒された。

息子は指さしもする、色もわかる、目も合うタイプのASDである。
なんでも根気よく言えば覚える。
この大事な幼児期に、あの教育は管轄外です〜のOはありえない。

管轄外って
そんなに膨大な業務抱えていたか?
今、思い返しても腹立たしいです。



帰宅後、夫にこの件を話すと

「はぁ〜?
逃げの発言ばかりだね、自分の仕事に責任感がない。
どうする?
このまま、この人が担当なら
何かあっても
誰かのせいにして逃げそうな気がするけど。
行かせなくてもいいんじゃない?」



と言った。

わたしは
「そうだな…
もう一度、園長と話をしてみてから決めるかな」
と返事をしました。

《ストレスいっぱい!思い出すのが辛い時期》
まだまだ続きます。




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