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家に帰ったらお母さんに話したいことがたくさんあるんだ

職場の70代の先輩とおしゃべり。
市の職員で退職まで、
仕事をセーブせず
働き続けてきた。

「家にいたって、近所の人より
職場の人の方が気も合うし。
お隣さんからは、
『お子さんのために家にいてあげた方がいい』
なんて言われたよ。
色眼鏡で見られた時代だった。
でも子どもに尊敬してもらわないと
いけないと思った。」

と話してくれました。

「娘には警察沙汰にだけは
ならないように言ってた」

とも話してくれて、
その先輩はすごくお役所感のある、
真面目できっちりした方なので、
警察沙汰?って思って聞いてみると、

また違った思いを語ってくれました。


「思春期にはね、いろいろあるんだよ。

小学校中学校から帰って
お母さんに聞いてほしいことが
たくさんあったんだと思う。

でも、私も夫も仕事で精一杯で
それどころじゃないでしょ。

不満がたまったんだと思う。

今思うと、
せめて3歳までは
一緒にいてあげれば良かったね。」


こんな思いも抱えていたのか。
泣ける。

娘さんに聞かせてあげたい。

娘さんの前で、
「何の後悔もない」と
凛としてそうな先輩なのです。



「いやーでも3歳まで一緒にいるの、
めちゃくちゃしんどいですよーー」

と話して気づいた。


育休明けてすぐ仕事復帰した保健師さんが
育児相談受けても、
子どもの大変さや
「あるある」には共感できても、

幼稚園入園までの平均3年半を
ずーーーっと一緒にいなきゃいけない
その、
ひぇーーーっていう
不安は、
心の奥底からは共感できないのだろうと
思いました。

その分、私は、早期に常勤で
仕事復帰する苦労を
完全に理解できていないので、

それぞれ得意分野があって良いのですが、



約4年の巣籠もり生活は
ものすごい絶望でした。
人生観変わりました。



子育ての後悔…

こうすればよかった
ああすればよかった

という思いが残らないなんて無理だし、

全く悔いがない、ってのも
どうかと思う。

だから、
いつも微調整。

あっちかな。
こっちかな。

子どもの言動におや?と思った時は
生活を見直すチャンス。

家族全員が笑顔でいられる、
それを目標に。

一度決めたから
生涯貫く、だと、
子どものサインに気づけない。

両親が働くことが、
家族に負担となってるか、
それとも充実を与えてくれているか。

感じてみよう。








先日、小2の息子に
「お母さん仕事だから、
学校から帰って鍵あけて入って
おやつ食べて1人でスイミング行くんだよ!」
と、言って
仕事に行きました。

早めに仕事をあがれたので、

「お母さん仕事終わったから
スイミング一緒に行けそうだよ。」
と、電話した時の
息子のあの嬉しそうな声。

この声は取り戻したいと思った時には、
取り戻せないのだなと思いました。




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