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今日から使える『戦場行動マニュアル』



最強のマニュアル本を見つけました。

もしも戦争に巻き込まれたらこうやって生き延びる
『民間人のための戦場行動マニュアル』著者:(株) S&T OUTCOMES 川口 拓


デカい本屋のミリタリーコーナーで見るからに異彩を放っていた本。表紙のインパクトに負けて買ってしまった。


この本では有事の際に民間人が心得ておくべき行動指針や具体的な行動がマニュアル化され、丁寧に説明されていています。〈開戦前・ゲリラ攻撃とテロリズム・開戦・占領・戦場を生き抜く技術〉という大きく分けて5つの状況別でそれぞれシナリオが仮定されていて、その都度段階別に我々がとるべき最善の行動についてまとめてあるのでとても分かりやすい。

「民間人のための」とあるだけあって、実践に高度な技術が必要とされないのもありがたいポイント。知っているだけで生存率が上がるかもしれないおいしい情報の詰め合わせです。ゲームのチュートリアルを進めるようにサクサク読めて楽しい本でした。そして何より為になる!

一見どこが違うのかわからない「正しい伏せ方」


状況設定が戦争下ということなので、日常生活でこのマニュアルを思い出す必要がなくて済む方が圧倒的に幸せだと思いますが、例えば爆発が起きたときの正しい伏せ方くらいなら知っていて損することはまずないでしょう。ちなみにとにかく身を低くすることが大事なので、いざとなったら爆発物から離れる方向に頭を向けてうつぶせになり、耳を押さえ、目を閉じ、口は開けておいてください。爆発の衝撃で鼓膜が破れたり、眼球が飛び出たりするのを防ぐためだそうです。口を開けるのも同じ理由で、閉じていると爆発による気圧の変化で大変なことになりかねないとか。

あと銃の安全な取り扱いについて、ズボンにさす持ち方は誤射を防ぐためにも避けるべき、というのはハリーポッターと不死鳥の騎士団の序盤でムーディー先生も言及していたので皆さんご存じだと思います。

大事なケツを失わないためにも、銃と杖はきちんとしまって持ち歩くことを心がけていきましょう。


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