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何を食べるべきか考えよう

皆さんが栄養素と聞いて思い浮かべるのはなんですか?
学校給食や家庭科などでも聞いたことがあるのは、
タンパク質、脂質、炭水化物といった3大栄養素のことが多いと思います。

この3大栄養素のそれぞれの働きを説明すると、
タンパク質は、体の構造や機能に必要なアミノ酸を提供します。
脂質は、エネルギーの貯蔵や細胞膜の構成成分として重要です。
炭水化物は、主にエネルギー源として機能します。

現在、この3大栄養素の中で一番不足しがちなのがタンパク質です。

厚生労働省が毎年行なっている「国民健康・栄養調査」によると、日本人のタンパク質摂取量は、1995年のピーク時の81.5gから2020年には71.4gと約10gも減少しているそうです。
この71.4gという値は、なんと1950年頃の戦後の食糧難からの回復時期と同レベルだそうです。

また、タンパク質摂取量が減り始める1995年から、
男性は肥満の割合が右肩上がりで増加しています。

タンパク質摂取が減ると肥満が増える?

これは何を意味するのかというと、タンパク質よりもあるものを食べる傾向が増えたということなんです。

それは、糖質です。

なんでも手軽に手に入る飽食時代にあって、なぜタンパク質不足が加速していったのか、それは、安価で手に入りやすく満足感もある糖質メインのお店や商品が増えていったためです。

ファストフードやコンビニ、麺やどんぶりもののチェーン店など。
街中を見渡すと糖質メインのお店で溢れています。

外食やコンビニなどで手軽で簡単に済ませる食生活を送っていると、知らず知らずのうちに糖質まみれのライフスタイルが出来上がってしまいます。

糖質依存が進むとどうなるか。タンパク質や鉄、ビタミン、ミネラルが不足し様々な不調を引き起こす要因となるわけです。

糖質の働きを覚えていますか?
エネルギーのもとにしかなりません。
タンパク質や脂質は、必須アミノ酸や必須脂肪酸
とあるように体にとって欠かせない栄養素なのです。

そろそろ無意識に食べるという食生活を見直しませんか?


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