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リアルな探究学習入門

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320校の探究学習を支援している教育と探求社には、経験やエビデンスがたくさん集まっています。先生たちの試行錯誤の軌跡から、探究学習をめぐる最新トレンドまで、幅広くお伝えします。
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記事一覧

「困っている人」は僕だった。メンタルヘルス支援団体の代表と生徒の対話

社会課題の解決策を考える「ソーシャルチェンジ」に取り組む5校30チームが、9月29日にオンライ…

「探究」と「教科学習」は別物?「探究」と「学力向上」は別物?先生たちが抱く、問い…

学校現場で生徒の探究学習に伴走している先生たちが語り合うイベント「ナレッジカフェ」が7月…

生徒と教師の「対話」が変えた「授業」「校則」「関係性」。金沢・西南部中の「いま・…

「対話」を学校づくりのベースにしている公立中学があります。石川県金沢市立西南部中学校。 …

【探究学習】こぼれ落ちるものに気づいて「完璧」への思いを手放した先生の話

千葉明徳高等学校(千葉県千葉市)で探究学習を担当する黒木和久先生は、同校の卒業生。18年前…

「職場体験」の事前学習とは。高校生の従業員インタビューの質問作り【ジョブトライア…

8月、中村高等学校(東京都江東区)の1年生が、都内の企業に職場訪問をしています。毎年恒例の…

【金融経済教育】価値が高いのは?「1人で1時間のプール掃除」VS.「リュックサック」

「このネックレス欲しい?」「いらなーい」 横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校で授業が始ま…

コロナ禍がきっかけで“職場体験”をアップデートした中学校の話

2020年以降のコロナ禍は、中学校の「職場体験」のかたちを大きく変えました。 千葉県船橋市立坪井中学校もその一つです。 職場体験の中止を受けた代替授業では「『働くこと』や『将来を見つめる』という部分を深く掘り下げることができなかった」と反省。そこで翌2021年度、新しい就業体験プログラムを試験的に導入しました。 すると、リアルの職場で働いたわけでもないのに、それまでとは明らかに異なる子どもたちの反応がーー。手ごたえを感じ、2022年度からは同校のキャリア学習の一環として

「そもそも」「なぜ」「どうして」で深める。福山市立城南中学の探究の試み

生徒が投げてくる想定外のボールーー少し前まで小学生だった生徒たちは、漠然とした「ミッショ…

【実体験】「楽しかった」で終わらない。コロナ禍の教室で取り組んだ"じっくり考える"…

職場体験、どうしようーー。新型コロナウイルスが広がった2020年度以降、全国の先生が頭を抱え…

「何も教えない」が革命だった。常翔学園の「探究」20年(後編)

多くの学校関係者が見学に訪れる「探究先進校」が、大阪にあります。今年創立100周年を迎えた…

「何も教えない」が革命だった。校長が語る常翔学園の「探究」20年(前編)

多くの学校関係者が見学に訪れる「探究先進校」が、大阪にあります。今年創立100周年を迎えた…

【教師と探究学習】生徒が教師を変えてくれた。6年の試行錯誤

生徒も教師も探究学習を楽しんでいる学校は各地にあります。でも最初はどこも、様子見から始ま…

【教師と探究学習】プロセスに学びがある。生徒に伴走した1年(東葛飾中・後編)

「我々教員の仕事は、生徒の内なる可能性に光を当てることかもしれない」 千葉県立東葛飾中学…

【教師と探究学習】プロセスに学びがある。生徒に伴走した1年(東葛飾中・前編)

「生徒たちに、何かを教え込もうとしたり、また『俺についてこい』という態度でいたり、私のメガネにかなうような方向や内容へ誘導することはしていません」 千葉県立東葛飾中学校で探究学習を担当する山元洋先生は、そう話します。 同校で探究学習に取り組む生徒たちは、どんな探求の道のりをたどっているのでしょうか。教員はどう関わるのでしょうか。2021年度の中学2年生の1年を振り返り、見えたものを語ってもらいました。 前後編に分けてご紹介します。 (敬称略) 人事交流先で見た風景東