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選べることは幸せなこと

トルストイの小説の一節に『幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである』という言葉がある。

そこから転じて、「ひとりひとりの幸せについてもある程度似たものだが不幸については人の数だけある」という言を見かけることがあるが、果たしてそうなのでしょうか。

こんにちは、合同会社QUESTのトムです。

冒頭の話に戻りますが、個々人の価値観が多様化した現代において「幸せは似たり寄ったりである」というのは暴論かと思うし、幸せがそうなのであれば、不幸も似たようなものかと個人的には思うのです。

では、私個人が幸せをどうとらえるかというと、『選択肢を持てること』だと考えております。

人生は選択の連続だ』とシェークスピアの小説の一節にもありますが、ある研究によると人は1日で最大35,000回の選択をするそうです。
その全てに選択肢を持ち決断することが幸せになるために必要だとは言いません。重要な事柄に対し、いくつか選択肢を持って選べることが好ましいと思います。

では、どのようにしたら選択肢を持ち、選べるようになるのでしょうか。
私は『①環境 ②能力 ③マインド』の3つが重要だと考えます。

①環境

いきなり元も子もない話題になりますが、環境は大事です。少し前に「東大に入る学生は世帯年収が高い」という統計があったかと思います。これは何も「裕福だといい大学に行ける可能性が高いので選択肢を多く持てるようになる」と言っているわけではありません。

どちらかというと、環境によって(金銭的な課題を除いても)大学に行くという選択を持てないことがあるというのが問題なのだと思います。
(私はど田舎の生まれで、地元の高校に進んだ人の中には「頭の良さ」や金銭的な問題ではなく、最初から大学に行くことを選択肢として持っていない人がいました。)

このように、環境によっては存在するはずの選択肢が見えなくなってしまうことがあります。
これは進学等の話だけではなく、例えばひとつの会社に長く勤めあげていれば「従来のやり方」以外の選択肢が見えにくくなってしまうことがあります。

この問題を解消するためには「一歩下がって俯瞰的に見る」ことが必要なのですが、環境というものは自分自身にバイアスをかけるので、なかなかに解決は難しいです。

②能力

またまた元も子もないというか、当たり前の話ではありますが、選択肢があったとしても、それを選ぶには能力が伴っていることが必要です。
(ゲームなどでも、たくさんのジョブがあっても必要なパラメーターを満たしていないとジョブチェンジできないとか、あんなイメージです。)

人生においては「〇〇を選ぶためには△△のパラメーターをどのくらい伸ばしておかないといけない」というのはわからないですし、運やタイミングもありますが、能力を伸ばしておくことで選択肢の方からやってくることがあります。

例えば、仕事において特異な業務があれば、その業務に関係する案件が転がってきやすくなる等、選択肢を持つためにも、そして選ぶためにも能力を磨くことはとても重要かと思います。

③マインド

「選ぶ」という行為には多かれ少なかれ挑戦が伴います。そのため、上記の環境や能力に負けず劣らず、チャレンジ精神が重要です。

チャレンジすることで、色々な経験を積み、能力を向上させることができます。それを繰り返せば環境が変わることだってあります。しかし、バッターボックスに立ってバットを振らなければ何も変わることはありません。
変わりたい、挑戦しようという気持ちが何よりも大切なのです。


「想い、選択し、何かを得る」という工程が、幸せになるためには必要であるというお話でした。

私たち合同会社QUESTは、ひとりひとりの「変わりたい」という気持ちを尊重し、そのチャレンジを楽しめるようにしたいと考えております。
幸福のため、選択肢を持ち、チャレンジしていく、そのサポートをさせていただければ幸いです。

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