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転職ってどうやって判断するの?~10年公務員を勤めた人の転職判断方法~

こんにちは、今回はのっくんが記事を担当します。

前回は「公務員転職体験記 ~転職の決意の仕方から転職活動まで~」を書きましたが、今回も転職について書かせていただきます。

さて、皆さんは転職について考えたことはありますでしょうか。

既に転職をされた方はもちろんのこと、転職をしたことがない方でもおそらく一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
そして、皆さんの中で何らかの判断・選択をされて、転職されたり、現職に留まることを選ばれたのだと思います。

私自身、実際に転職するまでに、数回転職を考えたことがありますし、転職サイトへの登録も何回かしました。
前記事に書いた通り、結果的に公務員を10年ほど経験したのちに、転職するという判断をしましたが、それまでは、なんとなく転職について思いを馳せ、なんとなく転職サイトに登録するまでの転職活動はしてみるという状況でした。

「なんとなく」と書いている通り、実際に転職を決意するまでは、転職に対して真面目に考えていませんでした。

きっと皆さんも「なんとなく」転職について考えて、結果、現職に留まることに決めた(考えることをやめた)という経験がお有りなのではないでしょうか。

では、転職について真剣に考えたいときに何をすればいいのでしょうか。

いざ言われてみると、難しいですよね。
恐らくこちらの問いについて絶対的な正解を持っている人はいないのではないでしょうか。
人の性格も十人十色、人の考え方も十人十色。また多様性の時代において、ある人の正解が違う方の正解とは限らない世の中です。

しかし、何かしらのノウハウがあるのであれば知りたいですよね?

今回の記事では、私が実際に転職を決意するために用いたワークを簡単に紹介させていただきます。

現在進行系で転職についてお悩みの方には何かしらの気づきになるように、転職について昔悩んだなという方には懐かしんでいただけるように、転職について考えたことないなぁという方には「こんなのがあるんだなぁ」と頭の片隅においていただけるように頑張って書かせていただきましたので、ぜひお付き合い下さい。


過去の振り返り~何が好きで大事なのか~

最初に紹介させていただくのは「ライフラインチャート」です。

自己分析についてインターネットで調べるとちらほら見かけるフレームワークで、「人生曲線」や「モチベーショングラフ」と言ったりする例もあります。

ライフラインチャートとは、縦軸に満足度(充実度)、横軸に過去の年齢(時間軸)をとったグラフです。

のっくんの実際のライフラインチャートです


横軸は左端が0歳の時、そして右端は現在や想定する将来のある時点を置き、その表の中に、自分の人生の満足度を表す曲線を描いていきます。
満足していた時期はラインを上げて、逆に満足できていなかった時期は下げるようにして描きます。

例えば、小学校のときは、友達に囲まれてみんなで楽しく過ごせていたので4点。中学時代は周囲から浮きがちで孤立していたため―4点。などと言った具合に自分の中で印象に残ったエピソードや転機だと感じた時期の満足度に点数をつけていく形です。

実際に私のライフラインチャートを載せていますが、満足度の高い時期と逆に満足度の低い時期がはっきりと出ているのが見て取れます。
みなさんが、実際にライフラインチャートを作成した際にも、満足度の高い時期にあった共通点、満足度が低い時期にあった共通点がどんなものか考えてみてください。

私の場合は、以下の共通点がありました。

満足度の高い時期
 人から認められている時期
 周囲から正しく評価されていると感じている時期

満足度の低い時期
 孤独である時期
 不当な評価を受けていると感じている時期

この結果を得て、私は自分が思うよりも「人から評価されたい」と感じていることを知ることが出来ました。

そこで、全体の奉仕者である公務員であるよりも、個として活躍するビジネスパーソンのほうが向いているのではないかと考えるようになりました。

このように自己分析により、自分を知ることで自分の生きる指針のようなものを得ることが出来ます。

自分の能力の整理~何ができるのか~

次は「キャリアシート」を紹介します。
こちらはQUESTで作成した完全にオリジナルのワークになります。

過去の仕事内容について思い起こし、何が好きだったのか、何が得意だったのかを思い起こしていき、自分は何ができるのかを明らかにしていくことを目的としたワークになります。

こちら実際に使用した様式の一部になります

業務内容について考え、その業務にはどんなスキルが要求されていたのか?自分はその要求に応えられていたのかについて整理していきます。

また、好きだった業務、嫌いだった業務も整理することで、自分がどんな仕事をしていきたいのかについても整理していきます。

私の場合は、人事異動もあり4課所を経験しましたが、得意だったり、好きだった業務は数字に関わる業務や人との会話やプレゼンすることでした。
この結果を受けて、数字を取り扱うコンサル業務を商材とした営業職になろうと考えました。

人には得意不得意があります。

全ての業務を完璧にこなせる人はいませんし、全てを好きになることも難しいです。
得意なことや好きなことを活かし、社会に貢献することができればそれは幸せなことではないでしょうか。

今の職場について~現職ではなぜダメなのか~

では最後のワークとして「現職検討シート」を紹介します。
こちらもQUESTで作成した完全にオリジナルのワークになります。

このワークは、実際に何を大切にし、どういう仕事が好きなのかがわかった上で、現職では達成できないのか、何故現職ではダメなのかを考えることを目的としています。

こちら実際に使用した様式の一部となります

ここでは、現職に対してどういう想いを持っているかを整理します。
恐らく、どんな状況でもどんな職場でもポジティブな一面しか感じていないということは稀だと思いますし、その逆も然りだと考えております。

それぞれのポジティブ面で取り上げた事象やネガティブ面で取り上げた事象について自分と向き合って、何が良かったのか、何が嫌だったのか考えてみると現職に対して自分がどう思っていたのか改めて向き合うことができ、現職に対する見方がよりシャープに見えてきます。

私は実際にやってみて、自身が思っていたポジティブ面にあまり思い入れはなく、ネガティブ面に強いこだわりがあることがわかり、転職を最終的に判断しました。

おわりに

今回は、私が実際に転職するかどうかの判断するときに行ったワークを紹介させていただきました。

もちろん、人によって判断の方法は様々です。
また、私自身この判断は間違っていなかったと感じていますが、現在の状況が恵まれているという側面もあったと考えております。

しかし、このワークを行って1番よかったなと思ったことは、「自分のことだったり、自分の人生に真剣に向き合う時間を作ることができた」点だと考えております。

自己分析や自分のキャリアを考えることは、一朝一夕で完璧にできることはありえないと思いますし、これらを完璧に出来る人はなかなかいないと思います。

しかし、これらを一生懸命考え続け、自分の人生を自分事にし、自分の判断で人生を選択していくことこそが大事なのではないでしょうか。

さて、QUESTでは現在、転職の判断についてサポートできる事業ができないか模索しております。
このサービスについてリリースしましたら、改めてnoteやQUESTホームページでリリース報告をさせていただきます。

もし興味のある方や、こんなことで悩んでいるなどございましたらコメントでご意見をお聞かせ下さい。

以上、のっくんでした。次回もどうぞよろしくお願いします。

合同会社QUEST のっくん



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