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阪神タイガースの日本一とハレー彗星

本当に熱戦でした。
阪神ファンならずとも、見てて本当に楽しめる7試合だったのではないかと思います。今朝はとりあえず、コンビニで主要スポーツ紙全部買ってきました。記事はネットでも読めると思うけど、やはり紙面は特別だしね。

第7戦が始まる前までは、正直オリックスのほうが優位だろうなとなんとなく思ってました。前日、エース山本で勝利し勢いもあっただろうし、なんかこう、38年待たされた身としては「いざというとき、だめになっちゃうかもなぁ」みたいな心配もあり・・・まぁ、そこが放っておけないところでもあるんですが(笑)

とにかく見てて思ったのは、両軍監督の采配の駆け引きが楽しかったのと、完璧なチームと思いきや守備のミスなどもあり、そのミスに乗じて得点を絡めていく、そこにゲームとしての面白さも感じて、そのあたりを一言でまとめれば「人間臭さを感じる」シリーズだったと思っています。関西のチーム同士の対決だったことも、そう思える理由だったかもしれません。

タイガースの選手がみんないい活躍をしていたのは言うまでもないのですが、オリックスの選手も本当に(いい意味で)憎たらしくて(笑)それはつまり記憶に残る素晴らしい方々だったと思う。

第1戦のKOから見事にリベンジした投手の山本は当初から話題になってたけど、正直名前もあまり知らなかったけど覚えちゃったのは頓宮とゴンザレスですね。頓宮の第7戦、最終回土壇場で、タイガースの守護神岩崎から打ったソロホームランはまさに「意地」を感じて、そこにも人間臭さを感じました。

スコア的には大差がついた試合も、流れを分かつプレーが随所にあって、それも紙一重の話だったので、やはり阪神もオリックスも、どっちが勝ってもおかしくなかったシリーズだと思います。

オリックスよりも阪神にあったものといえば、岡田監督の口癖でもあった「普段通りの野球をしよう」という姿勢だったと思います。すでに常勝軍団となっているオリックスにはオリックスの戦い方もあったけど、タイガースも気負うことなく、そして焦って自滅することもなく、「いざというとき、だめになっちゃうかもなぁ」なんて感じさせない、見てて本当に頼もしいチームになったなと思いました。

願わくば「次はもう、38年も待たせないでくれ」というところですね(笑)
実は前回日本一になった1985年は、ハレー彗星が接近していることが当時話題になっていました。ハレー彗星は約76年の周期でまわっています。76年を半分で割ると、つまり今年は・・・ハレー彗星が地球から一番遠ざかる場所に位置することになります。

タイガースの日本一は、ハレー彗星の周期とリンクしている!
・・・なんてことになったら、次の日本一のとき、僕は生きてるかどうかわからない。2061年まで待たされてしまう(笑)

2003年のリーグ優勝のとき、当時の監督だった星野仙一氏は「せめて6~7年に1度は優勝できる、常に優勝争いできるチームになってほしい」と言っていた記憶があります。あの時から数年は、選手層の世代交代がうまくいかず、そこそこ優勝争いをするもやはりどこか足りないチーム・・といった期間が長かったと思う。

今の選手は、金本監督、矢野監督が育てた選手たちを岡田監督の巧みな人心掌握、試合中の的確な采配によって活躍に導いた、そういった経緯もあり、選手の平均年齢も若いので、もしかしたら数年強い状況が続く可能性はあります。

・・・そんなうまいこといかないと思っちゃうのも、これがまたタイガースなんだと思いますが(笑)
タイガースが優勝するたび「黄金時代の幕開けだ!」なんてのは誰かがどこかで言ってるんだけど、今まではそういかなかったので・・・

今のタイガースには確固たる強さがあるのは確かです。
ただ、他球団もプロの集団なので、対策をねって全力で当たってくるでしょう。それをはねのけるには、タイガースももっと強くならないといけない。

来年以降も楽しく、応援していけたらいいなって思います。

改めまして、おめでとう阪神タイガース。
そして、楽しい試合を見せてくれたオリックスバファローズの皆さん、ありがとうございました。


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