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Note 77: 自作パソコンを組みました

本体は自作した

ということで、ついに本体選びに入る。
ここまではノートパソコンを使っていた。

- ThinkPad E470
- Core i5-7200U 3.1GHz(グラボ統合)
- メモリー 32GB
- ストレージ SSD SATA 2TB

という構成。
今改めて調べてみると、2016年12月に購入、なんと 76444円だ。
こんなパソコンでも普通に使えるもんなんだなー。

今回はWindowsデスクトップ機を、いわゆる自作パソコンで組むことにした。
自作パソコンというと、どこからジサクなんですか、という問題がある。
TOKIOの鉄腕DASHでラーメンと作るとなると、どこからですか、麦の栽培からですか?という笑い話があるが、いわゆるパソコンの自作というのは相当敷居が低い。
ケースと、CPUと、マザボと、メモリーと、ストレージと、CPUクーラー(オプション)と、グラボ(オプション)と、光学ディスク(オプション)とを組み合わせて、ネジ回しで固定し、線を繋ぐだけ。
弁当箱にサトウのご飯と、冷凍のハンバーグとベジタブルミックスを詰めて、手作り弁当と言うようなものだ。
(実際にはやってみると色々苦労があったが……)
自作にそれほど意味がなくて、自分が納得した部品選びをして、好みのままに組み立てるということに力点がある。
あと、標準的なATX規格の汎用品を使うので、あとから古くなった部品だけ差し替えられるので、長く使える。
あと、組み立て工賃のぶん、お金が節約できる期待がある。
そう、思っていた。

結果から言うと、部品に17万円ぐらい掛かり、組み立てにも朝9時から夜9時まで12時間ぐらい(休み休みだが)掛かったので、時給3千円で計算すると20万円とか掛かっている。
これから部品の相性問題などの自己責任の不具合が出てくるかもしれない。
スペックを考えると、ドスパラのガレリアとか、ああいう出来合いのパソコンを買ったほうがいいかもしれない。
乃木坂46がCMしている、マウスコンピューターのとかいいかもしれない。
ショップブランドのPCはダサいのが多いけど、これとか見た目がカッコイイね。

ぼくはもiiyamaだから、マウスコンピューターにすれば統一感が出るような気がする。
でももう自作しちゃったからなー。

ということで、部品構成を晒す。

ケース:Corsair 110R 7546円

最初は工作性の高いキューブ型のケースを買おうと思ったのだが、筐体の大きさに対して接地面積が大きいので断念した。
あと、光学ドライブ(CD、DVDドライブ)が載せられるケースは絶滅危惧種だが、ぼくはCDをiTunesに読み込むのに使うので内蔵したかった。
側面がガラスで、透けている。
ちょっとぼくの用途にはデカ過ぎで、げんじょう中身がスッカスカである。

CPU:Intel Core i7 9700 3.0GHz 39876円

自作というと、いまどきはAMDのRyzenを勧められることが多い。
また、インテルでもどうせグラボを積むのだから内蔵グラフィックなしでいいんじゃないのと言われる。
だが、結果は安全側に倒してこの選択になった。
今回、もっとコスパのいい製品があるのだが、あとから買い替えが効かないという恐怖感で、安全側に倒して割高な部品を選んでいることが多い。

マザーボード:ASUS PRIME H370M-PLUS/CSM (mATX) 12727円

これはちょっと失敗した。
最初はキューブ型のかわいいケースにしようと思っていたので、マイクロATXを選んでいたのだが、途中で方針が変わってミドルタワーにしたのだから、ATXにすれば良かった。
まあ、マザーボードは良くわからない。

グラボ:ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 39981円

今回自作PCを組みたかった第1の理由が機械学習で遊びたかったことなので、グラボは張り込んだ。
ただ、現状ではLinuxでないと機械学習にグラボを使うのは難しいので、あんまり意味はない。
Tensorコアが物理的に実装されているからRTX 2000シリーズにしたいとか、でも2060 Superは高いとか、いろいろ呻吟して中途半端なモデルになっている。

CPUクーラー: Cooler Master MA410M 8690円


CPUクーラーの定番は「虎徹 Mark II」であって、それなら3千円で買える。
だが、ぼくはこのMA410Mにした。
これは、いわゆる「光り物」であって、今回透けるケースを使っているのだが、光る部品は現状これだけだ。
別にピカピカしたい願望があるわけじゃないんだけど、こいつはCPUの温度が上がると色が変わるというギミックがあって、それが妙に気になってこれにした。
その結果、ケースも透けるやつにした。
我ながらヘンなこだわりだなー。

電源:玄人志向 80 PLUS GOLD認証 550W フルプラグインATX電源 8864円

これもちょっと謎の選択。
550Wはi7+RTX 2060という構成に対してはギリギリで、もうちょっと余裕を持たせても良かった。
今回いろいろ部品構成を考えながら、複数日に渡ってアマゾンのカートに足していって、部品が揃ったら一気に注文するというやり方を取ったのだが、そのとき、最初はi5で考えていたのを、変えるのを忘れていたのだ。
まあ、550Wでも十分である。
フルプラグインタイプで、必要なぶんだけ配線すればいいので、その点は良かった。

メモリ:TEAM DDR4 PC4-21300 2666MHz 16GB×2枚 16980円

メモリなんかどうでもいいんだけど、とりあえず32GBは必要である。
ぼくはブラウザーをいっぱい開けることが多いんだけど、あれがメモリ食いで、あっと言う間に16GBだと100%に張り付いてしまう。
フツーの緑色のやつでもいいんだけど、表面に赤い鉄板がくっついたやつにしてみた。
ケースが透けると言ってもスモークガラスであまり透けないので、良く見えないからあんまり意味はない。

ストレージ:ADATA SSD M.2 NVMe 2TB 34699円

さっきから文句ばっかり言っているけどこいつだけは超お買い得な気がする。
ストレージはSSD、それも2TBをボンと搭載して、外付けHDDをつないだりドライブを分けたり仮想的に統合したりセコセコ苦労するのはやめようと思っていた。
それもマザボに直接取り付けられるM.2で、接続方式も最新のNVMeにしようと思っていた。
これは何度も辛酸を嘗めたので、ここで張り込むつもりだった。
5〜6万は使うつもりで、実際そういう製品が多かったのだが、なんと、有名メーカーのADATAから、3万円台という破格の製品が出ている。
大丈夫か?
逆に未だになんか騙されてる気がする。

CPUグリス:MX4 4g 1384円

CPUグリスって何か分かりますか。
これは、CPUとCPUクーラーを完全に密着させるために(表面の凸凹による空気の層を埋めるために)間に塗るネバネバした物質のことだ。
これにマニアは妙にこだわる。
4グラムという、ホテルの歯磨きほどの量のチューブが千円以上もする。
高いのはもっとするけど、ぼくは吉田製作所さんのYouTubeを見てMX-4というのにした。
CPUクーラーにも結構立派なのがついてたので、それで良かった気もする。

光学ドライブ:日立LGデータストレージ 24倍速対応スーパーマルチDVDドライブ 2191円

これは完全にどーでもいー。
恵安(ケイアン)で作っているノーブランド品を買った。
最初はブルーレイも使えないとと思っていたが、ブルーレイ対応にすると値段が1万近くになるので、ビビって買わなかった。

SATAケーブル:UGREEN 45cm 3本セット 1098円

光学ドライブにマザボと繋ぐケーブルが入っていなかったので、追加であわてて買った。
3本もいらないのだが、他のは送料無料にならないので3本入りを買う羽目になった。
45cmでいいのか?と思ったけど、良かった。

総計

以上である。

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ということで、あっと驚きなされ、17万4千円も使っている。
ヒエー。
大丈夫か。
ちょっと最初は10万円もあればお釣りが来る計算だったのだが、安全側に倒してとか言っているうちに予算が膨れ上がってしまった。
恐ろしい。
でもまあ、好きでやってることだし、いまんとこメッチャ快適に使っているので、後悔はしていない。
してないもんっ。

(この項おわり)

会社員兼業ライターの深沢千尋です。いろいろ綴っていきますのでよろしくです。FaceBook、Twitterもやってますのでからんでください。 https://www.amazon.co.jp/l/B005CI82FA