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思考の二大潮流

その「人に迷惑をかけるな」という呪文も、言語学的制約です。

日本語人の考え方

日本語人は、状況を大事にして主体を改める考えを優先します。最新の状況に基づいて最適な主体になろうと、日々訓練しているのです。状況が定まらない限り主体が定まらない人にとって、その呪文は、徳目となります。

自分の状況を、他人が勝手に変えると、怒りが爆発するのです。

だが、人権を侵害する状況(世間)も、大事にすべきであろうか。

仮に、英語社会を生きるなら、人に迷惑をかけることは大した問題ではなくなります。それよりも、主体性を発揮した方が、はるかに大事でしょ?

英語人の考え方

英語人は、主体を大事にして状況を改める考えを優先します。主体の善し悪しは別にして、できることを積み重ね、平等な個人どうしがつながる社会を作るべく、日々、訓練しているのです。

状況から主体へ向かう日本語
主体
から状況へ向かう英語

日本語は、赤色曲線の上を、状況~主体(接続詞)へと考える。
英語は、青色曲線の上を、主体~状況(関係詞)へと考える。

日本語と英語、どちらの考え方もできる人こそが、国際人ではなかろうか。

以上、言語学的制約から自由になるために。