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扇動される感情

感情はとてもケミカル(chemical, 化学的)で、つまり物質的なものだと、私は捉えています。実際体内の様々な化学物質(ホルモン)と深く結びついているものです。そのため自分の感情との対し方を、化学や物理的に発想していくことは、この記事に出てくるアーティストの方と同様に、ある意味当然かなと思っています。

簡単に誘起される「わかりやすい!」「感動した!」などの浅い感情も、同様にケミカルな反応と捉えます。

この動画のように、ヒトの肉体の起源である古生物の時代から続く「喰うか喰われるか」の恐怖が、今も深く人類の脳にも刻まれています。でもその恐怖の感情も超えていく、深い精神性と高度な科学技術を人類が生み出していく未来も、あながち夢ではないと、私は感じてます。

これからの時代には、大々的なプロパガンダで多くの人々の感情を支配しようとする人間が、今以上に多く現れることでしょう。そういう人間に誘起される浅い感情を軽々と乗り越えていける技術を身に付けてこそ、その人は本当に自由に生きれるのだと思うのです。若い人は、是非ともそういう個の自立に基づいた自由を目指しましょう。

今の若者の中には未来の「三島由紀夫」も、未来の「全共闘」もいるかもしれません。ただ気象変動等が世界全体を揺さぶり続ける激動の時代に、右だ左だと固い石頭のままでは未来は拓けません。どちらの立場だとしても、自由な非真面目人間に成長して欲しいなぁと願っています。

今の激動の時代を生きる若い人達は、頭の固い『真面目人間』とも、怠惰な『不真面目人間』ともオサラバして、自由な精神をもった『非真面目人間』に成長して下さい。自由無碍な大きな器で悠々とした楽天家であり、どんな困難の中でも、誰とでも力を合わせられる。そういう個の自立をした自由人に。

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