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【2023年版】アニメ・マンガIPタイアップ事例をまとめてみた

こんにちは!
Mintoのコンテンツソリューション事業部でマーケティングを担当している江畑です。
私の自己紹介についてはこちらをご覧ください。

2024年が始まって1ヶ月が経ちました。
年始の慌ただしさで2023年にどのようなアニメやマンガのタイアップ事例があったかお忘れの方も多いのではないでしょうか
そこで今回のnoteでは話題になった2023年のアニメ・マンガIPタイアップ事例をまとめて振り返ってみたいと思います。

アニメ・マンガIPタイアップ事例紹介【2023年】

進撃の巨人×京都丹後鉄道

(参考:https://trains.willer.co.jp/event/shingekinotantetsu/)

2023年の11月にアニメの「Final Season 完結編(後編)」が放送され、2013年のアニメ放送開始から10年の月日を経てついに完結した『進撃の巨人』ですが、2023年は多くの描きおろし企画のタイアップが実施されました。

その中で今回はWILLER TRAINS株式会社が運営する京都丹後鉄道とタイアップした事例を取り上げます。
京都丹後鉄道は海にかかる橋の上を渡る絶景が見える電車として有名です。
今回の事例では、全体が特別ラッピングされた列車が4ヶ月運行され、描き下ろしのオリジナルグッズも発売されました。

作中で「海」は壁の中で暮らす主人公のエレンやアルミンが幼い頃から憧れていた場所として描かれており、海の上を走る京都丹後鉄道と見事にマッチして、X上の告知ポストでも「いいね」が1万を超えるなど話題となりました。

島耕作×佐賀県

(参考:https://c.kodansha.net/news/detail/44353/)

過去に人気ゲームの『ストリートファイター』や『ロマンシング サ・ガ』とタイアップした佐賀県ですが、2023年は講談社の人気マンガで連載40周年を迎えた『島耕作』とタイアップしました。

今回の事例では、島耕作が佐賀県の副知事に就任し、公務を行っていくことになります。
就任式は島耕作の母校でもあり、佐賀県出身の創設者の大隈重信にちなんで早稲田大学の大隈記念講堂で行われました。
就任式では、『島耕作』の大ファンである中川翔子さんが一日秘書を務め、島耕作もCGで登場しました。

さらに当日はトークセッションも設けられ、山口祥義佐賀県知事、島耕作、中川翔子さんに加えて原作者の弘兼憲史さんも登場しました。この就任式の様子は1,000以上のメディアで取り上げられて大きな話題となりました。

ゴールデンカムイ×白い恋人

(参考:https://www.fashion-press.net/news/108272)

2022年にマンガが完結しておりますが、2023年にアニメ放送、2024年に実写映画が公開予定など、話題が尽きない『ゴールデンカムイ』と、北海道が誇るお菓子の「白い恋人」シリーズとのタイアップ事例です。
北海道を舞台にした作品と、北海道に拠点がある企業というそれぞれの共通項を生かしたタイアップとなっております。

『ゴールデンカムイ』と「白い恋人」は2018年からタイアップをしていますが、今回は「白い恋人」の歴代タイアップデザインの復刻オリジナル缶やオリジナル缶を模したマグネットなどが販売されました

Mintoのアニメ・マンガIPタイアップ事例

Mintoのアニメ・マンガIPタイアップ事例についても紹介させていただきます。

範馬刃牙×最強のどん兵衛

(参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000029274.html)

お揚げ、麺、出汁、七味、全てが主役となった「最強の一杯」をテーマに『範馬刃牙』と日清の「どん兵衛」シリーズがタイアップしたWeb CMが制作された事例です。
CM公開後の売上が前の週に比べて174%増加し、オンラインショップも先月比223%増加という結果となりました。
また、このCMは「YouTube Award 2023」の「Best Sales Lift部門」を受賞し話題となりました。

銀魂×Meta Quest 3

(参考:https://www.moguravr.com/meta-quest-3-gintama-cm/)

VRヘッドセットの「Meta Quest 3」と『銀魂』がタイアップしてWeb CMを制作しました。
主人公の銀さんの「企業案件来たぞー!」という強烈なセリフから始まるCMで、「万事屋 銀ちゃん」全員でMeta Quest 3をPRする内容となっております。
「企業案件」と言い切ってしまったり「お前ら買えよー!」という発言など、銀魂節が全開のCMでしたが、コメント欄には「企業案件って言いきっちゃうのが万事屋らしくて好き」「完結しているのにまた見れて嬉しい」など、好意的なコメントも寄せられており、大きな反響を呼びました。

アニメ・マンガIPタイアップを実現するための手順は?

これまで紹介してきたような話題化できて効果が期待できるマンガ・アニメIPとのタイアップはどのように実現すればいいのでしょうか?

コンテンツを通して届けたいメッセージを定義する

アニメ・マンガIPタイアップを実現するための手順の1つ目は、コンテンツを通して届けたいメッセージを定義することです。
マンガやアニメの登場キャラクターはあくまでも企業が伝えたいメッセージの代弁者です。まずは自分たちがそれらのキャラクターを通して「だれに」「なにを」「どのように」伝えるかを定義することが必要です。

データに基づいたIP選定をする

アニメ・マンガIPタイアップを実現するための手順の2つ目は、データに基づいたIP選定をすることです。
認知度やファンの熱量、ファンの属性といったIPのデータと、ターゲットとしているユーザー層とのマッチ度を定量化してIPを選定することが重要です。

メッセージをファンが喜ぶ形でコンテンツ化する

アニメ・マンガIPタイアップを実現するための手順の3つ目は、メッセージをファンが喜ぶ形でコンテンツ化することです。
タイアッププロモーション施策で効果を出す成功するためにはタイアップする作品を理解した上で、作品に対してファンが求めているストーリーの上に企業が届けたいメッセージを乗せてコンテンツ化することが重要です。

まとめ

今回は2023年に話題になったアニメ・マンガIPタイアップの事例についてまとめてみました。
ここで取り上げた以外にもタイアッププロモーション施策事例は多く実施されて行われており、年々その件数が増加しているように感じます。

アニメ・マンガとのタイアップはtoC向け企業が多く行われているように感じますが、今回の『島耕作』と佐賀県のように自治体とのタイアップ事例も増えていくと思われます。
どのような業種・業態であれ、マンガ・アニメIPとタイアップする際は、「ファンがどうすれば喜ぶか」を考えることが必要です。

Mintoでは、マンガ・アニメIPだけでなくSNSクリエイターなどを用いたマーケティング施策の企画・制作・運用を承っております。
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