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手の中の「わらしべ」が価値ある循環の中で手ごたえになる転職がしたかった話

まずはご自身の自己紹介をお願いします。

MintoでIP部のマネージャーをしている小川真治(おがわしんじ)です。キャラクター、IP、エンターテイメントに関わる仕事をずっとやってきました。東京都日野市で双子の女児と梨畑に囲まれて暮らしています。

日野市は東京都のほぼ中央に位置し、通称「東京のへそ」とも言われています!

学生時代はTV・放送業界に凄く憧れていて、いずれはTV番組の作り手になりたかったのですが新卒入社することとなる会社の取締役からの「これからはケータイがメディアになる時代だから、TVにこだわる必要ないよ」という言葉に強く激しく衝撃を受け、2003年に今でいうところの"ガラケー(フィーチャーフォン)"向け情報サイト「girlswalker.com」の営業、企画、編集に従事。西麻布の地でコンテンツプロデューサーとしてキャリアをスタートしました。

会社が入っていたビルには何故か「飛び込み台」がついていて、ここから社会の荒波に新卒で飛び込みました。

ここで色んな経験をさせて頂いたので、語ろうと思えば一晩中語れるのですが、やっぱり人生のターニングポイントとしては、2005年の晩夏にgirlswalker.comのユーザー層に向けた一般顧客向けファッションショー「東京ガールズコレクション(TGC)」の第一回立ち上げ時に、自身もその時に現場に居ることが出来たことでしょうか。今でも第一線で活躍している大先輩たちの背中を見ながら、その瞬間に立ち会えたことは人生の貴重な経験だと思っています。

業界人向けの従来型ファッションショーとは違って、一般向けにチケットを販売して巨大な会場を舞台にショーを開催し、モデルの着ている服が気に入ったら、ガラケーを使ってその場で購入できるという「リアルとモバイルの融合」ともいえる「0→1」の瞬間に立ち会えたことの衝撃は、今でも脳裏に深く深く焼き付いています。
今でこそAmazonや楽天などでスマホから物を買うことが当たり前の世の中ですが、エンターテイメントがもたらす可能性に感銘を受けました。

今後のキャリアの先で実現したい「やりたいこと」も、そういった体験から派生していて「自分が仕掛けたことに対して「生の反応」を感じることができて、ビジネスとしてもしっかり成立するもの」を自分の手で生み出したい。一時のものではなく、世の中に残り続けることができるようなものを自分も生み出したい!!…という行動の原点がこの時に芽生えました。

当時からデコメや絵文字を手掛けている中からTGCのイベント連動でイベントのマスコットキャラクターを作っていた自分としては早い段階からキャラクター、IPを通じて仕事をしていきたいと強く思えたことも大きな幸運だったかもしれません。

その後、キャラクターライセンスの実務経験を積むために転職。リラックマやハローキティなどのスマートフォンアプリのディレクションを通じて有名キャラクターのライセンスの仕組みを学び、その知見をもとに新規事業としてチャットアプリのスタンプ制作支援事業を立ち上げ、竹内力さんやGACKTさん、松田優作さんなどの著名人スタンプや、TV局の番組企画スタンプを手掛ける日々の末に、ある時、メッセンジャーアプリのプラットフォーマー側からIPアライアンスの拡充に内部で携わってほしいと言われ、5年ほど国内外の様々なIPホルダーと向き合い、数多くのスタンプやプラットフォームにまつわるプロダクトを担当させて頂きました。

実写系スタンプの構図を考えるときに自分でポーズ撮って撮影したもので準備したり。当時、絶対本番で使わない写真なのに顔までタレントさんになりきって演技をしていました。(ティッシュ箱はXmasプレゼントの箱にデザインで変更)

多くの企画と幸せな出会いによって、世の中にインパクトのある企画にも携わる経験を得たものの、やっぱり自分の原点である「自分の手で生み出すコンテンツを手掛けたい」という想いを成し遂げたい気持ちが強かったため、それを創ることが出来る場を求めて2023年の4月にMintoに入社させていただきました。

Mintoを選んだ理由・入社の決め手は何だったのでしょうか?

代表の水野とは、西麻布のガラケープロデューサー時代から間接的に接点があったためか共通の話題も多く、またIPアライアンス業務を通じてキャリアを積むのと平行して、自身がクリエイターとしてTikTokやLINEスタンプの創作活動をしていたことから時々、意見交換させていただく間柄ではありました。
Mintoは世界中のSNSプラットフォームとの提携でキャラクタースタンプを配信し、認知獲得に成功したキャラクターをラインセンスビジネスに繋げていくというビジネスモデルです。それは私が思う「自分が仕掛けたことに対して生の反応を感じることができて、かつビジネスとしてもしっかり成り立つもの」であり、クリエイター、IPを軸にしている部分が自分の手で生み出したいという「0→1」の欲求を満たしてくれるように感じたこと、それがMintoに入社した1番の理由かもしれません。
あとは率直に今までの全ての経験がそのまま使える部分が多いだろうなという点でしょうか。

自分的にはめちゃくちゃ売れた「悪代官の悪だくみクリエイターズスタンプ」。とりあえずやってみよう、作ってみようっていうスタンスは今も変わらずです。

Mintoで働きたいなと思ってからは行動は早く、水野の自宅近くまで出向き、履歴書を渡しに行ったんです(笑)
ただ当時クオンとwwwaapが経営統合する直前だったので、僕が合流するのは少し先になってしまったのですが、2023年の4月にやっと合流でき、ここから自分の「エンタメ業界の経験×IPアライアンス×クリエイター」としてのキャリアを更に発展させられるんじゃないかなぁと、今もワクワクが止まらない毎日を過ごしているところです。

小川さんからみて、Mintoはどんな会社だと思いますか?

Mintoのコアバリューには「全方良し」というワードがあります。それは取引先としてMintoと接していた時から変わらず思っていたことなのですが、社員になっても感じることは「全方位に対して誠実」であることを、かなり重要視して意識している会社だなって中に入ってみても改めて思います。取引先だったときにも感じていた誠実さがそのまま変わらず内部に向けてもそうであることって率直に凄いなって感じました。クリエイターでもある自分としては、やはり自分で生み出したキャラクターやIPを取り扱って頂く方、お任せする会社が、どれだけ誠実であるかっていう尺度は非常に重要なのも知っており、このコアバリューをもとにMintoからこれからも他の人に教えたくなるような感動が生まれてくるんだろうなと思います。

最後に、これからMintoでやりたいことを教えてください
唐突ですが昔話に出てくる「わらしべ長者」はたった1本のわらしべを元手に、物々交換を積み重ねて大金持ちになったってお話なんですが、あの話が僕は大好きです。

無価値だったものを価値に変える発想力に習うところはとても大きいと思っていますし、相手の望むものを提供して喜んでいただき、その喜びを自分のものとし、また、自分も豊かになるという姿勢で仕事に邁進していきたいと考えています。TV業界を夢見た小僧が、一転してガラケー、モバイルコンテンツにエンタメの未来を感じ、その末にSNSやwebtoon、Web3などの新たな機会を活かすことで世界に向けての「コンテンツの打ち手として世界一のタイトルに関わった」となれたら素敵だなって思うんです。

僕が西麻布で握りしめた「わらしべ」は様々な経験を経て最終的にどんなものに交換され、物々交換の果てに「誰かが他の人に教えたくなるような感動を生み出すようなものになっている」って確かな手ごたえが今は自分自身としても一番欲しいですし、僕自身もどんなものに変わっていくのか見てみたいです。自身のキャリア、やってきたことに「こだわり」を持って“面白いもの”を創ることができる“ハート”を持って今後もMintoという環境の中で攻め続けたいです。

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