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大手広告代理店からスタートアップへの転職で見えた、新しい景色と可能性

Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。今回は、コンテンツソリューション本部ビジネスプロデュース部クライアントグループ マネージャーの志村さんにインタビューをしてみました。

まずはご自身の自己紹介をお願いします

初めまして!Mintoの志村です。
2023年5月に入社した後、同年8月からコンテンツソリューション本部(CS本部) ビジネスプロデュース部クライアントグループでマネージャーをしています。
入社エントリーはこちら↓

クライアントグループは、広告主と直商流でサービスを提供するチームで、2023年4月に新設されたチームです。入社してから約9ヶ月が経ち、役割も変化する中で、改めてマネージャーとしての目線でMintoでの仕事や組織について経験していることをお伝えできればと思います。

今はどんな仕事をしているのでしょうか?

基本的な動きは、広告代理店の営業としてクライアントワークに向き合っています。
クライアントが抱えるマーケティングコミュニケーションの課題に対して、Mintoならではのマンガやアニメ・IPを活用したクリエイティブを中心に企画提案を行います。

営業の仕事

せっかくなので分かり易さと僕なりのオリジナリティのために、元居た博報堂の営業と比較してみましょう。

【博報堂の営業】
・ストラテジーの進行
➔基本的にはストプラと呼ばれる戦略や調査を専門とする、コンサルタントに近い役割のスタッフが戦略をつくります。営業はストプラのスタッフがより最適な戦略を立てられるよう、オリエン、情報提供、ディレクションを行います。

・メディアプランの進行
➔テレビ・新聞・ラジオ・OOH・デジタルなど、あらゆる媒体に専任がいます。さらに、予算規模が大きく、メディアミックスが複雑化する場合は、メディアプランナーをアサインしてMMM(※マーケティングミックスモデリング)から考える場合もあります。営業はクリエイティブとの相性や企画の最適化を考える役割を担い、メディアプランナーをアサインできない時には適切な予算のアロケーションも考えます。

・クリエイティブの進行
➔ムービー・グラフィック・アクティベーションなど、目的や媒体に合わせた企画・制作の進行を行います。クリエイティブはクリエイティブ・ディレクターが全体の統括を行い、制作内容に合わせてプランナー、コピーライター、アートディレクターなどのスタッフが各パートの企画を考えます。営業が企画案を出すこともあります。あとは予算とスケジュールの管理やクライアントへの確認の出し戻しなども営業が行います。

型にハマらないものも含めると無限にあり、Mintoでの仕事との差分を示すための情報にならないので、ここでは基本かつコア業務であるストラテジー・メディア・クリエイティブ、大きく3つのパートとさせてください。そしてこのコア業務が、Mintoのクライアントグループではどう違うのか紹介させていただきます。

【Minto-クライアントグループの営業】
・ストラテジーの進行
➔現状ストプラは居ないので、戦略パートが必要なら営業自らつくります。と言っても、博報堂のような総合代理店と比較すると、ガッツリとした(数十ページ)戦略パートが必要なことはほぼありません。それはMintoが現状扱っているコミュニケーション手段(メディアや企画の領域)が博報堂よりも少ないことが大きな理由の1つです。

・メディアプランの進行
➔多くの場合デジタルメディアのみのプランニングになり、メディアチーム(社内ではコンサルグループと呼んでいます)がプランニングします。ですが少しずつデジタル以外のメディアを提案する機会も出来てきており、現状はデジタル以外のメディアは営業がプランニングしています。

・クリエイティブの進行
➔SNSクリエイターとの案件であれば編集部、IPタイアップの案件であればタイアッププランニンググループ(TP)が制作進行します。予算はもちろん営業が管理しますが、スケジュールは概ね編集部とTPがグリップします。

これまでの情報だけ見ると、Mintoでの仕事は領域が狭く見えるかも知れません。
ですが、博報堂では上記のような業務を数人~最大100人以上で回します。(1つのアカウントでもブランドやユニットが複数あるため)
そのため「メディア担当の中のテレビの担当」だったり、「海外向けのローカライズの担当」という場合もあります。なので、営業1人当たりが見る領域で言うと、決してMintoの営業も領域が狭い訳ではありません。
※博報堂でも1人ですべてのパートを担う場合もあります。僕も実際そうでした。

また、クライアントグループでは1人あたり数十社のアカウントを担当します。なので、色んな企業や商品のプロモーションに携われるのも面白いポイントだと思います。(常に数十個の案件が並列して動いているわけでは無いのでクライアントグループの営業に興味を持ってくださっている方はご安心ください笑)

B2Bマーケティングの仕事

それとは別でBtoBマーケティングの業務も一部担っています。
前職までの経験で、事業会社としてのマーケティング活動も経験してきたスキルと知見を活かして、Minto自身のマーケティングを行うBtoBマーケチームでも仕事をしています。

これは会社から「BtoBマーケティングもやって欲しい」と言われたわけではなく、僕自身がこれからのCS本部の成長にとって最も重要なのはマーケティングであると考えた結果です。
Mintoのバリューの中で、“Take Charge”(自分がオーナーになる)や“Be a Pioneer”(まずやってみる)というのがあるんですが、だからこそ営業チームの所属でありながら僕がBtoBマーケティングに携わることも会社から歓迎されていると思います。
もちろん、クライアントグループのマネージャーとしての責務は全うした上での話なので、クライアントグループの数字には誰よりもコミットする前提です。

少しだけBtoBマーケティング業務についてお話すると、実はまだ生まれたての組織で、去年(2023年)はマーケティング活動を行う基盤が出来ていない段階でした。
ここ半年はその基盤づくりに専念していて、2024年はBtoBマーケティングチームが本格的にCS本部の売り上げ貢献していく年になります。
ちなみにやっている内容は現状、オーソドックスなデマンドジェネレーションですが、これからMintoらしい施策も展開したいと思っています。

仕事終わりのビールは最高

Mintoでの仕事のやりがいは何ですか?

改めてになりますが、Mintoはスタートアップです。
まだまだ社内の環境整備が追いついていない部分もありますし、フロントである営業やBtoBマーケティングも同様です。
だからこそ、例えば営業なら新しいパッケージメニューの開発も誰かに制限されることはありません。

メニューの開発のために社内だけでなく、社外のサービスとの提携をすることも制限されていません。
なので、商品開発や事業開発に近い領域までどんどん自分で攻めていくことが出来るし、それがMintoのコアバリューの体現でもありCS本部の価値にもなります。
自分が開発したメニューが他のチームにも展開されて、事業成長に貢献する可能性があります。

自分が見つけた可能性の芽は自分で育てることが出来るし、それを組織にインストールすることもできる。
Mintoの営業は、やる気さえあれば商品開発や事業開発も並行してチャレンジできる、ビジネスパーソンとしてクリエイティブなポジションだと思います。

Mintoの仕事のユニークさ

Mintoはとてもオタクが多い会社なんですが、僕自身は割と普通の人です笑
なのでこんなにオタク密度の高いコミュニティに入ったこと自体がとても新鮮な体験です笑 
そんなオタクコミュニティの中で、やっぱりオタクが企画に活きる瞬間というのを何度も目にしています。

僕では時間を掛けても出せないようなアイデアが出てくるし、そういったアイデアがMintoらしい企画だったりします。
クライアントワークなのに、企画にその会社らしさを込められるのってなかなか他の会社では出来ないアイデンティティだなと思っています。
(もちろん、オタクでないとMintoでは活躍できない訳では無く、非オタクでも当然面白い企画は出せるし企画だけが仕事ではありません!笑)

あとは手法についてもユニークネスがあります。

MintoはSNSクリエイターと共に成長してきた会社ですが、具体的な名称は伏せつつ例をひとつ。
ある有名IPのミュージックビデオを製作するという案件で、アニメーション・グラフィック・楽曲の全てをプロダクション製作ではなく、SNSで活躍するクリエイターさん(アニメーション・グラフィックと楽曲はそれぞれ別のクリエイター)とMintoプロデュースで製作しました。
この手法は、博報堂に居た頃だったら チャレンジしなかっただろうなと思います。

また、CS本部として、フルファネルのコミュニケーションに対応できるメニューの開発が出来てきたので、提案の幅も拡がり広告代理店的な意味でもとてもやりがいのある環境になってきたと感じています。

バスケ町中華部の活動はMintoのオアシス

仕事をする上で大切にしていることを教えてください

プレイヤーであってもマネージャーであっても“目的意識”は仕事をする上で非常に大切だと考えています。KGIと言い換えても良いですね。
まず自分の中でそのKGIをどこに設定しておくかが非常に重要で、ここで言うKGIは人事評価のために設定するKGIとは別でも良いです。

僕の場合は、人事評価のためのKGIは当然「クライアントグループの目標予算の達成」です。
一方でFY24上期に僕の中で勝手に設定していたKGIはCS本部(クライアントグループの一つ上の階層)の予算達成です。

なぜなら、MintoはスタートアップとしてIPOを目指していて、CS本部はMintoが抱える3つの事業の中でも屋台骨、つまり数字で会社を支える本部でなければならないと思っているからです。
そして例えば、「新しい領域のクリエイターと新しい企画をつくる」とかはMintoのミッションと重ね合わせると大切ですが、僕のポジションからするとKPIです。

もっと細かい話をするなら「綺麗な提案書をつくる」「分かり易いレポートをつくる」とかは提案の受注確度をあげたり案件継続をさせるためのKPIです。
僕にとって最も重要なのはCS本部の予算達成であり、そのKPIとして自分がマネジメントしているクライアントグループの予算達成を考えていました。
目的意識を常に持っていれば、やるべきことの優先順位も見えて来ますし、既存の業務だけで十分なのか?と考え新しい動きを起こす意識も持てます。
分かっていても、忘れてしまいがちな人も多いと思うので、是非チームのメンバーも他のチームの人達も改めて考えて貰えると嬉しいです。

最後に一言、お願いします

自分の実力に自信がある人、もっともっとチャレンジしたい人、「クリエイター×〇〇」で新しい何かを生み出したい人は、ぜひMintoの選考に応募して欲しいです!
そこで、皆さんにとってMintoは挑戦しがいのある会社なのか、何かを実現できる場所なのかを確認するために、是非質問をぶつけていただけると嬉しいです。
僕が面談相手だったら、全力で応えさせていただきます!


Mintoでは、様々なポジションで採用活動を絶賛実施中です。
ご興味ある方はぜひご一読、ご応募ください!

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