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「熱意」とか「初期衝動」とかに対してごめんなさいって気持ちになる事があるんですよ

10代の頃から
もっとちゃんと言うと
中学生の頃から
歌を歌う人になると
なんとなく思っていた
そしてそれが難しい事だなんてわかってたけど
でも絶対当時はちゃんとわかってなくて(正直今でわかってないけど笑)
それを「若気の至り」と一括りにされたら
あまりに残酷なんだが
とは言え
20代中盤以降には
俺より歌上手い人はいくらでもいる事
いわゆる才能がある人
人を惹きつける人
単純に上手い人
運の良い人
まあ挙げればキリがないが
そういう人たちが自分の考える以上にいるって事は
いくらバカやろうであったとしても
唐突に理解してしまうタイミングがある

そういったものから目を背けてきた気がする

でも、だからこそ今の自分がいる
それは絶対にそうだから
今までの全てを否定しようだなんて微塵も思わないけど

それでも今までの選択肢全てが大正解だった!なんて思えるわけもなく

人並みに後悔を感じる事もあるわけです

今の年齢で「メジャーデビュー!!」なんてまあ有り得ないし
メジャーデビューしたからって一生食っていける様な
甘い世界じゃない事もわかってる

都筑雅彦という人間と決別してまで
QLTONEというバンドを継続している事に
自分の中で矛盾を感じる事もあります

なんでこの答えに至ったのか
ずっと考えていたんだけど

「エバーグリーン」という曲を書き上げた時に
あーたぶんきっとそういう事だったのかなあ
と自分の中で腑に落ちた事がありました

エバーグリーンは不朽という意味で

この曲の歌詞は一見いわゆる青春の時期を
まさに今過ごしている人たちをテーマに進んでいくんですが
実はほぼ自分の思いとか願いとかで構成されています

一番色濃く出てるのは2番のサビ部分
「情熱のあかりを灯すからいつまでもそばにいてエバーグリーン」
「理不尽が行手を阻む時もう一度微笑んでエバーグリーン」
この二節です

この年になると、いや、もしかしたら俺だけかもしれないけど
「熱意」とか「初期衝動」とかに対して
「ごめんなさい」って気持ちになる事があるんですよ

寝ても覚めてもギターを触って、曲なんて一瞬で出来たあの頃とか
どんな障壁が目の前に現れても、そんなん屁でもねえって思えていたあの頃とか

そういったものに対して「今こんなに情けなくてごめんなさい」って気持ちになる事があるんです

音楽ってものに肯定されたくて音楽を作り続ける
なんという負のスパイラル....
きっと辞めたほうが人生楽しいんだろうなと思います笑

それでもエバーグリーンにそばにいて欲しいし、微笑んでいて欲しい

そう思ってしまうから
そう思えてしまうから
まだやってるんだと思います

どうかエバーグリーンが鳴り止みません様に

そう願うばかりです


あなたのエバーグリーンでありたい

なんて臭いセリフなんでしょうか....
だとしても、そう思ってしまうから

もうしょうがないね


今俺が出せる最大級のエバーグリーン

どうか受け取ってください

ワンマンライブで!

よろしくさんです


これからも
よろしくさんです




コロナのばーかばーかばーーーーーか
ばかばかばーーーーーーーーーーーーーーか

ふうスッキリ


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