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2023.03.21

最近、『プロ意識に欠けている』『それではデビューなんかできない、できても続かない』という喝を入れて頂きました。
その方は『四宮薬子をデビューさせるには』みたいなことをご友人と話しあってくださったらしいです。
その時はちょっと笑ってしまいましたが、それだけ私のことを真剣に考えてくださる方がいることにまずは感謝したいです。私の本気度を汲み、厳しくも適確なアドバイスを下さり、いつもありがとうございます。
その際に『もしかして環境が悪いのではないか』というお話をしていただきました。
環境というのは『時間がなくて小説が書けない』とか、そういう物理的なものではなく、『私の本気度や、やる気を削ぐような人物、物事に関わっているのでは?』ということでした。
これは本当に当たっていて、実は結構以前から私も悩んでいたことでした。
同じ公募者でも『賞を取れればいいや』という方や『デビューして一冊、二冊出せれば良い』という方、『作家にはなりたいけれど、今の仕事を辞めるつもりはない方』などさまざまな作家の目指し方、目標の達成の仕方があり、それぞれのやり方も違います。
私は何度も言っているように『デビューし、専業作家として生計を立てていきたい』という目標があります。『できればなりたい』というものではありません。『必ずなる』と決めています。
なので、やはり『できればなりたい』という方とは熱量の差があり、プロットや本文の下読みをしていても、そこの齟齬が大きくなってしまうということがあるのです。
ずっと前からものすごくそこの差に悩んでいました。プロットや本文の下読みのコメントは熱量の差があったとしても、ほとんどの皆さんが一生懸命読み込み、コメントを書き込んでくださるので、その齟齬は感じないのですが、お話をすると一発でわかります。
それで結局、疲弊をしてしまい、そのリカバリーに時間を掛けてしまうということが多く発生していました。けれど疲弊してでも、自分の客観視能力に自信がない私は他人の目から見てキャラクターやストーリーのおかしな点や、面白さを感じない点などを教えていただきたくて、『他人に頼る』という方法をとっていました。できるだけ不特定多数の方の力を借りて。(主にフォロワーさんですが)
しかし結局、それを一人でできるようにならなければ到底、デビューなどできず、作家として続けていけないことでしょう。完璧にできなくとも、一定のレベルでなければ、デビューなんて無理です。
また『やる気を削ぐような人物を自ら集めているのかもしれない』『SNS運用の仕方から見直すべき』という指摘もいただきました。それは本当にその通りだな、と思い、いらないアカウントを二つほど削除し、本アカウントのツイートも全て消しました。(まあこれは数ヶ月に一度、スッキリするためにやっていることでもあります)

何が正解かはわかりませんが、作家は孤独な生き物だと感じました。
群れれば、その群れ以上の何かにはなれないでしょう。けれども、適切な距離感を保ち、わからないことをアドバイスしあい、切磋琢磨をすることも必要で、けれども馴れ合いにはなってはいけなくて、厳しいことを言うからこそ、礼儀はきちんとわきまえて……。
作家でも、公募をしている方でも結果を出している方のSNSを拝見すると、もくもくと作品だけをあげていたり、自分の単行本の宣伝をしていたり、余計なことをしていない、という印象を受けました。
それとやはり自分と同じ熱量の方を見つけて、その方たちと積極的に関わっていかなければいけないな、とも思います。けれどもそれも私の甘い考えが出ているのかもしれません。
結局は人付き合いの話になってしまうのですが、本当に難しいです。私はまだ一人でやっていく、という決心が今はつきません。誰かの協力を仰ぎたいですし、頼られたら全力で誰かの助けになりたいです。けれども、熱量に差があると、相手も私も疲弊してしまいます。
本当に難しいです。例え目標が違ったとしても、みんな本気で、真面目に真摯に創作や作品に取り組んでいるのに、どうしてこんな差が生まれるんだろうなあ。みんな、みんな、一生懸命なのになあ。
やっぱり特定の人との付き合いに絞って、肝心なところは一人でやっていくしかないのかなあ。
あぁ、本当に難しいなあ。

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