見出し画像

30年と1日目

20歳になった頃に父親が懇意にしてる新横浜の高級クラブに連れていってもらったことがあります。
その時にママさんが
「人生は30歳からでもやり直せる」と話していた事をふと思い出しました。
当時は「まだまだ先の話」と思っていたし、20代のうちに道筋くらいは出来ると思ってました。
でも気がついたら30歳で、おそらく僕の人生において最大のチャレンジを迎えようとしているのですから人生は面白いです。

好きなアーティストのMOROHAさんに「革命」という楽曲があって、イントロ中に「乾杯〜」から入る語りがアルバムごとに更新されるんです。
最初は26歳だったのが少しずつ歳を重ねていつしか30歳になるんですけど、その時々の自分を曲にリンクさせながら聴くことで楽曲の世界観に入り込みます。30歳の自分がこの曲をどう感じるかが些細な楽しみでした。
https://youtu.be/3KveaY7elkU

とうとう30代です。残された時間と資源の少なさを意識せざるを得ません。それでも毎日ちょっとしたことを積み上げてきたお陰で、10代や20代前半の自分よりも「今の自分」を好きでいられます。
40代になっても「今の自分が最高だ」と思える時間を過ごして行けたらなと思うのです。


10代の10年ひたすら柔道に打ち込んでみたものの、結果を残せないばかりか周囲に迷惑を掛けてました。特別悪いことをしてた訳ではありませんが良くも悪くも視野の狭い人間で、あまり進歩出来なかった期間でした。
そんな期間だったからこそ、ハードな練習や面倒な人間関係から逃げなかったのかもしれません。
今の自分からでも褒めてあげれる唯一の事です。
辛かったけどあの時間は必要でした。

20代の前半は社会(世の中)に叩きのめされて、半ばくらいでようやく自分を理解して、最後に自分の居場所を見つけられたような気がします。
10代の頃とは違って「逃げる」選択もしてきたので、紆余曲折してブレブレだったかもしれません。それでも最後は「心の声」に従って格闘技を選べたのだから良かったです。

ジャネーの法則によると時間の心理的長さは年齢と反比例しながらどんどん短く感じるようになるらしいです。より時間の流れを短く感じるようになっていく中で、どれだけ成長出来るか自分との勝負です。
20代とは違う苦労がきっとあるし、失敗もあるかもしれません。
だからと言って守りに入らず、攻めて、時には失敗して、経験することでしか前に進めないし成長出来ないのでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?