自信よりも覚悟の方が大事

次の試合が近くなってきました。前回負けているので、真価が問われる試合になると自分で勝手に思っています。
フューチャーキングトーナメントの反省点を踏まえた上で、3ヶ月間いろいろと考えながらやってきました。あとは試合までにコンディションを仕上げていく作業が大切です。

前回の反省点の1つが今回のテーマに繋がっています。
要は「覚悟を決める」「腹をくくる」ことが出来るかどうかです。

自信を追っていた学生時代

話は遡って学生時代。僕は無理に「自信」を持とうとしていたと思います。自分で言うのも可笑しいですが、柔道はそこそこ強い方だったはずです。ただし練習中限定で。練習中ならそこそこ強い同階級の選手も投げていたし、1つ上の階級くらいならなんとかなると感じていました。でも試合になると思うように身体を動かせない。酷いときは練習中ボコボコ投げている後輩にも練習試合で負けてしまう。
当時の僕は、この「試合で動けない問題」の原因は「自信の無さ」だと思っていました。そして練習をいくら積み重ねたところで解決出来ませんでした。練習は練習でしかありません。

この問題を解決するきっかけは意外な場面でやってきました。大学3年の冬に出場した体育系学生大会という出場選手が限定されている全国規模の大会での1回戦でした。この当時、僕は肩の怪我で十分な練習が出来ずモチベーションが低い状態で試合に挑んでました。
でも1回戦の相手が僕と同じ都内の高校出身で、さらにその高校がライバル校的な位置づけのだったこともあり自分の中で勝手に「この選手には勝ちたいな」と欲が出ました。
しかし肩の怪我はいつ再発するか分からない。だったら前半で決めるつもりで攻めていこうと「覚悟」を決めて試合をしたところ、なんとか勝つことが出来たのです。この時の感覚を後に「覚悟」だと理解できるようになりました。

僕は試合をコンスタントにやっていると「結果」に意識が向いてしまう悪い癖があるります。目の前の相手や自分のパフォーマンスに意識を向けることで良い結果に繋がるのだと、少しずつ理解してきました。それでも勝てないときは相手の方が強かっただけですからね。
あくまでも僕の経験であって、僕の場合です。負け知らず、怖いもの知らずのメンタルも存在すると思っています。

結局のところ、目的は
「ベストパフォーマンスを発揮して、観てくれる人が楽しめる試合をする」
これに尽きます。前回のように判定になるような試合だけはしたくないです。ここから1ヶ月頑張ります。

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