Qranoko Community β版リリース

初めまして。YakuHanJPなどを開発しているデザイナーのクラクです。2017年9月末から、夫婦で「クラのこ」という屋号を立てWeb制作の仕事を営んでいます。

そんな僕たちの新たな取り組みの1つとして、この度、Webデザイナー・フロントエンドエンジニア専用の招待制コミュニティ「Qranoko Community β」をTwistで作りました。

Qranoko Community β

土曜の夜にLPを公開しTwitterでつぶやいたところ、初日で50人、一週間で約90人ものクリエイターの方々に参加いただけました。10人くらいで話せればいいかなと思っていたので、本当に驚きです。ありがとうございます！

作った理由

ありがたいことに「クラのこ」は創業以来忙しいのですが、仕事のことを相談できる同僚が夫婦以外にいません。黙々と作業していて、それが非効率だと気づけない場面もあります。

会社勤めしていた頃は、同僚と「今どきそのやり方古いのでこうした方がいいですよ」と指摘し合えていました。先生と生徒ではなく全員が並列な感じ。気心知れた仲間の客観的な視点って大事ですね...。

どこかのクリエイターコミュニティに参加したいとは思いつつも、顔見知り以外とのリアルコミュニケーションが好きではないという自分の性格は変えられません。SNSでやりとりしたい。

Twitterはクリエイターが多くて好きなんですが、基本的にパブリックなのでクライアントに気を使ってエアーな困っている発言をしづらい。特に直近の内容と被りそうな思いつきは投稿を避けます。

そこで、クローズドなSNSで顔見知りのグループを作ればいいんじゃないかと考えました。ツールの第一候補はSlackだったのですが、複数の話題を個別に掘り下げていくのが難しい問題があります。なので、そこを解決できそうな機能を持ったTwistを試してみることにしました。

Twistとは

簡単に言うと、Twist（ツイスト）はSlackみたいなUIのSNSで、チャンネルの中にスレッドを立てられるのが大きな特徴です。開発はTodistを作っているDoist。個人的には、各チャンネルがGitHubリポジトリで、スレッドが Issueみたいだなと感じています。

実際に使ってみると、Slackだと流れてしまいがちな複数の話がスレッドでまとまっていて見やすい！スレッドに興味を持ったメンバー同士が特定の話題について掘り下げることができています。

ただ、Twistはフリープランだと直近1か月の書き込みしか閲覧・検索できないので、コミュニティはβ版としています。利用状況によって運用方法を変えていくつもりです。

理想のかたち

Qranoko Community βを作るときに、夫婦で「こういうコミュニティがいっぱい増えるといいね」と話していました。僕たちの活動を見て「いいね！仲間内でも似たようなことやろう」と思ってもらいたい。

真の目的としては、クリエイターのクローズドなコミュニティが増えてほしいというところです。今回作ってみて、クリエイターが限られたメンバー同士で話せる場を持つことはやはり有用だと感じました。

クリエイター同士で話すと、情報が的確で100倍早く解決できたりします。

大勢の前で「この中にお医者様はいませんか？」と投げかけるより、医者の集まりで「治した経験がある方はいませんか？」と聞く方が早そうだと想像できますが、クリエイターに関しても同じことが言えます。

閲覧者が限られているので、困っていると言い出しやすいのも良い点です。

まだ始まったばかりなので大層なことは言えませんが「相談できる場が少ない」という悩みを持ったクリエイターは自分たちを含め予想以上に多かったので、コミュニティを大事にしていけたらと考えています。