お見合いゴング 第4話 とれーにんぐ♡
都内某プロレス道場
母「陽子!もう帰りましょ、なんであなたがプロレスなんかしなくちゃならないの!」
陽子「お母さん、私もう決めたの、ホワイトさんと一緒にプロレスやるって」
ホワイト「これからトレーニングするんだぜ、部外者は出て行って欲しいぜ!」
母「変態は黙っててください!」
ホワイト「こいつムカつくぜ、目つぶしするぜ!」
陽子「やめてホワイトさん、お母さんには手を出さないって約束したでしょ」
ホワイト「お母さんとかそんなの関係ないぜ、俺は誰にでも目つぶしするんだぜ!」
母「ほんと最低の人ね」
陽子「そ、そうだお母さん!せっかく来たんだし、今日は私達の練習風景を見ていってよ、そうすれば私がどれだけ真剣に取り組んでるか分かるから!ね?」
母「、、、、」
ホワイト「、、片目だけやるぜ」
陽子「だめよホワイトさん、あんまりしつこいとレインボーアタックやるよ」
ホワイト「うぅっ、、悪かったぜ、もうやらないぜ、レインボーは怖いぜ」
陽子「さ、トレーニングしましょ!トレーニングっ♪」
ホワイト「いいぜ、まずはコーナーポストに登るところから始めるぜ」
陽子「えっと~、こうですか?」
ホワイト「違うぜ、もっと早く登るんだぜ!そして登ったらそこで5カウント、、」
母「それ教えるの!?例の反則負けの!」
ホワイト「当たり前だぜ!これしか教えないぜ!」
陽子「教えないぜ!」
母「マネするのやめなさい陽子ー!」
ホワイト「次の試合はまだ相手が決まってないけど、誰が来ようと俺達二人はダブル反則負けを見せてやるぜ!」
陽子「やるぜ!」
母「何がしたいのあなた達!これ以上ヘンな事しないで!陽子!目を覚まして!陽子!」
そして、、、
試合の日はやってきた
実況「注目の一戦!本日はマスクドホワイト大崎陽子組 対 X の試合をここ代々木第一体育館からお伝えして参ります!」
解説「まもなく選手入場してきますけど、このXっていったい誰なんですかね?」
実況「我々にも知らされてないですからね、気になり、、おっ!曲が流れだしましたね、、入場曲、、この曲は、、」
解説「美空ひばりの「川の流れのように」ですね」
実況「シブい!これはシブい!いったい誰が入場して来るんでしょうかー!」
解説「あっ!」
実況「あぁーっ!お母さん、お母さんだぁー!大崎陽子のお母さんが入場して来ましたー!!」
解説「どうやら対戦相手はお母さんのようですね」
続く
ぺぺろんろん! サポートして頂けたら、嬉し恥ずかし喜びぺぺろん! はやく立派なぺぺろんちーのになりたいです、よろしくお願いします