基本情報辞めて2か月で応用情報に合格した話

2021年4月受験で、応用情報技術者試験(以下、応用情報)の受験をしてきました。当初は基本情報技術者試験を受験しようと思いましたが、どのみち応用情報受ける予定だったので、応用情報を受験しました。
結果、応用情報の方が対策しやすいし、文系からしたら簡単でした。
今回は文系ノンITが最短2か月で合格するための勉強法を整理しました。これから勉強のため、仕事のためと受験する方の参考になると嬉しいです!

自分がやったことというより、あくまでもう1回受けるならどう勉強するかを書いてみました。たぶんIT系の方々は難なく受かる試験かもしれませんが、IT素人の文系は入り口で結構手こずるので是非読んでみてください。

読むと分かること

〇どうやったら最短で応用情報に合格できるか
〇どの参考書が良いか、どれくらいやれば良いのか

スペック

国立文系、地頭(高校偏差値)=50弱。1年前にITコンサルに転職しましたが、それまでITはノータッチ人生。仕事で試験範囲の知識は全くつかなかったです。

戦略

前回の簿記の時と同じく、試験はどこで何点取るかの戦略が全てです。
苦手な所勉強しても数点しか伸びないので、得意な分野で点数を稼ぎます。
その観点だと、文系IT未経験だと下記戦略が最も効率的な得点配分です。

① 勉強・得点の優先度は、ストラテジ→マネジメント→テクノロジ
② 午後は国語の問題なので安心して午前対策に集中する

応用情報とは、システムに関する「暗記」と「国語」の試験です。
午前はシステムに関する単語・意味を暗記しているか、午後は素早くシステムに関する文章を読解できるかの試験です。そして早く読解できるかどうかは午前の単語を覚えているかで決まります。つまり、午前問題の対策が全てです。

そのため試験勉強上のやることは以下3つになります。

タスク#1:過去問をひたすら解いて、単語を暗記する
タスク#2:午後は問題集でシステムに関する文章を素早く読んで理解する
タスク#3:テクノロジ系は難しいから捨てて良い

これにより、まず午前を安定した得点で通過できます。
そして午前で得点できるということは、読む練習さえ積んでおけば午後も問題なく対応できます。

具体的な勉強のtips

試験勉強で最も重要なのは、効率よく勉強することです。
そしてそれは、必要最低限の参考書・問題集だけに限って勉強することです。様々な情報・口コミがあってどれが正解か分からず不安だと思います。でも、最初に決めたらそれ以外の参考書は見ないようにしましょう。迷う時間・やり直す時間が最も避けるべきものです。(この記事で紹介している本は絶対ではありませんが、応用情報で買う必要があるのはテキストと午後対策用の問題集の2冊であることは断言できます。)

スケジュール

勉強期間を4分割します。勉強期間が2か月だと1つ2週間のイメージで進めます。
前半戦①:テキストで基礎知識+過去問で午前対策(
前半戦②:過去問で午前対策(過去問道場)
後半戦①:問題集で午後対策
後半戦②:過去問で午前対策

前半戦①:テキストで基礎知識
まずはテキストで試験に関係する考え方や単語をインプットします。何はともあれ、最初はテキスト見ないとノンITからしたら別次元の話なので単語暗記の効率が下がります。
この時点で無理に単語を覚えなくていいです。本格的に覚えるのは前半戦②以降です。この後過去問を回す中で自然と定着していくので、ここで頭に入ってこなくても焦らずで大丈夫です。しっかりと考え方やどんな分野の勉強が必要なのか理解しておいてください。
テキストだけだと表面上のことしか書いてないので、興味がある範囲はググって調べてみるのも良いです。応用情報は深く知れば知るほど面白い世界だと思います。
またこの時数問で良いので各分野ごとにテキスト読んだ後に午前の過去問を見ておきます。早い段階で過去問を見ることでどのレベルで理解が必要かイメージします。

前半戦②:過去問をやり尽くす(目安:2,000問)
ここが最も大事なパートで、全集中で過去問を解きます。8年分をひたすら覚えるまで繰り返します。
1回目は知ってる知らないを判定するだけ。
2回目以降は間違えた問題に絞って繰り返し解いていきます。
反射的に解けるようになるまで繰り返しとくことで、自然と記憶に定着していきます。また何回解いても間違える問題が特定され、苦手分野を明確にして効率的に覚えていきます。

後半戦①:問題集で午後対策
ここで午後対策のため問題集に着手します。
戦略で書いた通り国語の問題だと割り切って、3回を目安に問題集を読みます。午前対策と同じように、間違えた問題だけ繰り返し解けるまで行います。
文系が選択すべき大問は、問2(経営戦略)、問9(プロジェクトマネジメント)、問10(サービスマネジメント)、問11(システム監査)です。
他の問題は文系として午後問題のレベルで習得するハードルが高く、ビジネス上でも必要になる場面は少ないです。

後半戦②:過去問をやり込む(目安:1,000問)
最後に過去問道場で過去問をやり込みます。8年分を一通り解いて、間違えた問題に絞って繰り返し覚えるまで繰り返し解いていきます。

使用教材

※どんなことがあっても、マックス2冊で十分です。特に午前の過去問は絶対に買わなくて良いと言えるくらい、過去問道場さんのクオリティが高いです。

テキスト:

午前対策用の過去問:
https://www.ap-siken.com/apkakomon.php

午後対策用の問題集:

コスパ

受験料:7,500円
参考書:7,500円くらい
メルカリ売却:3,000円くらい
合計:12,000円+カフェ代とか

まぁ1万ちょっとで取得できるなら高くはないかなぁとは思います。
応用情報取ると、だいたいシステム周りの知識は問題なくつくので、そこから得意分野伸ばしていったり、ほかの領域の勉強にシフトしたり。可能性の広がる資格だと思います。これからの時代、持っておいて損はない資格・知識です。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

応用情報も資格取って終わり、というより、自分の会社のシステムってどんな仕組みだとか、はやりのDXツールってどうなっているとか、システムに関する話題のベースとなる知識が身につくため、非常に役に立つ資格だと思います。

世の中はDXブームですし今後どんな領域で仕事していくにしても、システム系の知識は必須になるので、是非この機会に挑戦してみてください。

それではまた次の記事で!

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