私が山梨に移住して起業した理由
初カキコ…ども…
タイトルの通り、私が山梨に移住して起業した理由について紹介します。
その前に初めてのnoteなので、自己紹介含め、なぜこんなことを書こうと思ったのかも最初に説明させてください。
前書き
簡単な自己紹介
山梨県で2023年1月から、株式会社Qooxという名前で会社を始めました。
社会人1年目で不動産ベンチャー、インドネシアベンチャーを経て、社会人2年目でGMO NIKKOに入社。
そして運良くGoogleに受かってしまったので、2019年からGoogleで広告の営業をしていました。
これまでの経歴を話すと長くなるので割愛しますが、初めてパソコンを触った小学生の頃からインターネット大好き人間でした。
なぜnoteを始めたのか
実は元々「にしかた.net」というブログをやってたのですが、ドメインやサーバーの更新忘れたり、半年何も更新しなかったりと、運営が面倒だったので2022年の6月頃に閉鎖しました。
元々、思ったことや、もっと色々な人に知って欲しいこと、自分が忘れたくないことを、思い立った時に書き留めておく場所は求めていて、
ブログ(にしかた.net)だと色々面倒なので、noteを使うことにしました。
更新頻度とか、内容はバラバラになると思います。(noteに切り替えよう、と決意してから既に1年以上経っています・・・)
なぜ起業した理由を書こうと思ったか
起業してから「なんで起業したんですか」とか、「なんでGoogleやめたんですか」と聞かれることが増えたのですが、
聞かれるシーンや人によってバラバラな回答をしていて、時たま「あれ、なんで自分って起業したんだっけ??」となってしまうことがありました。
その中で、「少なくとも自分の中ではブレないようにしておこう」「もっとハッキリ言えるようにしよう」と思ったので、半分自分のために、なぜ企業をしたのかをまとめることにしました。
Googleの退職エントリーではないので悪しからず。
私が山梨で起業した理由
情報格差をなくしたい
私が実現したいことは、情報格差をなくすことです。
(このnoteも、最初はムニャムニャあーだこーだ書いてしまっていたので、端的に言い切りました)
動画プラットフォームやSNSの普及、生成AIの登場などによって情報の民主化は以前よりも進んだと思います。
ただ個人的にはまだまだ足りていないと思っていて、暴利的なビジネスや詐欺的な行為は世の中に溢れかえっています。
あえての揚げ足取りですが、Googleのミッションである「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすること」には、
「アクセスしないと使えない」「分からないことを分からない人には使えない」という欠陥があります。
かといって私にはGoogleを超えるアイディアは持ち合わせていませんし、この問題を解決するための具体的な方法もまだ思いついていません。
ただ私の気持ちとしては、暴利なビジネスで儲けている人たちを駆逐したいと考えています。
この問題を解決する「手段」は、結構ブレてしまうのですが(これまでもブレてきました)やりたいことは「情報格差をなくすことです。
少なくとも自分が関わる人をハッピーにしたい
「幸せ」と日本語で書くと重いので、あえてポップ感の出るハッピーという表現にしたのですが、
本当はもっと軽くて、SNSの「いいね!」くらいを、少なくとも自分と関わる人には提供したいと思っています。
会社員の時、Googleに在籍している時でさえ「これは本当に人の役に立っているのだろうか」と自問することがありました。
多分、なんやかんや回り回って役に立ってるんでしょうけど、
せっかく自分の時間を削って働くんだったら、回り回ってじゃなくて、今、目の前にいる人をハッピーな気持ちにさせたいと思っています。
結果的に山梨が盛り上がればOK
私は山梨に縁もゆかりもありません。
実家が相模原でなので、すぐに道志村に行けるくらいで、親戚もいなければ友達もいません。
豊かな自然に囲まれ、(鹿は出るけど)とても住みやすくて、移住して良かったと思っています。
移住前からよく山梨に来てたので、人より山梨は好きだと言えます。
しかし「山梨をもっと盛り上げたい」という気持ちはありつつ、それは目的にはしていません。
山梨を盛り上げるために移住して起業したのではなく、情報格差をなくしたいから起業して、結果的に山梨盛り上がったらいいじゃん、くらいです。
もちろん、山梨の企業との取引が増えたら嬉しいですが、一番の優先事項ではありません。
起業のキッカケ
Googleに飽きた
元々「情報格差をなくしたい」と思う前に、「不誠実なことはしたくない」と思っていました。
誠実・不誠実の定義は人によって様々ですが、少なくとも自分は正直者でいたいと思っています。
我ながらアホだなと思う、Googleでの私の正直者エピソードを2つ紹介します。
(入社前)Googleの面接時に「Googleに入ってやりたいことは?」と聞かれ、「特にないです」と答えた
(入社後)Googleの営業なのに、気づいたらMetaを推してた
これくらい普段から正直に向き合っていたので、「不誠実なことはしない」「少なくとも自分が関わる人をハッピーに」欲は満たされていた状態でした。
しかし段々と「不誠実なことをしない」という自分へのルールが、「情報格差をなくす」という広い目標に変わっていく中で、
ちょっとGoogleだと窮屈だな、と思い始めるようになりました。
Google以外の他の良い選択肢があっても、職務上Googleしか推せないというのが窮屈で、次第に飽きを感じるようになりました。
元々飽きたら、起業しようと思っていた
Googleは素晴らしい会社でした。
決して前々職のGMO NIKKOが悪かった、と言いたいわけではなく、主観的にも客観的にも、福利厚生も手厚く、給与も高いGoogleが働きやすい会社なのは自明の理だと思います。
だからこそ、入社することになった時から、「これで辞めたくなったら自分で事業をやろう」と思っていました。
良い会社で働いても自分の欲求が満たせないなら、会社じゃなくて自分に問題がある。会社にあわせて自分が変わるなら、自分に合った会社を作る。という思考回路です。
なので「自分で事業をするためにGoogleを辞めた」ではなく、「飽きたから、遂に自分と向き合うか」という感じです。
私が今やってること
「実現したいこと」はずっと変わっていないのですが、その手段やアイディアはコロコロ変わってます。
現時点では食っていくためにも、これまでの知識やスキルを活かしてデジタルマーケティングの支援やツール開発が中心です。
加えて今取り組んでいること、これからやろうとしていることとして、
学習サービス開発
サイト制作(山梨向け)
の2つがあります。
今やってることも、これからやろうとしていることも、どちらも破格で提供(予定)しています。
「なんだよ、ただの安売りかよ」って思うかもしれませんが、安さを売りにしているわけではなく、業界の定価を再定義したいという気持ちです。
私がこれまで従事してきた「デジタルマーケティング」という分野は、情報が溢れかえり、機械による自動化が進んでいるため、提供しているサービスの価値は下がっているはずです。
にも関わらず価格は変わらないまま、というのはおかしいと思っています。(物価高とか、円安とか、色々あると思いますが)
とりあえず自分の得意分野からチャレンジをしていますが、1年後にはやっていることは変わっているかもしれません
これで3度目ですが、手段は変わっても実現したいことは変わりません。
情報格差をなくすこと
少なくとも自分と関わる人をハッピーにすること
結果的に山梨県が盛り上がれば嬉しい
なので、「パソコン教室の先生」というのも選択肢の1つだと思っています。
最後に
今やってること、これからやりたいことは、てんで新しいビジネスモデルと呼べる代物ではありませんが、個人的には新しい挑戦として、胸を張って取り組んでいます。
起業する前は「新しいビジネスモデルを考えないといけない」「新しい・面白いアイディアがないと起業してはいけない」みたいな固定観念がありましたが、
創業して半年経ち、全然そんなこと考える必要なかったなと思います。
ビジネスモデルやアイディアは手段であって、大事にすべきは自分の実現したいことだなと、今では思っています。
自分ができる範囲で「少なくとも自分と関わる人をハッピーにしたい」という小さくとも大切な気持ちを忘れずに、地道に取り組んでいこうと思っています。
この気持ちを忘れずに、これからも頑張るぞ!
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