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マッサージに国境なんて無い

久しぶりのnoteです。

先日フィールドホッケーのシニアワールドカップにトレーナーブースを出店させてもらいました。

カテゴリーは60歳、65歳、70歳以上

フィールドを駆け回る選手の方々

年寄りと侮ることなかれ

皆さん俊敏な動きとゴール前の気迫は凄まじいもので、接触プレーで額から血を流しているプレーヤーまでいて、観戦しながらオリンピックさながらの高揚感。

そんな中で私たちは日本代表のサポートではなく、世界各国の方々がfreeで利用できる国際ブースを設置しました。
初日こそ利用者が少なかったものの、トータル10日間の連戦の中で少しでも疲労を取ろうと2日目から怒涛のご利用で、多い日は1日に90名近く利用してくださいました。

マッサージブースの案内

そんな経験をさせてもらい、今回感じたことは「マッサージに国境は無い」でした。

私の語学力は挨拶程度+ボディランゲージです。治療に関する専門用語なんてmuscleとかpainとかぐらいしか単語知らないし、そもそも英語も伝わらない選手にはそれすら伝えられません。

それでもベッド上で身体を委ねてもらうと、痛みが出ている部位の筋肉の張り具合や関節可動域は手を通して知ることが出来ます。

日本人でもアメリカ人でもケニア人でも、ドイツ人でも身体の構造は一緒。

治療の様子

もちろん言語はコミュニケーションを十分取れるに越したことはないですが、ことマッサージに関しては「身体と会話する」ことの方が大事であり、ベッド上には一つの身体があるのみ。

そこに国境なんてありません。

よく「海外でトレーナー活動をしたい」と学生から相談されることがありますが、その志を持ち続けるだけで大丈夫。後は巡り合った目の前の人をどう治療していけるか?

真摯にそこと向き合える人はフィールドが変わっても必ずうまく行きます。

私たちの仕事は容易く国境を越えていける。
いや、そもそも国境なんてものは無いと思えるほど自由が満ち溢れている仕事です。

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