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センスとは?

暫くぶりの記事になりました。

今日はセンスのお話。

私達治療家は見習いの頃、「治療のセンスがあるね〜」「力加減はセンスだからね〜」「同じやり方を教えてもセンスの有る無しで全然違うんだよね〜」なんて言われてきました。

もちろんみんなが患者さんのために一生懸命治療の練習をして、技術を身につけようとします。

それでも技術習得スピードに差が出て、顧客満足度に差が開いてしまうのはなぜ…⁇

先程の言葉を噛み砕いてみると、
「(手の当て方が俺好みで)治療のセンスがあるね〜」「(俺に合った)力加減はセンスだからね〜」「同じやり方を教えてセンスの有る無しで(俺の身体に合うかどうか)全然違うんだよね〜」
と言う事になります。

つまり、センスとは『言わなくても俺の好みわかってるじゃん』ってことです。

痒いところに手がと届く人がセンスが良い認定されます。

しかし、初対面の人の痒いところなんてわかりません。ましてやマッサージの強さや圧の掛け方の好みなんて分かりようがありません。

だから、五感をフルに使って相手の反応を伺います。
手で筋肉の質感や力の入り具合を感じ、目で体動や表情を感じ、耳で呼吸音や声を感じます。

つまり、自分主体ではなく患者さんをメインとして相手に興味をもち、最適解を導くことが『センス』なのです。

つまり、センスは最初から持っているものではなく、後から評価されるための後付け言葉です。

それじゃセンスがある、と言われるためには何が必要か?

それは、患者さんとの接触回数を増やして相手の痒いところを知ることです。
もちろん、1回目の治療でソコがわかるに越したことはないですが、3回も相手に興味を持って治療すれば相手の痒いところがわかってきます。

センスとは、相手の痒いところに手が届くことであり、後天的にでもセンスは磨かれます。

なので一回の治療で100%良くしようとするカリスマ治療家を目指すのではなく、3回通ってもらえる雰囲気作りと営業力がセンスを磨くコツではないかと思います。

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