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[創作]秋の竹輪は不味いぞよ! 第821幕

秋の 竹輪は 不味まずいぞよ!

再び 吹き荒れる 大風に

倭の 竹輪 食えと言う

それを信じた じいちゃん ばあちゃん

こぞって 食べるが 腹下す

最初に食べた 竹輪のせいで

体に溜まった 多量の アク

打ち勝つ力を 削ぎ落とす

秋に 食べる 倭の竹輪

とうとう 体が 悲鳴をあげて

木枯らし 吹いたら 倒れだす

じいちゃん ばあちゃん 倒れだす

喜ぶのは お代官様のみ

箪笥たんすにしまった 宝を 独り占め

フツヌシ様が 頑張って ナマズの尻尾を 要石かなめいしで 押さえ込む 

大きな揺れに ならぬよう 小さく たくさんの 揺れで 散らす

大きな隕石いんせき 飛んできて

大きな波で 流される

山に逃げて 一安心

水に沈んだ 家 車 仕事

海面高く 街は 海底うみぞこ

生きる手立てが なくなる

家族も 隣人も 他人も

いつしか 一緒に 協力し

みんな 一つの 家族となる

助け合って 生き延びる

いつしか みんなは 再び 縄文の心を 思い出す

隕石で 世界も変わる

倭に生まれた 縄文の心が 世界の 精神性の 柱となり 世界を救う

秋の 竹輪は 不味いぞよ!

食べるな 近寄るな 手を出すな

それが あなたを 守る ただ一つの道!

秋の竹輪は 尻から見れば ただの毒

見誤るならば 黄泉へ旅立つ

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では また次のnoteで お会いしましょう。



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