物事の否定は発想を閉ざす【思索】
人にはどうしても好き嫌いがある。
好きには理由はないし、嫌いにはなにかと理由を付けて拒否してしまうものだ。
しかしながら、ものを考えるときにおいてはとりあえず自分の中の好き嫌いを考慮しない方が発想の幅が広がる。
自分が好きだからといって、万人が好きだとは限らないことは言うまでもない。
自分にとって嫌いなことでも、なにか発想を得たい、思考の幅を広げたいという場合はそれを取り除かなければならない。
我を捨てる、とまではいかなくても全てを受け入れる姿勢が不可欠になる。
偏った考え方ではいつまでたっても発想の幅は広がらない。
『発想』というものは偏見をとっぱらい、どんな方法も否定しないことだ。
物事の大半はYes(好き)、No(嫌い)で判別できるが否定に対してみないふりをしていれば発想の50%は死ぬことになる。
そう思うと世界的損失だと理解できる。
自分の中の好き嫌いは、それはそれで大切なものなので大事に持っていればいいが、相手のことや物事を考えるとき、発想力を鍛えたいのならば、とりあえず否定しない所から始めてみると良いかもしれない。
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