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ブラッシュアップライフ8話/佐野洋子とバカリズム

「ブラッシュアップライフ」を8話まで見た。

初回から見ているが、とても面白いので、毎回ネタバレを回避・他人のレビューやつぶやきも見ないようにして、じっくり鑑賞。
最終回を見届けたら、番組公式SNSや一般視聴者の感想を見にいこうと思っていた。
そう、けっこう真剣にテレビドラマ見る派なんですねぇわたし。
毎クール、見ると決めたわずかな作品だけ。

ところがだ。
ツイッターを開いて、誰かのリツイートが目に入り、知ってしまった。録画を見るまえに、8話の急展開を。

そもそも考察系でもないし、最終的なオチ以外ならネタバレしてもダメージないかな、と油断したわたしも悪い(?)
今回の衝撃的な内容から、これって立派な考察系やん……
って、今頃わかった。
世間の人は初期からいろいろ考察していたのだろうか。情報回避してたのでそのへん不明だが、延々と見せられてきた膨大な量のガールズトークの内容、すべてがなにかの伏線なのかもしれないと思うと、迂闊だった自分に冷や汗が出る。
そんなよくわからない不穏な気持ちで、8話を見た。
良かった。やっぱり先入観なしで見たい回だった。悔しい。

そんなお気に入りのドラマなわけだが、これを見ていて思い出すのは、有名な絵本「100万回生きたねこ」だ。
人生(または猫生)を何度もやり直す、という共通点があるものの
ストーリーの着地点はきっと違うのだろうなと想像していたが、
……もしかしたら同じかもしれないと思い始めた。
佐野洋子とバカリズム、両者とも、この言い方がふさわしいかわからないが、「ほんとうに生きるということ」に迫った作品たちなのかも。

追記
8話で意外に心に残ったのが、三浦透子演じる人生8周目の後輩女子。
「ほんとうに生きるということ」を選ぶとき、人は無敵なのかもしれないが、それはしんどい事にも思える。そこで「ただただ、わかりきっている前世の自分をなぞることが楽しい」と言うキャラクターの存在が、地味ながらドラマに深みをもたらす。バカリズム天才としか言えない。


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