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『男の条件』を読んで

私自身、社会人になってからたくさんのことに挑戦してきました。
保育士からネイリストへ転職。
カナダ留学。
オーストラリアワーキングホリデー。
ネイルサロン開業。
26歳でここまで数多く挑戦をしてきた人は珍しいと思います。
周りから、その行動力やモチベーションの根源はなんなのか、聞かれることがよくあります。自分でもそれを言語化することが難しく、上手く答えることができませんでした。

しかし、この本を読んで腑に落ちました。
「社会に出てから、何かを始め、自発的に動くタイプの人にある共通点に気づいた。
それは幼い頃に何かしらの形で不自由な環境にいた人が多いということだ。
例えばそれは、親が厳しかったとか、家庭環境が複雑だったとか、家が貧乏だったとか。人によって状況は様々っではあるが、何不自由なく育った人より、少々きつい思いをした人の方が、社会に出てからの行動力が強い。」


私は、中1で両親が離婚し、母と姉弟と暮らしてきました。父親から養育費をもらえなかったため、母が子ども3人を養ってくれました。当然私たち子どもの負担も多く、高校生になると自分達でお金のやりくりをせざる終えませんでした。周りはまだまだ親からお金をもらって、部活動に励み、青春をしている中、私は毎日学校終わりにアルバイトに励む日々。大学は奨学金を借りて入学。入学金は半分、高校生の時に貯めた貯金で払いました。
私自身、学生時代やりたいことが思うようにできない歯痒い思いをしていました。

社会人になり、自分で使えるお金の幅が広がって、できることが増え、世界が変わりました。学生時代の悔しかった思いがあった分、その気持ちがバネになり行動力に繋がっています。

この本は、自分のことをより深く理解するきっかけをくれました。
出会えてよかったです。
本の題名は「男の条件」ですが、私にとって人生の生き方を教えてくれた一冊です。

男の条件 永松茂久

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