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QuTScloud|QNAPのOS"QTS"をベースにした仮想アプライアンスをクラウドに展開

QNAPは先日QuTScloudをリリースしました。

QuTScloudとは、QNAP NASのOSである「QTS」をベースにした仮想アプライアンスのことです。

定額制のライセンスを購入することで、パブリッククラウドの仮想アプライアンスとしてQTSを展開できるようになります。オンプレミスのハイパーバイザー上も展開可能です。

QuTScloudを展開すれば、NASをオフィスに設置せずともクラウド上で柔軟にデータの管理が行えるようになるわけです。

クラウド+QuTScloudで、
リモートワークでもスムーズに働けるIT環境を

社内のシステムにクラウドを導入することの代表的なメリットとして、以下が挙げられます。

IT・システム担当者サーバー監視やメンテナンスの手間を減らすことができる。専門性の高い仕事に注力できるようになる。

一般社員クラウド上に社用データがあるので、場所の制約を受けない。リモートワークに便利。

クラウドにQuTScloudをインストールした場合、上記に加えてこのようなメリットが追加されます。

1. SMB/CIFS、AFS、NFSなどのプロトコルでデータへアクセスできる

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Windows の [エクスプローラー] > [ネットワーク] や、Mac の [Finder] > [場所] に表示されるので、一般社員は社内で仕事をするのとと同じように簡単にデータへアクセスできます。

2. 「HybridMount」アプリを利用し、他のクラウドをマウント

対応済みクラウドストレージを「HybridMount」でマウントすれば、社内で利用されているクラウドストレージをQuTScloudで一元管理できます。

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データへのアクセスには「File Station」やモバイルアプリの「Qfile」が使えます。SMB、FTP、AFP、NFS、WebDAVプロトコルでのアクセスも可能です。

3. スナップショットに対応

複数世代のスナップショットファイルを簡単に作成。バックアップとリカバリを行うことができます。

4. QuTScloudストレージスペースを社員に割り当て

クラウドドライブを使用するのと同じように簡単にファイルを保存、バックアップ、共有できます。myQNAPcloud Linkサービスを使えばユニークドメインでQuTScloudに接続し、固定IPを必要とせずにデータへのアクセス、管理、共有を簡単に行うことができます。

5. 他にも便利なアプリが

QNAP NASユーザーにとっては馴染みのアプリがQuTScloudでもそのまま使えます。初めてQNAPに触れる人でも問題ありません。直感的に使えるので初心者にもやさしいです。

いくつか例を挙げますと…

特定のファイルをすばやく検索できる全文検索エンジン「Qsirch」や、ファイル管理を自動化する「Qfiling」、コンテナアプリのホストができる「Container Station」、最適化されたネットワーク帯域幅と安全なネットワーク接続を行う「プロキシサーバー」など。

QuTScloudで使えるアプリは下記ページをご覧ください。

クラウドのデメリット
「保存はしてるけど活用できてない」を防ぐ

クラウド上に多くのデータを保存してもそのデータを活用できる良いシステムがなければ宝の持ち腐れです。QuTScloudを活用すれば上記のようなソリューションをもってして社内データを最大限に活用できます。

詳細

QNAPの公式Webサイトでは、クラウド向け・ハイパーバイザー向けの2つのページを公開しています。各ページからライセンス購入に関する情報も確認していただけます。

・クラウド上でQuTScloud

・ハイパーバイザー上でQuTScloud

QuTScloudはお使いのクラウドによってインストールの手順が異なります。以下のページではQuTScloudの展開およびインストール方法を動画付きで公開しています。音声は英語ですが、日本語テキストをご用意していますので合わせて参考にしていただけたらと思います。

では!

世界有数のNASメーカー、QNAP株式会社の公式noteです。