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手紙を残してしまう理由

image by 
旅するイラストレーターこまつきょうこさん



幼稚園の頃の絵がいっぱいの手紙
シールがいっぱい入った手紙
小学校で授業中に回したであろう手紙
誕生日の手紙
中高大の友達や先輩、後輩からの手紙
彼からの手紙
家族からの手紙

小さなメモ用紙の手紙さえも未だに
手紙BOXにパンパンに入っている。

今まで整理して捨てようと思ったことはなく
頻繁に読み返すこともないのだが、
ずっと残したままにしている。
単純に人の手で書かれたものを捨てるのが
もったいないという気持ちもあるが、
他にもいくつか理由がある。



まず、幼い頃の手紙はとにかく癒しになる。
もちろんその頃手紙をくれた友達は
皆今どこにいて何をしているのか
全くわからない人ばかりだが、
幼いながらに一生懸命書いた
文字や絵を見ていると心が浄化される

それから、手紙を読見返すと
私を客観的に見ていた人達からの言葉を
読み取って、
自分を見つめ直すことができる。

例えば、
誕生日やお別れの手紙にはよく
私の良いところや、どんな性格なのか
書いてくれていたりする。
辛い時や、自分に自信がなくなった時、
自分がどんな長所を持っているのか
考えても考えてもわからなくなった時

手紙達がそっと励まして救ってくれる。

それから、
挫けそうな時や前に進もうとする時は、
先輩や先生など私のことを厳しい目でも
見てくださった人達の手紙を読む。
そこには私の弱点も書いてくださっていて、
私のどういう部分について
見つめ直さなければならないのか

改めて考えることができる。

今やメールやSNSで連絡を取り合える時代
ではあるが、手紙はとても好きだ。
書くことももらうことも両方好き。

何を書こうかなと
時間をかけて考えたり、下書きしたり
便箋や封筒を選んだりとやることが多い分
心に響くものがある。
どんなに短い文章でも、
ルーズリーフに書いたものでも、
それぞれの人の字や絵で書かれたものは
なんだか愛おしく感じる。

だから、これからも手紙という伝達方法を
ほんの少しの機会でも無くさず続けたいと
思う。

コロナ禍でメンタルが弱っている方々、
ふと手紙を読み返してみると
ちょっと元気になるかもしれません。
また、背中を押してくれるきっかけを
作ってくれるかもしれません。
もしくは、書きたいなぁと思う人に
手紙を書いて送ったりするのも
いいかもしれません。
よろしければ、お試しあれ。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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